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文系大学院に半年間の勉強で合格した私の入学後の生活──大変なこと、バイトはできるのかという疑問への答え

こんばんは。私は現在、文系の大学院に通っている修士1年の者です。

今回は、文系大学院に短い準備期間で合格することができた私が、合格したあとに苦労した話(現状、大変だと感じていること)を記していこうと思います。
先日、「文系大学院進学を決めた半年後に合格した話」と題し、自分の体験を非常にざっくりと、そして拙い文章で書いたものを公開したのですが、
読んでくれる方がいるのか否かとか評価がどうとか、そういったことは関係なく、なんとなく楽しくなってきたので、続編らしきものを書いてみようと思った次第です。



大変だったこと ─授業編─


前提知識が足りず、議論に付いていくのが大変

改めて私に関する情報をお伝えしますと、私は大学院で学部時代とは全く違う学問を専攻しています。
そんな私が運良く半年間の勉強で院試に合格し、こうして現在大学院生という立場でいることができているわけですが、短い期間での詰め込みのような準備だったことが入学後に影響してきました。

まず感じたのは、他の同期との圧倒的な知識量、勉強量の差です。
私以外は学部でも専門的にその専攻の学問について学んできた人たちです。読んだことがある論文や書籍の量、トータルの勉強量、知識量などの全てにおいて、私から見ると圧倒的でした。
既に勉強と蓄積がある人と同じフィールドで突然戦うのはとても大変だと痛感しています。

何年も浪人するわけにはいかないですし、早く合格するに越したことはない気がしますが、それでも短い準備期間で合格してしまうことのデメリットは存在すると感じます。
合格した9月から入学(4月)までも、勉強は継続しましたが、だいぶ浮かれてきも抜けてしまっていたので、確実に受験前とはペースや力の入れ方が違っていました。ここは自分でも反省している点です。

特に大学院に行くときに学部の専攻と違う選考に行きたいと考えている方へ
合格してから入学までに時間がある方は私のように気を抜かなければ大丈夫だと思いますが、短い準備期間で合格してすぐに入学時期を迎える人は覚悟が必要かもしれません。


とにかく発表準備が大変

大学院の授業は基本全てゼミ形式です。
私は学部時代のゼミで、一つの文献の輪読・購読をしっかりやった経験がなかったので、最初はどうして良いのか分からず戸惑いました。
ですが、どうしたら良いのか分からないのにどんどん授業を進行し、どんどん自分の発表の順番が回ってきます。
学部時代のゼミなどでとっくに慣れているという人も、そうでない人も、
テクストを要約し、そこから問いを立てる・・・
という、この作業を練習しておいて損はないと思います。


大変だったこと ─院生生活全体編─


自分自身の管理が大変

大学院生は、自分の研究をすることが基本であり、やるべきことであるわけですが、もちろん授業も日々あります。
授業数は学部の頃よりも格段に少ないですが、準備には時間がかかりますし、自分の研究のことも常に考えて生活する必要があります。
スケジュール管理、そして自分自身を管理することがとても重要です。
当たり前ですが、時間の使い方が自分の判断に委ねられます。なので、どうしても怠けてしまったり、ギリギリにならないと取り掛かれなかったりします。

もちろん、院生同士で仲良くなる人がいたり、他愛もない話をしたりすることはありますが、大学院生というのは、基本的には孤独なのではないかと思います。
そこは少し心構えが必要かもしれません。


そんな私の最近のスケジュール


週3日登校で、大学院の授業は5科目履修しています。
大学院の卒業(修了)要件単位数は、修士課程2年を全体で25~30単位ほどです。
1年目の現在、前期5科目+後期5科目で10科目20単位くらい履修しており、来年は4科目ほど取ればいいので、いいペースかなと思っています。
授業の準備が意外と大変で時間を要するので、5〜6科目程度が理想的だと思います。

バイト先は大学の近くなので、できるだけ授業日にバイトのシフトを入れています。
毎週ではありませんが、土日のどちらかにシフトを入れる場合もあります。
大体の流れは以下の通りです。


1日目:2,5限+4限に学部の授業を聴講 → バイト(週によりけり)
2日目:2,4限
3日目:2限 → バイト(固定)

土日:いずれかにバイト(週によりけり)

できるだけ一日中フリーな平日を作れるようにしています。
平日の比較的に空いている国会図書館で丸一日調べ物をしたりしたいので・・・


バイトはできるのか

「院生ってアルバイトとかできるんですか?」と聞かれたことが何度かあります。私も入学前に気になっていた点です。

結論から言いますと、できます。

先ほど書いた私のスケジュールを見ていただいてもお分かりいただけるかと思いますが、十分可能だと思います。

私の先輩たちの場合は、学芸員などを目指している方が多いので、博物館や美術館でアルバイトをしている方がたくさんいます。
もちろん、普通の接客業などのアルバイトをしている方もいます。私もそうです。

学芸員の場合は、すでに学芸員として働いている卒業生の先輩などから「手伝ってほしい」というお声がかかりアルバイトする という場合が多いです。また、先生経由で求人のお話をいただく場合もあります。
他の職業、専攻がどういう事情なのかはわかりませんが、先生や先輩の紹介で何らかのアルバイトを見つけることも可能だと思います。

とにかく、大学院生でもアルバイトをしている人はたくさんいます。というか、大抵の方がしていると思います。
たくさんシフトに入ることは難しいですし、学部時代の要領で考えていると忙しすぎて研究が疎かになりそうですが、しっかり選んでスケジュールを考えれば問題ないと思います。


おわりに

大学院に入ってからの話を簡単に書いてみました。
参考にするほどのものでもないかもしれませんが、参考にしてみてください。


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