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「やりたいこと」より「やれること」

就職、転職などで好きなこと、やりたいこと、得意なことは何だろう、という話がよくあります。

なかなか就職しても仕事続かないとか、何していいかわからないとか。

僕は20歳から15年程美容師をしています。
もともと髪に興味があったとかは全然ありませんでしたが毎日楽しく充実感を感じながら自分で美容室をしています。

でも長く美容師をしていく中で辞めていく同期、先輩、後輩をたくさん見てきました。

新卒の人の志望動機を聞いた時に
「髪をアレンジすることが好き」「有名になりたい」
「作品作りが楽しい」というワードを聞く事がありましたが、
その後働き出して数ヶ月で「思ってたのと違う」「楽しくない、向いてない」とだいたいすぐ辞めているような印象です。

個人的には学校を卒業した段階で「好きなこと」「やりたいこと」「向いてるもの」なんてものはないと思ってます。

「やりたいこと」を探すより「やりたくないこと」「絶対的に嫌な事」などをしっかりノートにでも書き出して「やれること」を探すことが現実的だと考えてます。

人間嫌なことがそんなになければまあ好きではないけど、とりあえずやれるよねってことがあると思います。

やれることをやる→とりあえず辞めない→続けていける、継続できる→経験を重ねるとできるようになる→できるようになるから楽しくなる→結果がでると充実感がある、好きになる。

好きなものを探すというより、
好きなものを作る、生み出す、というようなニュアンス。
正解を探すのではなく、正解を自分で作る。

すべての方に当てはまるとは思いませんが、
自分が美容師という職業を選んだときもこういった考えがあり、
しんどいこともあったけど長く継続ができたので結果的に好きで楽しいと感じる仕事になりました。

偏った考え方かもしれませんが、
悩んでいる方は是非一度意識してみてください。

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