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ACC NY滞在記 #05

クラスとクラスの空き時間や夜までの予定の空き時間を利用してコツコツと書いています。朝マンハッタンまで出てきたら、基本夜までマンハッタンな生活です。

1週間の平均歩数18,019歩
NY着いてから歩こうとする距離時間感覚がバグってます



November 3rd, 2024

beginnerクラスはbeginnerクラスで学びがある

滞在初の日曜日、と言っても日本にいる時のような曜日感覚は皆無。
朝からサクッと掃除をし、本日もGibneyのクラスへ。この日はフロアワークのbeginnerクラス。基礎的なことを学び直してみるのもいいな、ということでbeginnerクラス。Instagramでフォローしている人のクラスなので楽しみ。

日曜の昼ということもあってダンサーだけでなく、一般ぽい方も。丁寧な手のつき方のウォームアップやフロアの動きのゲーム的なトレーニングは改めて学びになる。説明の仕方とかもタメになります。

激ヤバ空間 Open Movement

夕方からは冠ちゃんがgagaのクラスで一緒になった人に教えてもらったOpen Movementというクラスを見学しに。4時間でなんかパフォーマンスを作るところらしい。けど情報を読み間違えていて、それはまた後ほど。冠ちゃんのコミュニケーションお化けっぷりというかトルネード力はNYでも衰えることなくガンガンいくので、スゴいなぁと感心しています。

実際の場所に行ってみると、どうやらMovement Researchの事務所?と同じ建物のようです。クラスではお世話になっているけど、まだ本丸には尋ねたことがないんですよね。そのうち伺います。

会場に入るとLEDの紫照明の、なんだか怪しい雰囲気。40〜50名くらいの老若男女が何かが始まるのをリラックスして待っている状態。
しばらくするとファシリテーターの説明が始まり、そのまま無作為に選んだ一人の元にいき個人的に何か説明、オーダーをしている。で、その人はそのオーダー?を実行。それを何度も繰り返してだんだん場が立ち上がっていく。基本的に1対1で指示を与えていくので周りは何が起きているのかいまいちよくわかってない。けどそのまま場が立ち上がっていく。
どうやら4時間で何かを立ち上げるのではなく、4時間フリースペースとして開放されていて、2時間オープンワークショップがあるみたいです。冠ちゃんは飛び入りで参加、私は見学のつもりだったので、参加せずに見学を押し通しました。

で、気がついたらビートの効いた爆音が流れ始め、クラブみたいな状態になっていました。照明も相まって、これクラブじゃないの?と思っていたけど、そのうち落ち着いてきて4つのグループに分かれてのグループワークが始まる。
なにか一つモノ(=idol)を設けて、その名前やそれが持つスーパーパワー、儀式みたいなものをそれぞれのグループで考える。その様子はまさに子どもの遊び。大人が真剣に遊んでいる良いエネルギーが渦巻いていました。
とくに躊躇もなく、初めましての人も含めてクリエイティブな協働作業ができるニューヨーカーすごい。どうやらアーティストが多い地区ではあるらしいけど、とはいえなかなかできることではないように思います。

Open Movementの壁に書いてあったフレーズ

November 4th, 2024

NY生活もこの日で1週間。睡眠も深く取れるようになり、だいぶ生活のペースを掴んできました。

フロアワークはNYでも不人気なのか?

この日は昼からGibney。
Instagramでも前からフォローしてます、Brandon Coleman氏。
「Sleep No More」のパフォーマー兼リハーサルディレクターってのも気になるし、NYの若いダンサーのメンターとしても活動しているというのも気になる。
エージェントや事務所っていうことでもなく演劇でいうところの養成所/研究所みたいなことでもなさそう。要注目人物。

どうも人気講師らしく、クラスは大賑わい。
みんな振り覚え早いなー、と思いながら振り覚えの遅い私はマイペースに振りをなじませていく。クラスだし、最終的に振付を腑に落とせればいいよね、て割り切ってます。お金払ってるのはこっちだし笑

その後は昨日beginnerクラスを受けたIsaac Martin Lerner氏のAdvanceクラス。
同じスタジオでクラスなのですが、一気に人が減って、あれ?フロアって人気ないの?と邪推してしまう。東京でもクラスで急にフロアやると人が減るっていう逸話を聞いたことがあるのですが…ゴリゴリ床入るとどんなに慣れてても疲れますよね、そりゃみんなやりたくないか笑
とはいえ、10名弱はいるのでクラスとしては余裕で成り立つ、需要がある。
昨日のbeginnerとは打って変わってゴリゴリアクロバティックなフロアワーク。最高だ。フロア教えてくれる人(※外国人に限る)は基本的にワイルドだから鼓舞するために「f××k!」とか余裕で言うのがクレイジーで好き。
あと海外のクラスって選曲がノリノリなんですよね。それも良い。

有象無象ゴッタ煮ショウケース

夜は毎週月曜、JudsonChurchでやっているMovement Research主催のショーケースを観に。

ジャドソン教会といえば、知っている人にはお馴染み、コンタクト・インプロヴィゼーションの聖地。コンタクト・インプロヴィゼーション(以下、CIと略します)は個人的なダンスのルーツの一つだと感じており、今回の研修の個人的な意味合いとしてある「自分の源流に出会い直す」という点でも感慨深い場所の一つです。

教会はそれこそ太古からあるGathering Place
ステンドグラスは宗教画じゃなくて誰かの肖像画
誰かはわからないけど、多分ジャドソン教会的に重要人物?

結構海外だと教会をリノベした劇場って多いみたいです。以前所属していたIntegrated DanceCompany 響-kyoの英国ツアーでBanksyの地元・Bristolで上演した時も教会をリノベした劇場でした。教会って建物として高さがあるから吊り物もしやすいし、エアリアルとかサーカス系のパフォーマンスも難なく対応できるから良いみたいですね。

ショウケース自体はヒルに自分を吸わせているところから始まる攻め気味のパフォーマンスもあれば、しっかり振付したソロダンスもあれば、3分くらいの1曲まるまる振付で踊るデュオナンバーもあり、ゴッタ煮です。チケット無料のDonation制なので気軽に観に行けるのも良いです。


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