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【新刊紹介】文月悠光 新詩集『大人をお休みする日』!

武蔵野大学文学部で2024年度から現代詩の創作と概説の授業を担当いただいている詩人の文月悠光先生の新刊は、2年ぶりの新詩集です。

新詩集『大人をお休みする日』は、約8年の歳月をかけた連載から厳選。

帯の推薦文は、女優の上白石萌歌さん!

文月悠光先生の五冊目の詩集になります。

ぜひ日文の皆さんも手にとってみてください。

▶︎『大人をお休みする日』特設サイト
https://fuzukiyumi.com/otona

▶︎Amazon
https://amzn.asia/d/hBJ5Qyt

◆ 書誌情報
『大人をお休みする日』
著者:文月悠光(ふづき・ゆみ)
出版社:角川春樹事務所
ISBN : 9784758414753
装幀=名久井直子、装画=beco+81

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【イベント情報】
刊行記念イベントが以下の日程・場所で決定しております。
開催地が札幌と東京のみになりますが、
もしご都合が合いましたら、ぜひお越しいただけたら幸いです。
B&B、twililightのイベントは配信での参加も受付中です。

◆ 今週末 2/16(日)19時〜
文月悠光×宮田愛萌トークイベント @下北沢・本屋B&B(見逃し配信あり)
https://bb250216a.peatix.com/

◆ 2/27(木)19:45〜
『大人をお休みする日』刊行記念朗読会 @三軒茶屋・twililight(見逃し配信あり)
https://peatix.com/event/4300927/

◆ 3/14(金)19:15頃〜
『大人をお休みする日』刊行記念トーク・朗読会 @札幌・俊カフェ
https://x.com/hachamu/status/1889563894164889765
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"「大人」をお休みする日があっても、
それは「わたし」を生きるため。"

中原中也賞受賞詩人が贈る、恋と暮らしに寄り添う第五詩集。
雑誌「mina」「婦人之友」人気連載を含む、著者最多の45篇を収録。

「みずみずしくて、たのもしくて、ほんのり光をまとった言葉たちに、
ずっと身をまかせて漂っていたくなる。言葉のひとつひとつからふと視線をあげたとき、
自分の見ている世界の鮮やかさにうっとりしてしまいます。」(上白石萌歌)

自分の機嫌は、自分でとる。
そう努めることが、
よい「大人」の秘訣でしょうか。
「自分の機嫌くらい」、ね。
ちくりと刺された心地がしてうつむく。
「自分の機嫌だから」むずかしいのに。
世話を焼く対象が外にいてくれた方が
そっと見守ることができるだろうに。
ーー「大きくなるために必要なこと 」より抜粋
ひとりの夜に思い出す。
もう交わることのない関係を、
会わなくなった人たちのことを。
雲間から、月と目を合わせるみたいに
ぽっと記憶が灯る。
そんな過去からの小さな受け取りが
わたしの心を、思わぬ角度で照らしてくれる。
ーー「冷めない夜」より抜粋

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