02.見た夢のはなし-20.06.17
※フィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。
私たちは上手くいってるフリをしている。
ジュダの金髪はふわふわで長く、綺麗で、彼自身も優しくて、まだ12歳だというのに、性格も真面目で大人っぽい。
周りのことをよく見てるからこそ、わたし達を悪びれもせず純粋にからかうような、冷やかすようなあの雰囲気が、ジュダには我慢ならなかったようだ。
「上手くいってるってフリをしよう。でも本当は僕らのペースで進めていくんだ。……僕は、皆なんかに邪魔されたくない」