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エジプトはウザくない!むしろ最高の国だった!
はじめに
はじめまして!無知の大学生と申します!
僕はヨーロッパとアメリカを3ヶ月間バックパッカーとして旅をしています。
今回は「エジプトは決してウザくない」というテーマについて述べたいと思います。
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これからエジプト旅行を予定している方、検討している方、興味がある方に有益な情報になれば嬉しいです!
エジプトは三大ウザい国
エジプトはインド、モロッコと共に世界三大ウザい国と呼ばれることがあり、YouTubeやブログの記事でもよく「本当にウザすぎて疲れた」や「もう二度と行きたくない国」と紹介されています。
しかし僕はエジプトを決してウザイ国だとは思いません。むしろ、人よし飯よし観光よしで、もう一度訪れたい国ナンバーワンと断言できます。
僕はカイロ4日間、アレクサンドリア2日間の計6日間エジプトに滞在しました。そこで出会った人はヨーロッパの国と比べても格段に親切で優しい印象でした。お店のスタッフもヨーロッパのようにテキトーにやっている人は少なく、むしろ向こうから積極的な助けてくれようとしてくれました。
愛想に関しても日本に近いものを感じました。
エジプトはウザいという先入観
エジプトが「ウザい」と言われてしまう理由のひとつはその先入観にあると思います。渡航前に友人やネットで「エジプトはウザイよ」という情報に接することで、エジプトで起きる全ての出来事を「ウザいフィルター」を通して解釈してしまう。そして精神的に疲弊を招くのだと思います。
ウザいと言われるポイントと誤解
たしかに、旅行中に「ここがウザいと指摘されるポイントだな」というのはありました。しかしその多くは誤解であるという風に思っています。
ここからは「ウザいと言われるポイント」と「それが誤解である理由」を述べていきます。
旅行前の皆さんの「エジプトウザイ」フィルターを取り払うことができれば嬉しいです!
※感じ方に個人差はあるので、「ウザい!」という気持ち自体は決して否定しません。これらは全て私見に基づくものであることをご承知ください。
客引き
特に市街地のタクシーやピラミッド付近のラクダ体験の勧誘をしつこく感じる場面があります。
中には断ってもしばらく着いてきたり、声を荒らげるおっちゃんもいたりします。
しかしながら、彼らも生計を立てるために、営業活動を行っているのであり、それは当然のものではないでしょうか。
また、ちゃんと断れば向こうも理解してくれる場合がほとんどです。「今はタクシー必要じゃないんだよね」「ラクダはまた後で乗るよ!」と伝えると引いてくれます。
他の記事で「20分以上も追いかけられた」と仰っている方もいましたが、極めてレアケースだと思います。向こうも時間を無駄にしたくないはずです。
かえってこちらも対抗したり、反抗的な態度を取ると、向こうも人間なので、ムキになって離してくれなかったりします。
大事なのは、こちらも笑顔で誠実な対応で断ることです。すると向こうも誠実に対応してくれます。
また全てに反応する必要はなく、基本は無視をするか、心が痛ければニコッとしてスルーするだけでも、問題は起こらないはずです。
客引きをされたら、「彼らも養う家族がいるんだな」という気持ちで対応しましょう。
ぼったくり
他の記事を見ていると、特にタクシーや個人店のぼったくりを見かけます。
しかしその殆どは確認を怠ったことや油断から生じているもののように感じます。
まずタクシーに関しては、絶対にウーバーを使いましょう。カイロやアレクサンドリアでは問題なくウーバーを使えます。
クレカで支払い登録しているのに現金に変えてくれと言われることや、料金とは別にチップを要求してくるドライバーもいるらしいですが、エジプトで計8回タクシーを利用しましたが、僕は一度も出くわしませんでした。
ポイントはウーバーがドライバーをマッチさせたときに、ドライバーの評価をみることです。基本☆4.9以上のドライバーであれば上記のような問題は起こりにくいです。トラブルを避けるために評価が低いドライバーとマッチしたら速やかにキャンセルするのもひとつの手だと思います。
