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無52


結婚する
恋愛する
仕事する

誰もが当たり前にしていることに疑問が湧いてくる
余計なことだとはわかっているし
そんな疑問なんて考えたって仕方がない

でもある日、プツリと線が切れたようにその日が訪れた。
愛子の母が体調を崩し、愛子は実家とを往復するようになり、僕は仕事と家の往復。

一緒に生活をしない時間が増え、結婚生活の意味を考える。

「一緒に生活しないのなら、結婚した意味はないのではないかい?」
「そう言われたって仕方ないじゃないの。」

後日実家帰りに話があると呼び出された喫茶店で、離婚届を突き出され、言われる。

「意味がないのなら、おしまいにしましょう。あなたを応援する意味でこの紙を用意しました。」




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光治(みつおさむ)
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