なぜ育休を取得したのか◇

とても個人的な話になります。何の参考になるか分かりませんが、世の中の男性の育児休暇取得の流れが促進されることを願っています。

育休を取得した理由①:家庭を支えるため

言わずもがな、出産後の女性は産褥期といって、体の機能や体力は万全ではありません。それに加え、新生児保育という作業が発生します。ただでさえキツい時期ですので、家事に人手が必要と判断しました。

「普通は」、こうした時期は母親が実家に帰省して育児を行ったりすることが多いようですが、ウチの場合は諸事情でそれが困難ということで、自分たちで新生児保育をすることにしました。また、妻は2人目の妊娠でかなり母体に負荷がかかっており、今回の妊娠・出産でも同等かそれ以上にリスクを伴うことが予想されました。案の定妊娠初期のつわりのころからその予兆があり、昨年の夏くらいから自分が結構な割合の家事をまかなっていました。
そうした事情もあって、いわゆる産褥期の1ヶ月間、育休を取得することにしました。


育休を取得した理由②:仕事から離れたかったため

そうは言っても、男性の育休取得は仕事上様々なハードルが多いのが現状かと思います。その点、自分はかなりラッキーだったと思います。僕が努めている高校では、ここ数年ちょっとしたベビーブームが起きていて、しかも男性の若手教員の方々が次々と育休を取得している実績がありました。そのため、僕自身もその流れに乗ることが出来ました。また今年度は2年の担任をしていて、2月の時期は業務も比較的落ち着いているというタイミングも功を奏しました。

もちろん、3年生(受験生)に向けての意識づけや校外模試、学年末試験といった重要なことはありますが、そのための流れやマインドセットは4月から少しづつ作っていっていたので、あとは副担任と生徒自身に委ねようと思いました。今年の副担任の先生は、新卒3年目で、十分に力があるのになぜか担任を持たせてもらえていなかったので、試しに担任業務をやってみて欲しいというのも密かに思っていました。

正直言って、教員はやることが多く、自分の働き方や目指す方向をじっくり考える時間がなかなか持てないという現実があります。今回の育休を通じて、そういったことを考える時間も持てるかもしれないという期待も有りました。そういう意味で、子どもが生まれたことをきっかけに一度仕事を離れるのも良いかもと思いました。

結論

この2つの理由から、今回1ヶ月の育休の取得に至ったわけですが…まあ大変でした。特に②の理由に関しては、この考えが甘かったことがこの3週間で見事に証明されたと感じています。このあたりはまた別の記事でまとめたいと思います。それでは今日はここまで。

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