Terai Fusion Marapur-First Flush 2021 アイスティ

 このテライは以前すでに取り上げましたが、気温も上がってきたのでアイスティで飲んでみました。

 アイスティの淹れ方は基本的に2種類あって、ひとつは水出し。低温で抽出するので軽めな飲み口になります。お手軽なところが利点ですが、作ってから1時間〜一晩くらい待たないと飲めないのがデメリット。
 もうひとつは急冷式。半量のお湯で抽出したものを氷で満たしたポットに注ぎ入れて、急激に冷やしながら濃度を下げる作り方。こちらは紅茶らしいしっかりとした飲み口になり、冷えると濁って味が落ちるタイプの茶葉でも、比較的きれいに淹れることができます。あと、作ってすぐ飲めるところが利点。
 上記の2パターンで作りました。

 まずは水出し。茶葉を長く水にさらすことになるので、舌に引っかかるような渋みが出てしまいました。うーん、飲めるけど、ちょっと口が疲れる? 味のような。これじゃないなぁ、という印象です。

 次は急冷式。こちらは茶葉が水にさらされる時間が短いからか、水出しで感じた舌に引っかかる感じは和らいだような感じ。飲みやすくなりました。ただ、冷たすぎると香りも味も感じにくいので、すこし温度を落ち着かせて飲むと、旨味と草の落ち着く香りが感じられて美味しいです。メントール感あって舌が涼しくなります。

 お茶の中でも、ホットで飲むとそこまでの良さを感じなかったものが、アイスにするとぐっと個性が出てくるものがあると思います。このお茶はそんなタイプのお茶のような気がします。どうも飲みにくいなぁと思うお茶でも、さまざま淹れ方を試せば、その茶葉の良さが光るところが見つけられるものかもしれません。

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