リリオデンドロンツリピフェラの魔法
青い空から あらわれた
名まえも知らない キミは誰?
数えきれない 枯れた実を
燭台みたいに 高く上げ
夜になったら 人知れず
キミの全ての ロウソクに
魔法のように 火がついて
そろって灯る ゆめを見た
ある日見つけた キミの名を
唱えてみたら それは呪文
ユリノキ 花にはあまい蜜
風にも青い 色つけた
Liriodendron tulipifera Linn!
Liriodendron tulipifera Linn!
ユリノキの別名にある鬱金香(ウッコンコウ)とはチューリップの漢字名なのだとはじめて知った。
物憂げで、まるで違う花のことのようだ。
学名のtulipifera(チューリップの形の花が咲く)の部分ではなく、lirion(ユリ)+dendron(樹木)を訳して「ユリノキ」としたのは明治時代のこと。
LinnやL.と記されるリンネは、命名した人物の名前が最後に付いているらしい。
学名そのものを考案したというスウェーデンの植物学者カール・フォン・リンネの名をもつ植物はものすごくたくさんありそうだ。
〈参考サイト Wikipedia〉
#Sun 3 Sundayのために過去アルバムからいちばんの青空の写真を選んだら、清澄白河を散歩した日に不思議な実の姿で出会ったユリノキを撮ったものだった。
そのときは数えきれないほどの実が本当に燭台に見えて、晴れた青空の下、ひとりでしばらく木を見上げて立っていた。
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