シェア
春の陽光がやさしく温かいからどうした 夏の海は日を浴びてキラキラ輝いているからなんだ 秋…
人生だいたい80年 大人になるまで20年 残りは余りの60年 そんな気持ちで生きてるやつは…
幸福とは不幸に遭わぬことなり 不幸なきことに勝る幸福なし 不幸に決して遭わぬよう、幸福を…
海を知っているか。 そこには雨が降らない。雲がないからだ。 そこには波が立たない。風がな…
生まれた星を出て、とある別の星に辿り着いた。 そこは元居た星と違って、人が誰もいなかった。 そこはまったく生き物が暮らせる環境ではなかった。 作物はなく、息はできず、光は遠く、大地のみ。 だが、全てが心地良かった。 そこには人の文化も文明も、嘘も本当も何もない。 だから心が落ち着いた。 死の感触でさえも柔らかく、優しい温もりに満ちて、ひとり、息が絶えるまで砂と共に眠った。 そして、僕はこの星を希望と名付けた。