イタリア人の働く風景

イタリア旅行へ行く前にこの本を読んでからいったのですが、まさにこの通りで興味深かったです。

自由に仕事し、いつでもサボる
空気は読んだことがない
寄り道こそが人生
アポの時間は努力目標
嫌なことは、後回しでもよいことにする
いつでも“成り行き”に任せる

最後はなぜかうまくいくイタリア人

基本は、良く言えば「よい加減」、悪く言えば何でも「適当」という精神が漂っています。日本のお客様の立場はなく、サービスする人と客は立場が対等というかむしろ店のほうが偉いんじゃないかくらいの感じでした。
日本ではなかなか見ないなと思う場面をメモしておきます。

  • スーパー:レジの方が食べ物でもなんでも品物の扱いが雑で商品をスキャン後、ほいほい投げてる。レジの方の目の前のレジ袋ほしいと言っても、「take!」と言って一切とってくれない。注文しようとしても常連客と延々とおしゃべりしててなかなか自分の番が回ってこない。

  • 美術館、駅、警察等:周りに人がいようがいまいが、雑談したり読書してる人が多い。意外にも?列に割り込んでる人へは注意したり、切符もきちんと確認しにきました。

  • 空港:チェックイン時のイケメン職員との会話「日本の漫画、アニメが大好き。→ガンダムが好きな様子」「一つだけ日本語知ってる。→あなたは、かわいい亅(なぜ一つだけ覚えた言葉がそれなのか。。)

  • ホテル:チェックインの受付、荷物運ぶ人、預かる人、レストランの人の役割がはっきり分かれてるようで違う人に聞くと若干不機嫌になる。

  • レストラン:「うちはローマ法皇も来た店で凄いんだよ。この最高級の肉食べていって」→注文したところ、レアすぎかつ、美味しくない。。自分たちが食べてるすぐ横でまかないを4人くらいで雑談しながら食べてる。

  • タクシー:自分の好きなイタリア語のラジオを聞きまくり。早く目的地に着きたいせいか、前の車とぎりぎりの距離で走る。目的地到達の数分前にようやくスマホで目的地の場所を調べ始める。

  • ベネチアのゴンドラ乗り場:今にも雷落ちそうな怪しげな曇り空なのに、「ちょっと待てば乗れるよ。心配ない」→数分後→「やっぱ、今日は無理。明日来て」(明日は行けないんですけど。。) 凄い雨降ってきてもなぜかみんな楽しそう。

陽気で悪い人ではないので私は嫌いじゃないですけど、私語とか一切せずに真面目に働いている日本人からすると怒る人もでてきそうです。逆にここまで自由にしてるとストレス少ないんじゃないかと羨ましくもなります。日本人の働き方ももう少しイタリア寄りでよいとも思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?