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偶然のできごとをステキって思える人間はステキだなって話。5月26日は皆既月食ですね。
こんばんは、はんぺんです。今日は短いです。
本日は24年ぶりのスーパームーンの皆既月食ですね。空を見上げるのが今から楽しみです。以下は詳細が載っている「国立天文台」のTwitterです。
【5月26日 #皆既月食】#国立天文台
— 国立天文台 (@prcnaoj) May 25, 2021
🌛詳細情報https://t.co/oImZCKH9Wm
🔭東京
月の出:18:38頃
部分食始まり:18:45頃
皆既食始まり:20:09頃
食の最大:20:19頃
皆既食終わり:20:28頃
部分食終わり:21:53頃
※位置:南東の低空
📺ライブ配信https://t.co/tmiUyZVEDnhttps://t.co/fl7VPdWUjf pic.twitter.com/uT72IHe1ge
今日は皆既月食の話のようでそうでもない話。
一 月食の仕組みと今昔。
そもそも月食とは何か?国立天文台は次のようにまとめている。
地球と月は太陽の光を反射して輝く天体です。地球にも太陽の光による影があり、太陽とは反対の方向に伸びています。この地球の影の中を月が通過することによって、月が暗くなったり、欠けたように見えたりする現象が「月食」です。
(国立天文台 月食の起こる仕組み より)
日本では古くは「蝕」(むしばむ)の字が使われていました。古くは『日本書紀』に「皇極天皇二年五月十六日 月蝕えたり」とあります。
平安の歌人「西行」も『山家集』にて
「忌むと言ひて 影に当らぬ 今宵しも破れて月見る 名や立ちぬらん」
(人々が“月蝕”を不吉なものだと言って(その)光に当たらないようにしている。(だが私はそんな)夜にはあえて無理にでも月を見る。悪い噂がたたなければ良いが。)
と読んでいます。このように昔は忌み避けられるものとした扱われていました。(西行さんには知的好奇心がくすぐられたのかもしれませんが…)
今日となっては理屈がわかっているから天体ショーとして楽しまれていますが、人間の心理というのはその理解がどれくらい広まっているかにより恐怖にも神秘的なこととも取られています。
二 偶然に揺れる心。
どちらにしても月が地球の影の中を通過しているという事実に変わりはありません。でも私たちは人が感動のために生み出したわけでもないその「たまたま」に心を躍らせ、「すてき」「きれい」と思いを馳せています。私はそう思える私たちの心もまた、等しく「すてき」だと思います。「ただ地球の影の中を通過して夕焼けと同じ原理で月が赤く見えるだけでしょ?」と言ってしまえばそれまでのものを楽しめるのは当たり前のようで考えてみると案外すごいことなのかもしれないですね。世の中そんな偶然の中で私たちは生きていると考えるとどこか暖かい気分になります。
今宵は月食が見れますように。
今回も見てくださりありがとうございました。
はんぺん。
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