サンホラに人生狂わされて14年経ったのでドイツで聖地巡礼した②
羽田→ミュンヘン
羽田空港からミュンヘン行きの直行便に乗ります。ルフトハンザとANAのコードシェア便です。
羽田空港を10:45に離陸しミュンヘンへは17:10着。
ウクライナ情勢の影響でロシア上空を避け、北極を回るルートで飛行します。はよ平和になれ…世界……
定刻から40分ほど遅れて到着。
入国審査は、ビジネスか旅行か?滞在期間は?目的地は?など聞かれました。ミュンヘン空港からは過去3回ほど入国したことがありますが、だいたいいつも同じようなことを聞かれる気がします。
ミュンヘン空港 Flughafen München
ミュンヘン空港には2つのターミナルから構成されており、その間には中庭のような広場があります。
筆者が訪れた12月26日には広場でクリスマスマーケットが開催されていました。
ドイツのクリスマスマーケットを味わうならここが一番手軽かも。
もちろんグリューワインの屋台も出ていたし、空港の職員さん(?)によるゴスペルコンサートも開かれていて、なかなか楽しい雰囲気でした!
が、ただでさえ円安でお財布事情がカツカツなのでクリスマスマーケットは冷やかしonlyで市街地に向かいます。
ミュンヘン空港からミュンヘン市街地へは近郊列車Sバーンで約40分です。
S1とS8が空港と市内を結んでいます。S1は西回り、S8は東回りでミュンヘン市内へ行きます。どちらも大して所要時間は変わらないので来た方に乗ればOKです。
ミュンヘン München
19時頃にミュンヘン中央駅(München Hauptbahnhof)に着きました。
そもそも、テューリンゲンを目指すのであれば普通はフランクフルト空港に行くべきなのですが、筆者がわざわざ遠いミュンヘン空港を選んだのには理由があります。
それは、寝台夜行列車に乗ること。
ミュンヘンを夜に出発してドイツのほぼ中央にあるゲッティンゲン(Göttingen)へ翌朝着く夜行列車に乗れると、宿代も時間も節約できてお得なのでは?という魂胆です。
列車の出発は22:52。それまで3時間半ほど時間を潰す必要があります。
荷物を駅のコインロッカーに預けたかったのですが、ちょうど小銭が無かったのと、結構料金が高かったので諦め、バックパックを背負ったまま暫く行動することにしました。
夜の中央駅周辺は治安があまりよろしくないので、旧市街に移動します。
Sバーンのマリエン広場(Marienplatz)駅で下車。
遅い時間なのでお店はほとんど閉まっていますが、季節柄、街中がイルミネーションで輝いているので、ぶらぶら歩くだけでも楽しい。
気温は-1℃くらいで、ダウンコートを着て体を動かしていればそれほど寒くなく過ごせる程度。
なんとなく旧市街の中をうろうろしていたら、いつの間にか中央駅方面に来ていたのでそのまま歩いて再びの中央駅へ。
中央駅の地下には深夜営業しているスーパーがあったので、飲み物を買ったり、お手洗いに行ったりと身の回りの準備をして列車を待つことに。
寝台夜行列車 Night Jet
定刻通り寝台夜行列車Night Jetがミュンヘン中央駅に到着しました。Night Jetはオーストリア鉄道が運行している国際夜行列車です。ドイツやフランス、スイス、チェコなどヨーロッパ各地を結ぶ便利な夜行列車です。
チケットは事前にオーストリア鉄道(ÖBB)のサイトで予約してあります。
寝台客室にはいくつかのタイプがありますが、1人用のMini Cabinを予約しました。カプセルタイプの個室が面白そうだったので。
乗車したら予約したキャビンに向かいます。キャビンに腰掛けて少し待っていたら乗務員のオジサマが切符の確認と、朝食のリクエストを聞きにきました。
写真右側の茶色の扉を開くと隣のキャビンに繋がっています。もちろん鍵をかけることができますが、友達や家族と隣同士のキャビンを取ると、この扉を通して会話やちょっとしたおやつのやり取りができて楽しそう。
シャワーはありませんが、共用のトイレと洗面台が車両ごとに備え付けられています。どちらも清潔で快適に使えました。洗面台は小さめなので洗顔はかなり厳しかったです…歯磨きと化粧なら大丈夫。
身支度とベッドメイクをして就寝。
もちろん列車なので多少揺れますが、よく眠れました。ただ、キャビンが狭いからかかなり換気扇からの風が冷たく、備え付けの毛布1枚では寒かったです。
冬に乗車する方は暖かい服装を用意したほうが良いですね。