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プレゼントして、売って、まだ残っているカメラ
上の本棚の二つはフイルムカメラである。Nikon FEは40年前に、Canon AE1は35年前に買った。
他の古いカメラはオークションで売り、売れないものは中古引き取り屋さんに来てもらったが、この二つは手入れして販売するとして成り立たないと断られた。D7100まで売ったが、40年前と35年前のこの二つは残ってしまった。
乾燥箱がスペースを取ると連れ合いから苦情があり、乾燥箱をひとつ処分し、その結果この二つは本棚の飾りになった。両方ともレンズは絞りが壊れている。ひとつーーNikonの方ーーは分解して直そうとしたが、絞りのスプリングを交換したが、その後レンズを筐体に戻してみると、全くピントが合わない。
そして諦めた。ただ飾ることにしたが、これも良し。一度フイルムを入れて試してみたいが、楽なデジタルに慣れているので、しないだろう。
私が、最もモノクロのフィルムを使い、毎週末の夜、自分で現像し焼き付けていたのが、この二つの前のPENTAXのSPだ。モノクロフィルムのASAの低い安売りされているのをヨドバシでまとめて買っていた。フィルム代金を安くすると、あとは自分の体力と気力でカバーできた。その数年後、カラーのポートレートを毎週フィルム24 箱くらい買って撮っていたのが、この二つのカメラである。生まれた息子の顔を1日100枚以上撮っていた。
一度フィルムを入れて、また試してみたいと思う時がある。あの頃のモノクロは相当大きく引き延ばしても観ておれたから。しかし、デジカメに慣れるとなかなか面倒なところへは戻れない。時々最高に絞られたままの暗いファインダーを覗き、重さを楽しむことにしている。