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詩のような何か

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はずかしいやつ。 いつか意味がわかる時があるかもしれない
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#創作

のろまが人の手を引くな
勝手に一人で堕ちてゆけ
燃えよそして肥えとなれ
その上にこそ人が成る
哀れ弱き者どもよ
人は決して塵どもと
同じ目線に立ちはしない

おなか
2年前
1

世界は美しい。は、もういい。

春の陽光がやさしく温かいからどうした 夏の海は日を浴びてキラキラ輝いているからなんだ 秋…

おなか
2年前
3

余命だいたい60年

人生だいたい80年 大人になるまで20年 残りは余りの60年 そんな気持ちで生きてるやつは…

おなか
2年前
4

偉人のありがたい言葉

幸福とは不幸に遭わぬことなり 不幸なきことに勝る幸福なし 不幸に決して遭わぬよう、幸福を…

おなか
2年前
1

進めや進めその道を
腹を抑えて痛みを堪え
命を踏みつけ進めや進め
嗚呼素晴らしき人生の行進
手を合わせては首を斬れ
遅れる者は捨てて行け
汗を流せよ人々よ
たとえ欺瞞に濁れども
光る雫は金の輝き
薔薇色の世は幸福の色
見えぬ横たう人々の
鮮血滴る道の色

おなか
2年前
4

海を知っているか。 そこには雨が降らない。雲がないからだ。 そこには波が立たない。風がな…

おなか
2年前
6

あの星を目指して

生まれた星を出て、とある別の星に辿り着いた。 そこは元居た星と違って、人が誰もいなかった。 そこはまったく生き物が暮らせる環境ではなかった。 作物はなく、息はできず、光は遠く、大地のみ。 だが、全てが心地良かった。 そこには人の文化も文明も、嘘も本当も何もない。 だから心が落ち着いた。 死の感触でさえも柔らかく、優しい温もりに満ちて、ひとり、息が絶えるまで砂と共に眠った。 そして、僕はこの星を希望と名付けた。