PdM?PM?EM?ITエンジニアの新しい働き方
こんにちは!小野です。
昨年出版した書籍は、2023年から企画し2024年に形にしたものです。
この2年足らずでも、IT業界は大きく変化し働き方にも影響を与えています。
特に注目されてきている職種は、「PdM」と「EM」です。
PdMにキャリアチェンジした方・したい方、キャリアの早いうちからEMに転向する方と出会うことが多くなっています。
今回は、それぞれがどんな働き方なのかをご紹介します。
1、PdM(プロダクトマネージャー)
PdMとは、プロダクトの企画や開発、販売といった「プロダクトマネジメント」全体を推進します。
SaaSなどの自社サービスをプロダクトとして企画・運営している企業に必ず存在するポジションです。
・開発領域
・ビジネス領域
・ユーザー領域
この3つ全てを把握しながら、プロダクトを開発し成長させる役割を担います。
3つの領域全てにおいて高い能力が求められますが、現場感的には何かに特化させた能力を持ち、他の領域はチームを組み業務を推進している方が多い印象です。
それもあって、ITエンジニア・マーケター・CSなど様々なバックボーンからPdMになる方がいます。
どのバックボーンからでも共通して必要となるスキルは、「コミュニケーション能力」だと思います。
特に、AIとの共存・差別化を図る上で、コミュニケーションやチームビルディングは強みになります。
PM(プロジェクトマネジャー)とも似ていますが、PMはプロジェクト自体の推進・管理、顧客折衝などを行います。
開発領域中心に、ビジネス領域にもまたがった仕事をすることになります。
Sierや受託開発では、プロジェクト毎にPMを置いてチームを作るケースが多いです。
企業やサービスによっては、PdMとPMを区別せず組織を作る場合もあります。
2、EM(エンジニアリング マネージャー)
ITエンジニアの採用・チーム運営・モチベーション管理など、ITエンジニア自体にフォーカスをあてる仕事を担います。
私のITエンジニア時代の経験だと、当時のPMやPL(プロジェクトリーダー)が行っていた業務であり、そこから上記の役割を切り出し専門化した形という認識です。
会社の規模やステージによってEMの果たす役割は変化しますが、プロダクトやプロジェクトを成功に導くために、「エンジニアチームの価値やパフォーマンスを最大化する」という目的は共通しています。
この仕事でも、「コミュニケーション」は必須のスキルになります。