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防災について考える⑱【171って知ってますか?~災害用伝言ダイヤルの使い方~】
みなさん、こんばんは!
最近、土日は出不精になってるうさみです。
今回は、災害時に開設される”災害用伝言ダイヤル”について考えていきたいと思います。
この災害用伝言ダイヤルは、ざっくりいうと、電話を用いて伝言を登録・再生できるサービスです。
災害発生後、周囲の被害状況が気になるのもそうですが、何よりも家族が無事なのかどうかという安否情報が気になりますよね。
しかし、災害時は、電話回線が切れてしまったり、通話が輻輳(ふくそう)したりすることで電話がかかりにくくなってしまいます。(固定電話、携帯電話ともに)
そこで活躍するのが、この災害用伝言ダイヤルになります。「171」へダイヤルすることで使用できるサービスです。
安否情報の確認になりますので”171(いない)”とおぼえましょう。
この171へダイヤルし、案内に従い録音・再生をします。ちなみに、1回の録音可能時間は30秒ですので、必要な情報のみを簡潔にまとめるようにしましょう。なお、録音・再生の手順を次にお示ししますので参考にしてください。
【伝言の録音方法】
①171へダイヤルする
②ガイダンス後、1をダイヤルする
③ガイダンス後、被災地の方の電話番号をダイヤル
④ガイダンス後、1をダイヤルする
⑤録音する(30秒)
⑥9をダイヤルし、録音を終了する
【伝言の再生方法】
①171へダイヤルする
②ガイダンスが流れるので、2をダイヤルする
③ガイダンスが流れるので、被災地の方の電話番号をダイヤル
④ガイダンス後、1をダイヤルする
⑤録音内容が再生される
いかがでしょうか。ご覧のとおり、簡単に録音・再生ができますね。
また、中には、固定電話持っていないよという方もいらっしゃることと思います。そのような方は”災害用伝言板(web171)”というサービスも提供されています。これは、インターネットを利用し文字情報(テキスト)を登録するものです。
このほか、各携帯電話会社も同様のサービスを実施しております。なお、2012年8月からはNTT及び携帯電話各社の災害用伝言版の一括検索も可能になるなど、安否確認の利便性が向上されています。
これらのサービスについては、総務省で、次のようにまとめられていますので、一度確認してみてください。
この災害用伝言ダイヤルですが、普段は使えないのか?という疑問があると思いますが、次のとおり体験利用日が設定されています。
ぜひ、何かの機会にご家族で試しに利用してみましょう。
【体験利用日】
①毎月1日,15日 00:00~24:00
②正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
③防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
④防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
なお、本日(11月15日)試しにつないでみたところ、実際に録音・再生することができました。
災害時に大切な人の安否情報を確認できる災害時伝言ダイヤル。このことを知っておくことで、いざというとき、伝言を残すことができ、一つの安心につながりますね。
さて、今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございます。
これからもひとりひとりの防災力アップに役立てればうれしいです!
ではまた!