Emotionの歩んだ1年間
はじめまして。Emotion代表の松﨑友哉です。
自分は今、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(EMC)の2期生として大学で学びながらEmotionとして活動をしています。
高校まではスポーツ一筋で生きてきましたが、2023年の1月に路上アーティストと出会い、1人でも多くの人にこの「想い」をつなぎたいとEmotionを立ち上げ活動を始めました。
■Emotionとは
Emotionは「想いを持ち続けることで、夢に近づくことのできる世界に」をビジョンに活動しているイベント団体です。
私たちEmotionは、路上やSNSで活動されているアーティストさんたちに「ライブハウス」という場所を提供することでアーティストさんとファンの繋がり、そしてアーティストさん同士の繋がりを創造しています。
またアーティストさんの特性を理解した質のいいブッキングをはじめ、様々な音楽活動のサポートを行なっていきます。
私たちのイベントではアーティストさんの「想い」にフォーカスした「想いを繋ぐ」というテーマでライブイベントを開催しています。
夢を追いかけるアーティストさんの本気の「想い」を聞き、感じることで誰かに勇気を与え、何か目標を見つけることができ、1人でも多くの人が前向きな人生を歩めるような、そんな環境を作り上げています。
■これまでの活動の振り返り
Emotionは、昨年1月にEMCの授業「プロジェクト」がきっかけとなって設立された団体です。
昨年の1月、挫折を味わった自分は、新宿の駅前で路上アーティストさんと巡り合いました。
人生で初めて足を止め、路上ライブを見ました。
その時自分は、圧倒的なる衝撃かつ感動を受けました。
こんなにも夢に対して本気になり、強く熱い想いを持って活動している人がいるのかと。
自分は、すぐに「これだ!」と直感的に感じました。
現在の日本では、マイナス思考、離職率、自殺問題などさまざまな面で自分を表現しきれない人が多いと感じます。
自分のやりたいことをはっきりとやりたいと言えない。周りと合わせてしまい自分の意思で選択ができない。真剣に夢を追いかけている人を指差して笑う。
現在の若者がこのようなマインドでいては将来、日本はどうなってしまうのでしょうか?
自分は、まさに今の日本に必要なのは、路上アーティストのように夢に貪欲で諦めずに毎日毎日活動する、そんな姿勢だと感じます。
自分は、そんな路上アーティストさんたちの「想い」を1人でも多くの人に伝えたいと思い、「想いを繋ぐ」をテーマにしたライブイベント団体を設立しました。
立ち上げ当初は苦しい状況が続きました。
周りからは「意味ない」や「他でもできる」などこの「想い」に対して価値を感じる人はほとんどいませんでした。
路上アーティストさんに直接声をかけていく日々。
決して順風満帆には進みませんでした。
それでも自分たちのやりたいことや伝えたい想いを発信し続けた結果2名のアーティストさんを招いて初のライブイベントを2023年3月9日に開催できました。
最初はレンタルスペースを借りて、音響設備も整っていない、PAさんもいないという状況の中でイベントを行っていました。
そこから毎月1回ほどのペースでイベントを開催しました。
スタートから数ヶ月経った8月、Emotionにとって大きな転機が訪れました。
第1回のライブイベントに出演したくださったアーティストさんの紹介により、東中野にあるライブハウスと提携することができたのです。
そして、12月には他団体とのコラボイベントを2本開催しました。
この1年間で出演してくださったアーティストさんは22名、想いを繋いできた来場者数は150名以上にのぼりました。
(2024年2月までのイベント集計)
■1周年企画からクラウドファンディング実施まで
今回、1周年記念ライブを開催する上でEmotionが一番大事にしていたものがあります。
それは1人でも多くの人に「想い」をつなぐことです!