個人店に関しても、僕も色々なお店を利用しましたが、一度もボラらることはなかったです。(そもそもメニュー表に料金が載っていない場所の利用は控えていました)
大事なのは、事前に料金を確認すること。心配であれば、電卓や翻訳機を使って念入りに確認しましょう。
物乞い
たしかにエジプトの物乞いはヨーロッパに比べるとややしつこいように感じます。
特に厄介なのは子供たちです。まだ小学生くらいの子供が「お金ないよ~」と断っても、ずーっと後ろを着いてきたりします。
しかし彼らもまた食べ物を得るために必死なのです。捉え方によっては「ウザい」のかもしれませんが、少し彼らの立場に立って考えてあげるだけで、心が落ち着くと思います。
おすすめなのは、近くの売店でお菓子を買ってあげることです。お菓子を渡してあげるだけで、笑顔で喜んでくれます。しかもたった30円くらいです。
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わずかな出費で、その子の一日が幾分か幸せになるのならこちらも本望です。
物乞いの子供に出会った際には、単に煩わしさを感じるのではなく、「頑張れよ!」と前向きな励ましの気持ちで些細な親切をしてみてはいかがでしょうか。
車
特にカイロの市街地の車通りは凄まじいものです。クラクションは鳴り止まず、朝から夜まで響き渡ります。また信号が少ないため、道路の反対側に行くのにその車道をすり抜けていかなければなりません。
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僕も最初にクラクションの大合奏を聞いた時は、「うるさすぎる!!」「そんなにイライラするなよ!」と思いました。
しかしこれも含めて「エジプトの文化」です。日本で見ることができない光景として、楽しむ姿勢を持てば心持ちが軽くなります。
また、クラクションは決してイライラの表現ではなく、むしろ事故を防ぐために鳴らしているものがほとんどです。
交通量が非常に多いため、車両が人混みのように密集している状態です。そこで周囲の車や通行人に「ここを通るよ!気をつけて!」という意味合いでクラクションを鳴らすのです。
中にはリズムを刻んでクラクションを鳴らしている人もいます。
そんなエジプトの日常を楽しむ気持ちを持って楽しむのがおすすめです。
声掛け
街を歩いていると、よく「ハロー!」「ニーハオ!」と声を掛けられます。
中高生くらいの歳の子はニヤニヤしながら声を掛けてくるので、最初はアジア人差別や客引きだと思っていました。
が、彼らは単純に「エジプトにようこそ!」と歓迎の意を込めて挨拶してくれているだけなので、「ハロー!」と返しましょう。
(ニーハオと言われるのはアイデンティティ的な意味で気持ちよくはないが、彼らに悪意はないので!)
エジプト人は陽気な人が多いため観光客がいると、声を掛けたくなるようです。またアジア人が珍しいため、僕たちを興味の対象として見ています。街を歩いていると、写真を求められたりすることも少なくありません(←有名人気分を味わえて、かえって嬉しい)。
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稀にからかわれている印象を受けたり、チップ目的の声掛けであることもありますが、一日も歩いて入れば徐々に見分けがつきます。
声掛けは基本的にエジプト人の好意ですので、前向きに受け取ってください!
おわりに
僕は、旅先としてのその国の魅力は「観光地」「食べ物」「人の良さ」「驚き・発見」で決まると思っています。そしてこれまで約20ヶ国を周りましたが、エジプトは全てにおいてトップクラスでした。
全良なエジプト人がいる一方で、もちろん騙そうとしてくる人も一定数存在します。しかしそれはどこの国でもあることですし、日本でも同じようなことは起きるものです。どこであっても注意が必要です。
エジプトを愛する者として、これからエジプト旅行をする方にはぜひ、「エジプトはウザい」という先入観を持たず、自分が触れたものを自分の価値観で受け止めていただきたいです!
あなたのエジプト旅行がいい思い出になることを祈ります!!