ACC NY滞在記 #04
大体1記事2,000〜3,000字くらいで進めていきたいです。前半は新鮮な気持ちで色々発見している日々なので、1日1記事になりがち、なようです。ゆるーく、温かい目でお付き合いいただければ幸いです。
November 1st, 2024
11月。月終わり月初めに色々やらなきゃいけないことをNY滞在中にも忘れないようにしないと後々大変なことになりそう。滞在中もう一度月末月初があるので、油断のないように。
ボディワークとダンス
Gibneyのクラス通いもだいぶ慣れてきました。この日は朝イチでKlein Techniqueという耳馴染みのないテクニックを受けに。
リサーチ初日に受けたトリシャのクラスの受付をしていたMovement Researchのインターンの子が「30分くらい前屈するよ」というなかなかエッジの効いた紹介をしていたので、気になって受けてみる。
骨盤と肩甲骨の関係性を掘ったり、シンプルなストレッチを細かくみていくことでスッと芯が通った立ち方ができるようになりました。片足での立ち方とか、ひたすら地味なワークだけど染み付けば絶対踊る時に役立つものな気がします。
気になるので継続して受けてみようと思ってます。
こういったボディワークやダンスクラスが同じ場所で組み合わせて受けられるっていうのはとても良い。ただ踊るためのテクニックだけでなく、somaticなアプローチや解剖学的な知識があるだけで同じ話を聞いていても繋がるものや深さが違うと思います。解剖学の専門家になる必要はないと思いますが、踊る上で必要な解剖学の知識は間違いなくある。
午後はパートナリングのクラス。初めましての人とパートナリングするの久しぶりだし、なかなか日本ではないクラス。私自身もパートナリングってどこで学んだかな?て思い返してみても作品のクリエイションの中がほとんど。共同作業なので言語的なコミュニケーションも必要になってくるので英会話の勉強にもなります。男性と組んだので久々にフライヤー側をやりました。8割がたリフトする側になることが多いので新鮮で良い時間。
MoMAはやはりスゴい
夜は翔太に教えてもらったMoMAのUNIQLO NIGHTに。UNIQLOの協賛でMoMAの夜帯入場がタダになるというもの。(要事前予約)
UTでコラボしてるだけじゃなくて、こうゆう取り組みもやってるんですね、UNIQLO。MoMAのすぐ近くに店舗があるのは商売上手、と思いました。意外としっかりセキュリティチェックされました。展示作品にペンキかけられたりとかあったからかな?
入っていくとドンドコガンガン、クラブミュージックが。ロビーでDJが回していました。
THE LOT RADIOていう有名なオンライン・ラジオらしい。冠ちゃん a.k.a Blonde Long Hairがブチ上がってました。
どうやらこの日のYouTubeに映り込んでいるらしい笑
興味がある方はdigってみてください。
とりあえずDJは後で楽しむとして、展示を見て回ることに。年代別のコレクションと企画展が6階にわたって展示されています。なによりも特徴的なのが作品に対して囲いがないこと。NYならどこでもそうかもしれんが、警備員の人もガム噛みながら気だるそう。↓の写真がMoMAの全てを言い表しているように感じました。
ものすごい数の展示がされていて、正直こんなに混沌に展示しちゃっていいの?と思わなくもないです。全ての展示が撮影OKだし。おしゃべりしながら見れる気軽さ、アートの崇高さよりも気軽さ。でも展示されている作品は超有名なものばかり。アートとの距離感は自分で判断しろ、展示の仕方からそんなメッセージ性を感じました。
ダンス作品や建築物もコレクションとして収蔵されているのも印象的でした。ダンスに関してはビデオという記録媒体があってこそですが、アートの一部としてPerformingArtsが収蔵されているのは良いですよね。
そして一番印象的だったのが、コレクション展示の合間に外の景色を見れる場所があって、そこから見えるビルの窓たちや景色を面白く感じるということ。
