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大学生は通常の経済活動での客に相当するか、の問いへの私見

 本稿は、筆者の所属組織と全く、全く、無関係の個人的意見です。こういったテーマに関しては特に強調をしておこうかと思います。その上で、概要を書きます。
 昨今見聞きする様々な問題に端を発し、改めて「大学生は一般の経済活動におけるお客様の立ち位置に一致するのでしょうか?」という問いを感じました。本稿ではその答えについて論じ、一般的な知見へと結びつけて行きたいと思います。確かに通常の感覚では(ルール上の正確な理解とはまた別のお話として)、お金を支払えば感覚的にはお「客」様であると言ってよいのだと考えられます。しかしながら同時に、学校が教育機関であることから、大学生と大学の間は法的な定義等の視点では、そういった直感的な理解のままでの議論は困難であると考えた方がよいでしょう。ここでは、大学生本人は「客」の立場ではなく、別に存在する「客」から加工依頼された宝石の原石に例えられる様な位置づけなのではないか、というモデルを仮定して議論をしています。
 今回は、そんなお話です。

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