がやがや

人が多い時の中村屋は、賑やかな声が常に聞こえてきて好きだ。まあ人の少ない静かな中村屋も好きだが。

ほんの少し前までは辛いことがあったときにお話を聞いてもらいに中村屋に行っていた。店主もスタッフも、親身になって話を聞いてくれて、アドバイスもくれるが最後には「ずっきー次第だけどね」って言ってくれる。どんな選択をしても応援してくれる。それがとても嬉しかったし、自分にとって救いだった。

楽しそうな人の声というのは聞いていて安心するものだ。1人でいると考えごとをしてずっっっと悩んでしまうため、気分を沈ませないためにも中村屋に通っている。楽しそうな人の声を聞き、ボードゲームを一緒にしたり、楽しむことを覚えた。辛いことばっかりじゃ『悩む』は『病む』になってしまうから。ただ忘れるわけじゃない。楽しいことをした後はしっかり考えて『悩む』し、それがまた『病む』になる前に中村屋に行く。今はそれを繰り返しているが、いつかは楽しいことをするためだけに中村屋に行けたら、と思う。