人生は「まさか」の連続というけれど

人生はまさかの連続というけれど

そんなに私は、まさか、という波乱万丈な人生は送っていないと
自分で思ってる

あのひとことがあったから、
あのひとがいたから、
あの勇気が出たから、
あの偶然が重なったから、
あのときこうしていなかったら、、、
そんな劇的に私の人生を変えるものには出逢ってこなかった

どっかでずっと、そんな日がくることをまっているような気もする
そんな急に何かが訪れることなんてないことも
もうわかっているけれど

人生はまさかの連続。
私にとっての、人生の「まさか」の連続は、
まさかこんな日がくるなんて、
まさか本当にこの日がくるなんて、の連続だ

小学校生活はとても長かった
いつまでも小学生をしていたような気分だった
そんな私がまさか中学生になるなんて。
中学に入学して、卒業する先輩を送り出した。
時はやってきて、
まさか自分が卒業する日がくるなんて。
高校生になった。まさか自分が高校を卒業する日がくるなんて。
自分が送り出されるときがくるなんて。

大学に入学したときも。
まさか自分が大学に入学するときがくるなんて。
それから3回、送り出される先輩をみてきて、
まさか自分が大学を卒業する日がくるなんて。

まさか、ずっと一緒に近くにいた、
一緒にいた時間が永遠のようだった友達と、
離れる日が来るなんて。

そんな、私のたくさんの「まさか」の中にいるとき、
私は「まさか」に飲み込まれていて自分がそこにいないような
夢をみているような心地になっている
まさか自分がそんな局面にたっているはずがない、
そんなふうにぼんやりと思いながら、
ときには現実にキリッと縛られながら。

とにかく私の「まさか」はそんなで、
人生は、「まさかこんな日がくるなんて」の連続だ。

これは時の流れを受け入れていないようで、
受け入れ込みすぎている私のせいで起きていることだと思うのだ。

劇的な「まさか」は経験していないけど、
誰にでも訪れる「まさか」を私は、
人生の節目にいつも強く感じる

憧れる、劇的な「まさか」に出逢いたがる私だけど、
そんな私はいま、小さな「まさか」に日々包まれている

大学を卒業後、まさか大学院にいくなんて思ってなかった
まわりが社会人になるとき、私もせーので社会人になっていると
思っていた。

まさか大学院にいくとは。
大学院卒になるとは。
まさか私が。

そんな春を今、過ごしている


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