あいうえお、の順番

甕さんと一緒に何かできたらいいね、という話になって、何ができるか考えたいのもあって甕さんの神代文字講座に参加した、その回は仲良い友達だけしか集まらなかったから講座にはならなくて、皆んなで「あかさたなはまやらわ」を発声して、発声したときに生まれる感覚とかみえた色とかを記録してみるとそれぞれに似通った感覚が生じてることに驚き楽しむ、という内容になった。おどろき楽しむ、は内容じゃなくて感想。例えば
あ、は方角がなくて境目みたい、点
さ、は横に速さ、流れ、薄く青っぽい白、
は、は暑い寒いで縦の上下、軽くて緑(灰色)
わ、なら広がり(動き、というか方向がない)
それぞれに選ぶ言葉が微妙に違ったりするけれど観えたもの感じたものは似通ったりしていて、そこからそれぞれの文字の意味を探ることができるかもしれない、ということなのだけど、ひとつテーブルを囲んで一緒に発声してたから起きただけかもわからない。僕は動きを感じやすいのか、色はなかなかわからないが、「あ」「わ」に方角がないとか「な」は後方から右回りで回ってきて内に入る、「さ」は右から左へ水平方向への流れ、などがある。
「た」は僕には鳩尾より下の感覚はあるがそこまで下じゃなかったけど、他のみんなは足裏とか結構下だったりした、でもこれも座ってやってたからかもしれない。

とにかく感覚で観るしかないが、その感覚がどれほど正確に拾えているかと、其感覚が果たして何によって生じているか見極めるのは相当にむずかしい。というのも、あいうえおの順番の話になったとき、

ひと月ほど前にあいうえおの順番がずれている気がした。発声したとき身体に響くところがあいうえおだとばらばらとする、
あおうえいの順で発声すると響きが外側から中心に向かっていく。人に手伝ってもらって、胸の真ん中あたりを押してもらうと
あおうえい
だと
あいうえお
より安定して立っていられる。
しかし甕さんの講座ではあいうえおの順番は
うおあえい
で、うから仙骨、丹田、胸、喉、頭へ下から上に響く体の箇所が変わるよ、と教わった。だが僕が僕自身の身体に起こっていることへの感覚が鈍いせいか、あるいは別の身体のレイヤーに立っているからなのか、うおあえいの順番ではなく
いえあうお?
だったかで、でも他の二人は「そうなる」と言ってたから僕の感覚の問題なのかも。一週間ほどして四つ足になって
うおあえい
と言ってみたら、確かに仙骨のあたりにうが響いてそこから上がってくる感覚はあった。それに反比例して、四つ足だとあおうえいは感じにくくなる。

で、思い出してみれば僕は
あおうえい
を発声するとき、外から内、という水平の場の響きに注目はしていただけだったのに勝手に重なる円に仕立て上げて、縦の響のことはまるで自覚していなかった。そして二足の直立と四つ足ではあおうえい、とうおあえいの感じやすさに変化がある。まだ人で試してもらってないから、本当かわからないけど、縦と横の響きで異なることは間違いなさそうだ。
あいうえおの並びは、
縦の場=うおあえい
横の場=あおうえい
という仮説。ほんじゃそれが何を意味するのか?はわからない。というか、それこそが意味ですよ、ということかもしれない。

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