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【コンマ1秒を競う世界】vsおじさん

横浜駅東横線の改札は結構混んでいて、お昼の時間は上りに改札に入る人も出る人ももいて、かなりごった返す。

改札には大抵の場合進める方向が決まっていて、ここの改札は入る専用、ここの改札は出る専用みたいな感じになっている。しかし、どちらからでも入れる改札〈バトルフィールド改札〉も存在する。なぜバトルフィールドと呼ぶかというと、早くタッチした方のみが改札を通れるからだ。早くタッチできた方の後ろには人が並んでいることが多く、後ろの人が連続で入ってくるため、タッチできなかった人は悔しくも別の改札を通るしかない。

割と自分は基本的には遠慮がちなタイプであるため、バトルフィールド改札が対面の人と被ると隣の改札へ避ける。ポーカーのフォールドといったところだ。

ただ、人生で数回、戦ったこともある。対面の人と同じ改札であるとわかっておきながら、突っ込む。割と最近では、30代くらいの女性と戦って、惜しくも負けて他の改札を通ることになった。悔しくて相手の顔を見れなかった。

昨日も東横線のバトルフィールド改札を通ったわけで、対面におじさんが見えた。自分の方が改札に一歩近いから多分勝てるだろうといったところで、フォールドせずバトルの判断を下した。やはり、改札にPASMOをタッチした瞬間、勝ちを確信した。自分のタッチのタイミングで音が鳴ったし、液晶にも残高が表示されたことを確認した。

だがしかし、対面のおじさんが強行突破してきた。我々は狭い改札の中で、すれ違ったのである。

金払えよ!負けてるんだから諦めろよ!!
見て見ぬふりをするなよ!!!
男なら堂々と戦えよ!!!!

猗窩座に逃げられるシーンを彷彿させられた。このような形で漫画に感情移入することもあるって考えると、面白い。


一のような体験をした人が自分以外にもいるのではないかと思い、「改札 すれ違い」でググった。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13116596913

やっぱりいた^^;
多分どちらかは精算されてないだろ!!!
片方がタッチをした瞬間に、タッチした方が通ることができるように、人感センサーは停止するはずである。その隙に逆側の人が通ったってだけだろ!!!


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