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「なんでつま先が丸い靴なの?」

ある時、お客様に聞かれました。
「丸い靴が好きなんです。」
と即答しました(目を輝かせながら)。
お客様は
「えっ?それだけ??」
と言って結局オーダーはされず、帰ってしまいました。

ダメな接客だったかな…
好き!以外にも
他の理由もちゃんとあります。
つま先が丸いのは、足のかたちに近くするためです。
捨て寸(ステズン)といって靴には足が入っていない部分があります。
つま先が尖った靴であるほど捨て寸が長くなって行きます。そして、2センチを超えるとつま先の感覚が無くなると言われています。
YUTA MITSUMORIの木型は足の形に近い木型にする事で捨て寸を1.5〜2cmに設定しています。
木型はとても奥の深い世界です。
独立前、仕事が休みの日を利用して木型職人さんのもとに通い、オリジナルの木型を製作しました。サンプルを作っては修正を繰り返し3年ほどの年月をかけてつくったオリジナルの木型は、ぼくの好き!と履き心地を意識したこだわりの塊なのです。
この表情の靴はうちだけしから出せないんです!!この形がめっちゃ好きなんです。完成してするたびにニンマリしてます。
本当にすきなんです。
ダメですかね??この理由じゃ💦
自分が好きでたまらない、こだわりのつまった靴を魂を込めて製作しています。
「この感じ、なんか好き!」
とオーダーしていただけたらそれはとっても幸せな事です。もちろん履き心地が良い靴を作る事に全力を注いでいます。

少し前に行った焼き鳥屋さんがめっちゃ美味しくて、
「何で焼き鳥屋になったんですか?」と聞いてみた。
「焼き鳥好きなんだよ!」
と即答したマスター。
僕はその店に、通いたいと思おました。

次は木型について書きたいと思います。
全然違う事書くかも知れません🙇‍♂️

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