ムッカモカ、ピザをつくるの巻
みなさん、こんにちは。
次に訳す一冊は、ムッカモカシリーズ傑作中の傑作。たった今、イタリアから届きました~。
最初に買って読んだ同書は、わがイタリア語学習仲間の若者のおうちにさしあげたので、新たに注文したのが届くのを待ってました~。
さて、はじまりはじまり~。
とてもよいお天気です。
めうしのモカは、牧場(まきば)を歩いています。
かたつむりのルカは尋ねます、
「モカ、どこに行くの?」
モカは答えます、
「何か新しいものを見て習いたいな。」
モカはとてもきれいな場所に着きました。
海があって、お日さまがあって、松があって、けむりを出してる火山があります。
火山の名前はヴェスヴィオです。
ヴェスヴィオは言います、
「ようこそ、モカ。」
モカは一匹の水牛に出会いました。
モカはあいさつします、
「チャオ、わたしの名前はモカよ。」
水牛は答えます、
「チャオ、モカ。わたしの名前はペネロペ。」
ペネロペの友だちは、池で水浴びしています。
ペネロペとそのお友だちは、モッツァレラ学校に行きます。
モカは言います、
「わたしも一緒に行く!」
モカは勉強が好きです。
先生は言います、
「まず最初に必要なのは、ミルクです。」
モカと水牛たちは、バケツをミルクでいっぱいにします。
水牛のミルクは、特別です。
先生は、あっためたミルクに、酵素を注ぎます。
ミルクは、糸をひく生地に変わります。
モカは思います、
「これは魔法だ!」
糸をひく生地で、モカと水牛たちはモッツァレラをつくります。
先生は、モッツァレラチーズの型を教えます。
編み込みタイプ、結び目タイプ、一口タイプ、そして卵形。
先生は言います、
「モカは合格だ!
たくさんのモッツァレラチーズを持って、モカは家に帰ります。
道沿いに、ピザ屋さんが見えました。
モカは思います、
「ピザがつくりたいな!」
ピザ職人が言います、
「助けて、モカ!モッツァレラチーズがなくなっちゃった!」
モカは答えます、
「オッケー、わたしはモッツァレラチーズをあげるから、ピザの作り方、教えてね。」
ピザ職人とモカは、仕事にとりかかります。
モカはピザ職人のまねをします。
モカは思います、
「わたし、この仕事、好き。」
モカはすばやく習得します。
トマト、オリーブオイル、そしてモッツァレラチーズで、モカはピザを味つけます。
ピザ職人は、ピザをかまどに入れます。
ピザは数分後に焼けます。
なんていい匂い!
みんな、もりもり食べます。
モカは満足げに思います、
「今回もわたしは新しいことをたくさん学んだわ!」
おしまい。