サンプル茶

インドのお茶屋さんから3つほどサンプルを頂きました。すべて1g/150ml、3分で淹れています。ちょっとしたトラウマで茶葉は少なめにしました(※前記事参照)が、やっぱり2gで淹れれば良かったーと後悔。

Summer Clonal Muscatel Balasun Darjeeling Black Tea Second Flush - 2020
¥2,457 /50g
A stylish tea from the reputed Balasun estate in the hills of majestic Darjeeling harvested during prime second flush.The fruity flavour combined with the rare, unique & pronounced taste of muscatel combined with the clonal hints, makes for a wholesome flavour which overwhelms the palate with a rare sparkle and freshness.

袋を開けた時点で、ドライフルーツのような甘い香り。シルバーリーフ入っていて、これは美味しそう! 期待が持てます。

茶葉は赤くて細かく切られています。水色も鮮やかな赤。キャラメルのような甘さに、ぶどうジュースのようなジュージーさも感じます。鼻腔に美味しい甘さが溢れます。冷めるとフルーツのジュージーさが強くなる感じ。薄く淹れたはずなのに飲み応えがあるので、多めの茶葉で中国茶風に多煎抽出も楽しめそう。好みの味でした。

頼んだお店の2ndフラッシュの中で一番高級な茶葉でした。お値段は日本で売っててもおかしくない値段。さすがに美味しい。バラスン農園、覚えとこう。

Marionbarie - Terai Delight Black Tea First Flush - 2021
¥8,436/1Kg
The low-lying areas in the foothills of Darjeeling are dotted with tea estates, some of which produce small quantities of fine teas that resemble the character of Darjeelings and this is mostly so during the very early spring flush. This tea from the area known as the Terai, comes with earthy undertones and fruitiness and has a mild floral aroma which makes a desirable and interesting cuppa. Light accompaniments, complement this fine tea.

テライはお手頃だなぁ。テライはダージリンの麓のエリアだそうですが、ダージリンから外れてるので、お値段は手頃になってるそうです。茶葉はブロークン。ちょっと前後のお茶がすごくてテライの存在感薄れちゃった。またちゃんと飲みます…。

追記。
ちゃんと飲みました。前回と抽出パターンが違うのですが、今回の方がちゃんとしたテイスティングの方法かと思います。たぶん。140mlに茶葉2.5g、5分抽出です。

まず、テライはテライでもマリオンバレーという農園のもののようで、最近茶葉の作り方を変えてグレードが上がっているとのウワサです。茶葉は明るいグリーン、製茶はあまり均一ではないなぁと言う感じ。水色は橙色。香りは枯れ草感があるので穏やかかと思えば、ボディ強めでメントール感もあるのでどっしりとした飲み口です。第一印象は舌の上にメントールの渋みが、その後、じわりじわりと旨味とコクが追いかけてくる感じ。冷めるとサロメ感(メントール)が弱まって飲みやすくなります。

グレンバーンやバラスンと並んで飲むと存在感薄れちゃう…と思ったけど、普段飲みには良いお茶かと思います。お安いのでお得感ある。

Glenburn FTGFOPI - Moonshine Spring Darjeeling Black Tea First Flush - 2021
¥4,154/50g
New-season - 2021 - fresh Spring Tea from the picturesque Glenburn estate in Darjeeling. Exceptionally mellow and very pleasant with unmatched smoothness, the floral aroma of this special tea is not just amazing but overwhelming. A highly delightful cuppa to enjoy and soak in, any time of the day and best by itself.

シルバーリーフの多さ、丁寧に依られているだろう茶葉の見た目からして高そうではあったけど、やっぱり高かった…。日本でこの値段だったとしても買えない。サンプルで10g貰って、これが普通に800円で売ってたけどいいのかな…。

すずらんのような香り。撚りは弱くて、茶葉も葉の形が残っていて色も綺麗な黄緑。ちょっと多めの茶葉で長く抽出した方が良いかもしれない。くせ無くスルスル飲める上質なお茶。

もう、これは高級としか言いようがない繊細で透明感のある味。美味しい。美味しいけど、私の好みはもっと大味なのです。でも、これは特別感のあるお茶だから、大事にチビチビ飲もう…。

追記。
こちらも140mlに茶葉2.5g、5分抽出でテイスティングし直しました。やっぱり美味い!

まず茶殻からして美しい。葉が崩れてません。色は明るいグリーン。緑茶とどう違うのかって疑問がわきます。水色は山吹色。香りはやはりスズラン。ほんのりフルーツを思わせる青い香りも。味の第一印象は甘い!それから心地よーい軽い渋みが追ってきて、その後にドンと旨味がやって来ます。そして舌の上に残るコク! コクーーーーー!

ちょっと肌寒い雨の日なんかに、ホットで飲んだら優越感しか感じない味です。そろそろ梅雨も明けそうですが。

とても美味しいんですが、ダージリン1stを飲んでいつも疑問に思うのは、緑茶との違いです。あんまり緑茶詳しくないですが、飲んだ印象は緑茶に近いので、グリーンティとの違いが分からんのです。ちなみにダージリンでも緑茶作ってるので、土地の違いって訳ではなさそう。発酵は浅めだと思うんですが、少しでも発酵させてるから紅茶になってるって事なのかな。

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