デカフェについて

茶道楽な方でも、実はカフェイン過敏症だったりする事も多いようです。

かく言う私も、昨年あたりから15時以降はカフェインを摂らないように気をつけています。ですが、飲み物で楽しむ癖がついているので、15時以降は何を飲むべきかかなり迷います。

ノンカフェインのお茶には多くの種類があって、その代表はハーブティだと思いますが、酸味や刺激が強いわりに、コクがなかったりして満足ができず。他にも、ルイボスティは体調が悪くなるのでダメ、麦茶やほうじ茶も味が強くてちょっとダメ。ホーリーバジル茶も飽きて白湯に変えたけどこれも飽きてきちゃった。めんどくせぇな。

それなら、デカフェ飲めば良いじゃん? と思われそうですが、ところがどっこい。よく聞くんです。デカフェはマズいと。

最近カフェインフリー飲料デビューした私としては、お茶の味でガッカリはしたくないので避けていたのですが、専門店の味ならきっと大丈夫だろう! と希望を持って、某紅茶専門店のデカフェ・アッサムを飲んだのです。が。

結果。

デカフェって難しいね……、改めて😭

さて、一口目。
アッサムって割にぜんぜんパンチがないぞ。いやでも、最近パンチ強めのCTCばっか飲んでたせいかな。美味かったよな、あれは……、じゃなくて。うーん、アッサムの華やかな香りがないなぁ。私のポンコツ舌が正直に言うと、アッサム感を感じない。めちゃくちゃ薄くいれた紅茶(概念)を飲んでいる感じだ。時々、レストランとかで出てくるよね、紅茶(概念)な飲み物。でもまぁ、デカフェだし、このくらいだったらアリかな〜。

ですが、それから飲み進めていくと。
徐々に舌の上に感じる痺れというか、痛みというか。これは……、渋み? 渋みかな? なんだか、よくない感じの渋みがやって来ちゃった感じだ。舌の上がピリピリする。強さは野良茶葉を飲んだ時よりマシだけど、アレと同系統の渋みを感じる。時間が経つにつれて、ヒリヒリと熱感が出て来ちゃったよ。

あまりちゃんとした知識ではないんだけど、カフェインとタンニンのバランスというものがあって、カフェインは苦味、タンニンは渋みを感じるらしいのだけど、カフェインを抜くとタンニンの渋みが際立ってしまう、なんてこともあるらしいんだよね。ちゃんとソースとってないウワサなんだけど。
でも、ありそうな事だなと思ってしまうのは、以前、某紅茶研究家のお茶会で、ダージリンとセイロンをブレンドして飲んだ時に、どちらの美味しさも打ち消しあって、渋みも苦味も甘味も旨味もない、見事に味気ないお茶になったことがあって。美味い&美味いは、すごい美味い、ではないんだなぁと感心したことがあったんですよね。
デカフェでも、似たようなことが起きなくもないんじゃないかなーと想像しました。お茶の味は奥深いです。

うーん、ストレートで飲むのは、ちょっと難しいかも。1杯でギブです。なんだかすみません、楽しめなくて。

でもですね。野良茶葉で学んだ知恵がこちらにはありまして。(野良茶葉の経験は強いですよ、かなりヒドかっただけに!)
せっかくのアッサムなので、ミルクティやチャイにして楽しんだら良かろうと思うのです。たとえ概念アッサムだって、事実デカフェなんですもの。カフェインが入ってないのに、ミルクティやチャイが楽しめちゃうなんて、それだけでウキウキしてきます。それに最近、チャイに入れるとめちゃくちゃウマいスパイスを見つけまして、それがあればオールオーケーな気がしておるんです。

ああ、楽しめそうです。良き良き。
ちなみに舌はまだ痛いです。

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