多分何気ない普段の景色を面白く感じられるように展示、導線の組み方がしてあって、日常に新たな視点を与えるというアートの価値を信じて体現しているようにも思えました。
ちょっとあまりにも分量が多すぎて3〜4時間じゃ見切れないです。お腹いっぱい。少し早めに切り上げてロビーのDJでまったり。DJに合わせてNew Style Hustleを踊っている素敵な紳士淑女。良い空間。お酒も飲めます。最高。
見きれなかった部分は後日また。市民じゃなくても図書カード作れるらしいので、美術館タダで入れるライフハックでまた来ようかな、と思ってます。
November 2nd, 2024
NY初の週末。時差ボケも抜けてきて朝までぐっすり寝れるようになってきました。とはいえ遅寝早起きなので寝不足気味な気はします。
即興というコミュニケーション
朝からMovement ResearchのクラスThe Athletics of Intimacyを受けにリサーチ初日に行ったEden's Expresswayへ。水を忘れてしまったので、露店で買う。
さ、$3…SOHO価格恐るべし。
ビルの前に行ってみると小さな人だかりが。まだ鍵が開いてないからみんなで待っているとのこと。うーん、緩い。だがこの緩さが良い。
続々と集まってくる人たちは顔馴染みの模様。即興のクラスで顔なじみって…この街においてどんな位置付けなのだろうか、このクラスは。ヨガクラスとかと同じような位置付けなのか、一つのコミュニティを形成しているものなのか。リサーチしがいがあります。
参加者は老若男女入り混じった30名ほど。ウォームアップもユルユルとした感じで始まり終始ユルユル。でもその緩さがどんな人も受け入れる空気感を醸し出しているようにも思いました。ファシリテートによって集団のインプロをしながら、3人組を作り、その3人を意識して全体でインプロをする、とどんどん深化させていく。ある程度やったら組ごとにフィードバック、そして全体でもフィードバック。この話し合う時間がいい具合に英語の勉強にもなりそう。
その後は3人組のインプロをやり続ける。ダンサーも一般の方も関係なく。なんか、スゴい時間。
3人組のインプロってとくにコミュニケーションを問われるワークに思っていて、それを通して得られる知見は実生活にも応用が効くものだと感じています。私が長らく活動を共にしているBody Synergyというグループがあるのですが、こういったワークのコミュニケーションにおける有用性を伝えるのが難しいと常々嘆いていました。やってみればわかる、けど言語的に説明するのは難しい。
体験してみないと伝わりにくいワークに、30名近くの人たちが参加している。一体この人たちはどうやってここに辿り着いたのか?どう出会ったのか?非常に興味深い。
即興のクラスだからか、終わる頃にはなんだか打ち解けます。言葉を介さないのに色々伝わる。身体表現の素晴らしいところで、同時に恐ろしいところでもあると思っています。
洗濯、自炊、日々の暮らし
クラス終わりで帰宅し、滞在初の洗濯へ。近所のコインランドリーは有人で、洗剤や柔軟剤をセッティングしてくれます。みんな優しい、なぜMost Dengerous hoodなのだろうか。とても気になります。
洗濯終わりで買い物に行き、自炊。
前回の自炊の時に包丁の切れ味の悪さで自炊は諦めかけましたが、もう寄付するつもりで包丁買いました。$9でストレスなく自炊できるなら安いもん。
正直ちゃんと切れるのか不安でしたが…めっちゃ切れる。最高。包丁がちゃんと切れるだけでこんなに気持ちがいいものなんですね。
さすがに包丁2本買う気は起こらなかったので、肉は切らなくてもいけるようなものを選び、なんか色々余っているものも活用してトマトスープwithベーグルで滞在2度目の自炊メシ。
ベーグルがやたら美味しい。ただ電子レンジで温めただけなのにふわふわモッチモチ。さすがベーグルの国(?)。
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