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大切な本⑬「まともがゆれる」

障害×アート

知り合いから「友達夫婦がなんか面白いことやってるよ~」と紹介され「障害のある方と一緒にお菓子作り…なんだか楽しそう!」と軽い気持ちで飛び込んだ障害福祉の世界。お世話になった法人は創作活動に力を入れていて、障害×アートの世界を初めて知ることに。ご自身もアーティストだったり芸術に造詣の深い職員も多くて、その感度の高さからはたくさんの刺激を受けた。絵画や造形の創作だけでなくパフォーミングアーツの取組みも様々あり、ダンスやバンド活動に合唱から演劇まで…裏方でかかわるのは本当に楽しかったなあ。

入職して二年目から法人事務局で働くことが増え、障害者の芸術文化活動に力を入れている全国各地の団体・法人から届く通信やニュースレターを読めたのも役得だった♡鹿児島のしょうぶ学園、静岡のレッツ、京都のスウィング、三重の希望の園…ヘラルボニーやスタバとの協働プロジェクトでは作品の魅力がさらに広がるワクワク感も味わえた。

木ノ戸昌幸さんはオンラインメディアでも精力的に文章を発信されていて、その考えや問題提起にはたびたびハッとさせられる。自身の弱みを見せることも厭わないし「ギリギリアウトを狙え」の理念の下まじめさとふざけ感のバランスが絶妙で、キリキリしそうな心を解きほぐしてくれる。

世間一般からみたら障害福祉ってあんまりキラキラした世界じゃないかもしれないけれど、その楽しさや面白さ、カッコよさや無限の可能性がアートを通じて広がったらいいなって思ってる。

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