Emotionは、1年間で10回以上のイベントを行ってきましたが、まだまだ多くの人に「想い」をつなげることはできていないと感じていました。
そこで今回は会場の規模や出演アーティストさんの数を過去最大にしました。
しかし、規模を大きくしたところで来場してくださるお客様が増えない限り、多くの人に「想い」をつなぐことはできません。
今回は、1人でも多くの人がEmotionを体感できるようにチケット代を今までの価格の半分に下げました。
初めての人でも来場しやすいように、1人でも多くの人に何かを感じ取ってもらいたく、この決断をいたしました。
しかし、今までチケット代でイベントを成立させていたEmotionにとって、今回の規模感でチケット代を下げてイベントを開催することは現実的ではありませんでした。
開催1ヶ月前まで、どのようにしてこのイベントを成立させるか、どのようにEmotionの伝えたい「想い」を知ってもらうか、ずっと考えてきました。
そこで、今回の1周年記念ライブを開催するにあたって、必要となる資金をクラウドファンディングで集める決断をしました。
しかし、開催まで1ヶ月ほどしかない状況でのこの決断は、あまりにも大きな決断でした。
1ヶ月で目標を達成することができるのか、Emotionは社会からどのように捉えられるのか、多くの不安がありました。
それでも私たちEmotionは、アーティストさんたちの素敵な「想い」を1人でも多くの人に伝えたい!と思い、実施に至りました。
そしてイベント開催までの1ヶ月間、SNSやピッチイベントなどで毎日、「想い」を拡散し続けました。
多くの方のご支援があり、イベント開催前日に目標金額であった45万円を達成することができ、最終的には50万円を上回る支援をしていただきました。
本当に感謝しかありません。
想いを伝え続け、多くの方のご支援があってクラウドファンディングが達成し、無事に1周年記念ライブを迎えることができました。
本当にありがとうございます。
■Emotion 1周年記念ライブ
Emotionがファーストイベントを開催してから、2024年3月9日(土)でちょうど1周年を迎えることができました。
この日は出演アーティストさん8名と共に、クラウドファンディング支援者、来場者、合計で100名を超える方に「想い」をつなげることができました!
出演してくださったアーティストさんも最高の想いをつないでくださいました。
来場者からは「おめでとう」や「感動した」などの嬉しい声をいただくことができました。
自分たちが、この1年間Emotionとして「想い」をつないできて、多くのアーティストさんが出演してくださり、積み上げてきたものが、この日につながったとも言えます。
自分たちが1年間信じてきたもの、活動は何一つ間違っていなかった。
そう強く感じることのできる日になりました。
■いま伝えたい、3つのこと
自分はこの1年間を通して伝えたい想いがあります。
それは「仲間を作ること」、「言い続けること」、「継続し続けること」です。
まずは仲間を作ることです。
自分には、なんのスキルも経験も知識もありません。
そんな自分がここまでEmotionを作り上げることができたのは、仲間がいたからです。
自分1人では到底ここまでは来られませんでした。
イベントのブッキングやSNS、会計まわりの管理などそれぞれ考え、全力で取り組んでくれる仲間がいたからこの1年間活動を続けることができました。
1人では辿り着けない境地でも、2人、3人と仲間がいれば辿り着くことができます。
それでは、どのように仲間を見つけるのか。
それは夢や目標、想いを言い続けることです。
初めは馬鹿にされることもあります。距離を置かれるかもしれません。
それでも言い続ければ必ず共感してくれる仲間ができます。
例え100人に言って否定されたとしても、101人目の人が共感してくれるかもしれません。
言葉にしなければ想いは伝わらない。
この1年間「想いをつなぐ」と言い続け、仲間が増え、共感してくれるアーティストさんが増えました。
この1年間は言い続け、仲間ができた。だからこそ、Emotionは1年間活動を続けることができました。
そして最後に、やり続けることです。
どれだけ世の中に価値のあるものを生み出しても、どれだけすごいと言われるものでも、やり続けなければなんの価値にもなりません。
逆に、どれだけ無理だと言われることでも、否定されても、やり続ければ必ず価値になる。認めてくれる人が増えていく。
やり続ける中で、苦しい時、逃げたい時、泣き出したい時、そんなことは数多くあると思います。
それでも、自分の夢や想いを信じて、仲間と協力し合って、助け合うことで苦しい状況も乗り越えることができます。
どれだけ馬鹿にされても、笑われても結果でしか見返すことはできません。
だからこそ、結果が出るまでやり続ける。
そうすれば必ずその想いは伝染し、多くの人が共感してくれるようになり、いずれ価値へと変わります。
■さいごに
私たちEmotionは、本気で「想いは人に伝染する」と信じています。
どれだけバカにされても、どれだけ笑われても、無理だと言われても、「想い」を伝え続ければ応援してくれる人が増える、信じてくれる人ができる、そして仲間ができる。
まだまだEmotionはスタートラインに立っただけです。
これから多くの「想い」との出会いがあるかと思います。
私たちはこの「想い」こそが、日本を変えることのできるものだと本気で信じています。
これからも、Emotionを通じて1人でも多くの人が夢を追いかけ続けられるように「想いをつなぐ」最高のライブイベントを作り上げていきます。
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