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【満員御礼】狂言鑑賞会2024

文学部日本文学文化学科教員の金子健先生に、12月18日(水)に開催された「狂言鑑賞会」のレポートをご執筆いただきました。毎年恒例のイベントですが、今年も満員御礼。さてどんな鑑賞会となったのでしょうか。

日文の皆様、こんにちは。

だいぶ時間が経ってからの掲載で恐縮ですが、12月18日(水)6号館雪頂講堂にて、本学の能楽資料センター主催による狂言鑑賞会が開催されました。

今年も満員御礼!

年に1度この鑑賞会では、雪頂講堂に能舞台が出現します。大学多しといえど、能舞台をもっている大学は大変珍しい存在です。いつもの講堂が、まったく違った空間になりますね。

いつもとは全然ちがう講堂に。脇正面も少しだけ。

学外の方も含め、毎回人気の鑑賞会ですが、今年は大学創立100周年というまたとない記念イヤーのため、とりわけ豪華な舞台となりました。演目を変えての2回公演でしたが、当日は抽選に当選したお客様のべ1000人が馳せ参じてくださり、雪頂講堂は超満員

開演前には、センター長の三浦裕子先生による解説もあり、狂言の世界へ導いていただきました。

三浦裕子先生の解説付き。

出演者も、人間国宝の野村万作先生に山本東次郎先生、そして日文の授業でゲスト講師もお願いしている山本則重・則秀先生の御兄弟、更にはテレビなどでもおなじみでしょうか、野村萬斎先生ほか、大変贅沢なお顔触れ。これぞ100周年、でした。

人間国宝・山本東次郎先生による〈素袍落〉(撮影:尾形美砂子)

残念なのは、今回卒論提出日に当たってしまったこと。また授業期間でもあるので、御覧になれなかった方もいらっしゃったと思いますが、また来年以降も能楽資料センターではさまざまな講座や鑑賞会が予定されます。

そして、日文では、2月13日(木)に公開講座「土岐善麿 新作能の世界」も決定しています。日本文化に触れる機会の多い武蔵野日文ならではの企画に、ぜひ多くの方に参加していただけたらと思います。


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