大切な本63「科学のトリセツ」
苦手な「カガク」が面白い!
福岡ハカセの本を探しているときに同じ404の棚で出会った元村有希子さんの本。テレビを観ない(去年遂に捨てた💦)から、報道番組のコメンテーターなどを務められていることも知らなかった。
理系への苦手意識が強くて、4類の棚はいつも49以降の医学くらいしか足をとめていなかったけれど、福岡さんと元村さんのおかげで図書館に行っては4の棚にも立ち止まるようになった。
週刊誌の連載コラムをまとめた著作は、どの章も日々起こる事件や社会問題と科学を絡めて書かれているから興味を持ちやすい。「不便益」を知ったのも元村さんの文章からだったか。気になるトピックが多くて、そこからまた新たな作品に手を出すことも。
それ一冊でストーリーが完結するフィクションなどの作品を否定するわけではないけれど、読むことであれもこれも知りたい、他の作品も読んでみたいと思わせる本に出会えるとわくわくする。
元村さんも大学時代は国語の教員免許を取られたそうで、生粋の「リケジョ」というわけではないのだそう。
今理系の知識も問われる職場で、自分の脳みその足りなさに日々情けなくなるけれど、興味や好奇心から少しずつ知識も蓄えていきたいな。