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冬の薬膳でアンチエイジング!腎を補う食材と養生法のポイント

寒い冬がやってきましたね。この季節、カラダを温める食材を摂ることが大切ですが、薬膳の視点から見ると、冬は特に「腎」を補うことが重要です。腎は泌尿器のトラブルや水分量の調節だけでなく、カラダを温める源であり、成長・発育、歯や骨、髪や耳などにも深く関わっています。腎をしっかりとケアすることで、アンチエイジングにも繋がるんですよ。これから、冬の薬膳のポイントや養生法について詳しくご紹介しますね。

アンチエイジングに最適な季節!~冬の薬膳~


寒い冬、カラダを温める食材を摂ることも重要ですが、薬膳では、冬に腎を補うものを食べることもオススメしています。腎は、泌尿器のトラブルや水分量の調節だけでなく、カラダを温める源であったり、成長・発育を促進したり、歯や骨、髪や耳などにも深く関わっています。

例えば、羊肉やエビ、ニラ、クルミなどの食材は、腎を温める効果があります。これらを使った料理を積極的に取り入れることで、腎の機能を高め、アンチエイジングに繋がるのです。

具体的には、羊肉のスープやエビとニラの炒め物などがオススメです。これらの料理は、寒い冬にぴったりで、カラダを内側から温めてくれます。

また、腎の機能を高める生薬としては、鹿茸(ろくじょう:しかの角)や菟絲子(としし)、冬虫夏草(とうちゅうかそう)などがあります。これらの生薬を使ったお茶やスープも、冬の薬膳として取り入れると良いでしょう。

さらに、腎の機能を高め、陰(カラダに必要な水分)を補う食材も重要です。うこっけいやすっぽん、なまこ、クコの実、あわび、牡蠣、黒ごま、鴨肉などがその代表です。これらの食材を使った料理も、冬の薬膳として非常に効果的です。

例えば、うこっけいのスープやクコの実を使ったデザートなどがオススメです。これらの料理は、カラダに必要な水分を補い、乾燥しがちな冬にぴったりです。

冬の薬膳を取り入れることで、寒さに負けないカラダを作り、アンチエイジング効果も期待できます。ぜひ、日常の食事に取り入れてみてくださいね。

五行・五臓で見る冬の特徴

日差しが暑く、気温の高い夏が陽気ピークだとすれば、冬は寒くて乾燥し、陰気がマックスの状態です。
具体的に言うと、冬は「寒邪」(かんじゃ)といって、手足の冷え、関節痛、下痢などを起こしやすくなります。

万物を5つのエレメントに分けて考える五行では、冬の五臓は“腎”です。
腎の働きが活発になるのですが、ここでいう腎の機能とは、かなり広義にわたります。
泌尿器のトラブルや水分量の調節だけでなく、カラダを温める源であったり、成長・発育を促進したり、歯や骨、髪や耳などにも深く関わっています。

例えば、冬になると腰が痛くなったり、白髪が増えたりすることがありますね。
これは腎が弱まると全身が冷えたり、老化を早める原因にもなるからです。
また、寒さによって血管が収縮し、血液の流れが悪くなるので、しもやけや疼痛にも注意が必要です。

ある日、友人が「最近、寒くて腰が痛いんだよね」と言っていました。
その時、私は「それは腎が弱っているかもしれないね。温かい食材を摂って、腎を補うといいよ」とアドバイスしました。
友人はその後、羊肉やクルミを取り入れた食事を心がけ、腰の痛みが和らいだと言っていました。

このように、冬は腎を補うことが大切です。
腎を強化することで、寒さに負けず、健康を保つことができます。
冬の特徴を理解し、適切な対策を取ることで、より健康的な生活を送ることができるのです。

冬の薬膳をつくるコツ


冬の薬膳をつくる際には、腎の機能を高め、陽を補うものを摂ることが大切です。
例えば、羊肉やエビ、ニラ、クルミ、八角、酒などがオススメです。
これらの食材は腎を温め、腎の機能をアップさせる効果があります。

また、腎の機能を高め、陰(カラダに必要な水分)を補うものを摂ることも重要です。
うこっけいやすっぽん、なまこ、クコの実、あわび、牡蠣、黒ごま、鴨肉などが良い例です。
これらの食材は腎に作用し、身体に必要な水分である陰を増やす効果があります。

さらに、温熱性のあるものを摂ることも忘れずに。
シナモンや山椒、こしょう、唐辛子、にんにく、しょうが、ねぎ、もち米、羊肉、鶏肉、かぼちゃ、にら、黒砂糖、酒などが適しています。
これらの食材はカラダを温め、気血の流れを良くする効果があります。

例えば、寒い冬の夜に、羊肉とクコの実を使ったスープを作ると良いですね。
羊肉は腎を温め、クコの実は陰を補う効果があります。
「今日は寒いから、羊肉とクコの実のスープを作ろうかな」と思ったら、ぜひ試してみてください。

また、朝食には、もち米と黒ごまを使ったお粥もオススメです。
もち米は温熱性があり、黒ごまは腎を補う効果があります。
「朝から温かいお粥を食べて、元気に一日を始めよう」と思ったら、この組み合わせを試してみてください。

冬の薬膳は、カラダを温め、腎の機能を高めることがポイントです。
これらの食材を上手に取り入れて、寒い冬を健康に過ごしましょう。

冬の養生法


**カラダを冷やすものは避けて!**
生ものや冷たいもの、カラダを冷やす寒涼性の食材は控えたり、加熱して食べましょう。例えば、トマトやきゅうりなどの夏野菜、白菜、大根、にんじん、かに、アサリ、シジミ、柿、バナナなどがあります。これらの食材は、冬には避けるか、温かい料理にして摂るのが良いですね。

**腎を消耗させない**
冬は“閉蔵(へいぞう)”といい、しっかりとカラダを休め、春に向けてエネルギーを温存するのが望ましいとされます。夜更かしや性生活のしすぎは、腎を消耗させるので控えましょう。例えば、夜遅くまでテレビを見たり、スマホをいじったりするのは避けて、早めに寝るように心がけると良いですね。

**風邪に注意!**
この時期は風寒感冒(ふうかんかんぼう)といって、寒さによって起こるような、ぞくぞくっと寒気があって鼻水がつーと出るような風邪を起こしやすくなります。ネギ、しょうが、シソなどの辛くて温性の食材を取り入れて、発汗によって邪気をよせつけないようにしましょう。

例えば、しょうが湯を作って飲むのもオススメです。しょうがをすりおろしてお湯に入れ、少し蜂蜜を加えると、体がぽかぽかと温まりますよ。風邪の引き始めには特に効果的です。

また、外出時にはしっかりと防寒対策をすることも大切です。マフラーや手袋、帽子を着用し、冷たい風から体を守りましょう。特に首元を温めると、全身が温かく感じられます。

冬の養生法を実践することで、寒さに負けず、健康な体を維持することができます。日々の生活に取り入れて、元気に冬を乗り切りましょう。

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