レディースデイ 朝9時 『1秒先の彼女』 を観て
映画館で映画が観るのが好きなのです。
椅子に座りしばらく経つと、変なところが神経質なせいか、
座り心地を気にしすぎて、(あぁー寝ころびたい)(リクライニングをよこせ)などと思うことがほとんどなのですが。
それでも、映画館で映画を観るのが好きなのです。
家では観る気のない面白くなさそうな映画も、映画館ならアドレナリン出まくりの状態で観れそうですし、なんなら家では観ないなって作品をあえて選んで映画館に行くこともあります。
何が好きかというと、だぶん入り口の雰囲気なのだと思います。
なんとなく贅沢をしている気分と、異世界に居る気分。
だから、劇場のロビーだとか客席入った瞬間の気持ちとかも大好きで。
劇場そんなにいったことがないのですが。
とにかく入り口の存在って大きいですよね。
「よし映画観に行こう」って意気込んで、家を出た瞬間目を開けると
急にもういきなり、映画館の座席に座ってる状態だとヤだもんね。
「おい私に映画館の入り口を味わせてくれよ、入り口出せよ入り口」
なんていうんだと思います。きっと。
とにかく、劇場って不思議な力を持っていて、
自分がそこまで興味のない分野も、未知の分野も、
「出逢い」という言葉を通して吸収し、自分の経験値に蓄積していくことを
ひしひしと感じられるような。
それと、誰かが用意してくれた大きなセットの中にいるような
物語の中にいるような・・・・・・。
そんなことも感じられるのです。
言葉にすると難しいのですが、そんなところでしょうか。
まあ人それぞれだと思います。
あのポップコーンのにおいも、絶対関わってきてるんでしょう・・・。
こんな経験はまったくないのですが、
むかし親に買ってもらえなかった映画館のキャラメルポップコーンを
思い出させるにおいだと思っています。
すみません。
そんなこんなで、映画館の入り口を存分に味わったあと、
『1秒先の彼女』を観るため、座席に座りました。
映画館で観る予告って大好きで。
あの予告の最後にやさしい男性の声でささやかれるタイトル名とか。
予告ですでに明らかになる、秘密を持っている彼や彼女の存在とか。
予告だけでいいってときもあります。
予告だけ流してくれと。
予告だけ2時間流れる映画館があれば確実に行きます私。
すでにあるのかなぁ。世界の映画の予告だけを流すシアター。
行きたいなぁ。
いつかホームシアターを購入したときには、
予告だけを流す会を開催したいと思います。
平日朝9時なもんで、貸し切りと思い、ウキウキしていましたが女性が来ました。
そして始まる直前に、駆け込みで男性が来ました。
1番後ろの座席をとった私の、8つ隣くらいに座りました。
こういうときってだいたい、スラっとした同年代の男性がくるじゃないですか。
来たのは、おじさんでした。
「おじさん」と検索したら出てきそうな、身長が低めのおじさんでした。
「身長低めのおじさん」と言えば、不思議なことに「ぽっちゃり」という
イメージもついてきませんか?どうでしょうか。
ご想像にお任せします。
とにかく、このおじさまが入ってきたときは、
思わず心の中で笑いました。
素敵な彼が現れないかとうっすら期待している中で、
うっすらとした頭部の男性……。
逆に漫画みたいな展開で笑いました。
ズコーーー。
お気づきでしょうが、なかなか、
映画ははじまりません。
なかなか面倒くさい私の性格があらわれています。
だから、書くことがたまに苦しくなったり怖くなったりするのです。
書くときりのないこと。なかなか本質にたどりつけそうにないこと。
自分でおさまりをつけれず書いてしまうこと。
こういうことで。
ということで、
『1秒先の彼女』についてはまたしたためます。
おやすみなさい・
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