無題

無題とするならわざわざ公開することもないんですけどね。
なんとなくね、万が一、億が一にも、本人に届く可能性なくはないから…。

ジェシーさま

アイドルのあなたの心臓は、綺麗にカットされていながらちいさな傷がたくさんついて、すごく複雑で美しい輝きの、動脈血のような鮮やかな赤い宝石なのだろうなと思うのです。
でも、生身の人間のあなたはわたしと同じ、筋肉の塊でできた味気ない心臓があるだけです。
わたしより、少し大きいかもしれないですね。
心臓って、その人の握り拳と大体同じくらいと聞いたことがあるので……。
ジェシーさん、お元気ですか？
アイドルである以前に、あなたがひとりの人間であることをわたしは忘れたくないと思います。
圧倒的に眩しい夢に、完全に脳を浸すことが出来ないのは少し残念なことなのかもしれない。
だけど、わたしの知らない「ジェシー」がまず健やかでいてくれないと、「アイドルのジェシー」さんだって生きられないでしょう？

わたしも社会人なので、しんどくて、このまま知らない町までバス乗り継いでやろうかと思うこともあるけれど、ちゃんと仕事に行ってます。
無理しないでって言ってくれる気遣いもありがたいけども、仕事である以上、無理をしないといけない時がありますもんね。
売れっ子アイドルのあなたとただの一般人のわたしでは、無理の差は比べものにならないですけれど……。
仕事ってなんでも大変ですけど、芸能人って本当に大変なお仕事だと思います。
「SixTONESのジェシー」じゃない部分すら暴こうとされて、一挙手一投足、揚げ足を取るタイミングを虎視眈々と狙われて、今じゃそれは週刊誌だけでなくて一般人もそう。
発言や言葉を曲解して、攻撃的になる人もいるでしょう。もちろん、誤解を招くような言い方をするのがわるい！という言い分もわかります。言葉って思っているより万能ではないですから……。
使うのも受け取るのも難しいですよね。
わたしもずっと難しいです。
これだけnoteに書き散らかしても、誰に何がどれ程どんな風に伝わっているのか、わかる手段なんかどこにもない。
あなたの、少しやつれた頬の理由をあまり勘ぐるのはやめておきます。
本当のことなんか、わたしにわかるはずも知る由もありませんから。
そんなわたしにできることと言えば、心配するか、祈るかです。
せめて、好きな人(仲間でも友だちでも恋人でも)と一緒にいて、少しでも穏やかでいてほしい。
愛がなんなのかわからないわたしが、愛してるなどという言葉を使うわけにはいかないし、そもそもそんな大それた言葉には到達していないと思う。
だけど「推し」という、あまりに商業主義の手垢に汚れ、擦り切れてしまった言葉ではなんだかふさわしくないような気がするし、だから、結局……好き、というのが1番ですかね。

なんて言っても、わたしは結構薄情なので、ある日突然、あなたがいなくても大丈夫になる日が来るんだと思います。
それが明日なのか、3年先なのかわからないけど……あなたや、あなた方アイドルが人生や命をどれほど賭けたとても、わたしにとってはただの「シュミ」でしかないことを、わたし自身虚しく思う時が、きっと来るのです。
でも、今、この瞬間にも「あ〜！！ジェシーさん元気でいてくれ〜〜！！それだけでいいんだ……」と切なく思っている気持ちに嘘はないから、ここにそっと気持ちを認めた次第です。
いまだに色々言っているひとも、いるけれど……どうでも良いです。ぜーんぶどうでもいい。
わたしは誰が何を言おうと、わたしの気が済むまで身勝手に、ジェシーさんや、SixTONESを好きでいます。

最近、少し日が落ちるのが早くなりましたね。
とはいえまだ暑い日は続きますので、どうかご自愛ください。
また22時にブログが更新される日を、お待ちしております。

無害