お稽古感想レポ 20200125 システマ

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先週はリブラのシステマクラスはおやすみの週だったのですが、今週末はシステマだシステマだと、楽しみにしている自分がおりました。まさか自分が自ら嬉々として運動する日が来ようとは。冗談でなく考えもせんかったです。

冒頭、なにか質問はありますかと尋ねる先生に、システマの上達は、どういうものなんでしょう?と聞いてみる。リラックス、呼吸、ムーブ、ちょっとずつ、できるようになったような、全然なような。そう思い質問してみたところ、

システマには、これ、ていう明確な上達の基準はない

とのこと。

例えば段位などのある武術もあるけれど、システマはそういうのはない。システマの目的は、システマを学び身につけることで、より良い人生を送ること。平たく言えば、システマやってモテて稼げるようになったらいいんじゃない?と。
逆に、システマだけにのめり込んで、仕事や他の生活が疎かになるのなら、それは何やってるの?という話になる。なるほど。

前半は、前回に引き続きバランスの基礎ワーク。カマボコポールの上に立つ、スクワット、目を瞑る、反転など。
各人、前回よりもスムーズに出来るように。
いいですね、運動する人の体に変わってきてますね、と先生。日頃、運動する人をたくさん見ている先生から言われると嬉しいです。
さらにはカマボコに乗って押しあい、カマボコの上でプランクして、片手で(!)隣の人を押す、カマボコの上でプランクしながらじゃんけん(!)。
なんか、思ったよりできる。片手で体を支えるなんて出来ないと思ってたけど。やってみたらちょっとできる。習いたての時はできなかったかもだけれど、気付いたらできることが増えている。やるじゃん自分、と、追加で嬉しい。

今日のシステマは、不思議な経験が多数でした。
スタジオの床にマットが敷かれたこともあり、今日はグラウンドワーク。まずは背骨をゆるめていきましょう、ということてで、うつ伏せになって膝下を立ててユラユラ。背骨に動きが伝わるのを感じるワーク。リラックスできて気持ちいいので、家でもやろう。仰向けでも同様に、手でも同様に、人に足や手を揺らしてもらい、ゆるめていく。

女性向け雑誌にありそうなのんびりしたストレッチが、このあとだんだんマーシャルアーツに繋がっていきます。

仰向けになった一人の人の手足を他の人が持って持ち上げる、持たれた人は、そこから反転!戻る!まるでハンモック。

十分に緩んだところで、相手の緊張や体の重さを利用して、体勢を崩していくワーク。
腕を掴まれたところから、自分はリラックスして、相手の腕を通じて自分の動きを伝えていく。意固地になって掴めば掴むほど、自分の腕がつっかえ棒になって相手に動かされてしまう。
どこかに力をかけられると、咄嗟に自分も同じところに力を入れてしまう。そこでリラックスして対処することが大切。いざという時はない方がいいけれど、どうすべきかを知ってることは、いざという時の混乱や不安を、ひとかけ和らげてくらるかもしれない。

応用編では、自分の腕を掴む相手の肩を、自分の腕を回すことでぐーるぐーると回してゆるめてあげる、そこでいきなり肩を落とすようにすると、相手は自らの肩の重さからの衝撃で崩れる。やられてびっくり。こんな小さな動きで倒されるとは。
相手の動きに同調しちゃうんです、というのは、先週のスキマ時間に太極拳の嘉陽先生が見せてくれた動作に通じるものがありそう。

相手の緊張を一方的に吸い取っちゃうんですよ、と次の実演は、力いっぱい腕を掴んだところから、先生が、自分をリラックスさせていくと、相手がへにゃへにゃと倒れる。

な、なんで?

リラックスしきっちゃえば相手は寝るだけですからね、とほのぼのとした笑顔でおっしゃいますが、

な、なんで?

さらには、力がを込めて掴んでいる最中に、緊張している部分を叩く、またはツン。
倒れる。

な、なんで?

と。若林先生、あーわかるわかるー、と。

分かるんだ。
緊張している筋肉にピンポイントで力を入れられたり、痛みを感じると、緊張が解けてしまうらしい。

最後は、戸越銀座のオススメ食べ歩きトークをしながら、プランク2分5秒、空気椅子1分、V字バランス1分。
きつい、きついけど、参加者皆さん、サマになってきました…!

続けてると少しずつ、いつの間にか変わっていく、そして、変わった先にとんでもない奥深そうなものが待っているらしい、ということを学んだ、本日のシステマでした。

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