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大切な本69「余命一年、男をかう」

地元名古屋でまた会いたい♡

幼い時から今に至るまで、本はとにかくずっと身近なものだったけれど、最近はついつい実務的なノンフィクションものを手に取ることが多い。

東京の図書館で働いていた頃が一番、物語・小説世界にどっぷり浸れていたように思う。

一般的に大学を出て働き始める年齢の時期。今思うと、脳も柔らかく吸収力抜群で、社会人として仕事に留まらないスキルアップや経験を積む時期…今後のキャリアデザインを描きながら色々学べる頃合いでもあり、そして存分に遊び人生を満喫できる時期でもあったはずなのに、心身の不調が少なからずあったから、本の世界に埋もれるしかなかった時期ともいえる。得られなかったもの失ったものは多いけれど、あらゆる物語からたくさんの豊かな世界を授かった。

当時創設されたばかりの新潮社「女による女のためのR-18文学賞」。第3回「ねむりひめ」で受賞しデビューされた吉川トリコさんは名古屋在住の同世代の作家さん。どの作品も単純に面白いし、シニカルな視点が私好み。
「マリーアントワネットの日記」シリーズが刊行されたタイミングで開催されたトークイベントでのお話ぶりも素敵だったな。作家さんを身近に感じられるこうしたイベント、最近ちょっとご無沙汰なのでまた機会があれば行きたい。(当時このトークイベントを企画してくださった〇〇さん、今でも本屋さんでのイベントや男性限定のおしゃべり会を̚非定期で開催されているからきっとまた参加します!!)

Xでのつぶやきも名古屋ならではの内容のものもあって、地元ネタで一緒にくすっと笑える時があるのは嬉しい。

文学作品と同じくらい、いやそれ以上に彼女の書くエッセイも好き。フェミ目線なつぶやきをこれからも楽しみにしています♡


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