「京極の吹き出し湧き水」か「真狩の羊蹄山の湧き水」か
ニセコを含む後志地域には数多くの湧水スポットがありますが、最も有名なのが京極町の吹き出し公園内にある「京極の吹き出し湧き水」です。
羊蹄山の山腹から湧き水が直接川となって流れていく様は圧巻で強烈な印象を与えます。
羊蹄山に降った雨や雪が数十年かけて湧水として湧き出てくるのだそうですが、圧倒的な量の湧き水は下流側でそのまま透明度の高い池を形作っています。以前は木の樋の側面に取水口が何個も付いていましたが今は壁から直接水道のような取水口が出ている形式に代わっていました。
京極町にはこの水を利用したミネラルウォーター工場などもあるのでその味は本物なのでしょう。
水汲み場は駐車場から坂を少し下った場所にありますが台車を借りることも可能のようですが少し高低差があります。
「真狩の羊蹄山の湧き水」は羊蹄山を挟んで京極とほぼ反対側にあり、国道に面しています。こちらの規模はやや小さく、豪快な湧き水でもなくインスタ映えはしませんが水を汲みやすく工夫しており地元の人にも人気のようです。車をすぐ近くに停められるので一人で大きなプラスチック容器を何個も持ってきている人を良く見かけます。もはや給水所のイメージですね。隣にある真狩豆腐工房湧水の里も有名で休日などは長い行列ができています。
観光で行くなら京極、日常的に水を汲むなら真狩か？
観光で来たのならとにかく圧倒的な水量なので京極の吹き出し湧き水がおすすめです。
ただ駐車場までやや距離があり、しかも坂道なので大量の水を運ぶ場合は少し大変です。
日常的に湧水を使いたいなら真狩のほうがいいかもしれませんね。