シェープデータはもらうことが大半
だからこそ、もらった側はシェープデータの構造を理解する必要があります。
データの中身を理解しているのと理解していないのとでは、効率が格段に落ちる場合がありますので学習を進めていきましょう。
シェープデータの構成要素は?
まずシェープデータとは、以下の5つがセットを総称して、シェープデータと言います。もう少しあるけど、、
シェープデータの三大要素(shp/dbf/shx)は、なくてはならないデータです。
もし不足する状態で提供された場合は足りないことを提供者に伝えてくださいね。
もし提供されたシェープデータにprjファイルがなかった場合は?
とりあえずQGISに読み込んでみましょう。すると、とりあえずは画面に表示されますが、それは暫定で表示されている状態です。ではどうしてprjファイルが読み込まれるか?prjファイルがなかった場合にどの座標参照系を使うかデフォルトで設定されているんです。
もちろん勝手に投影されるので、丁度いい位置で重なるわけがありません。(たまに丁度よく重なっていることもあるが・・・)
もし他に提供されたデータがある場合は他のprjファイルを確認するのも手もアリですね。でも同じ座標参照系が使われたか確証はないので提供者に聞いて下さいね。(大抵分りませんが、、)
もし提供されたシェープデータにcpgファイルがなかった場合は?
少し前に作られたものはcpgファイルがない場合が多く、文字化けの原因となりますが、QGIS上で文字コードを変更できるので問題ありません。大抵は「shift_jis」か「utf-8」です。
ただし毎回開くたびに文字化けになっていたのでは面倒ですよね。その場合は下図のように、文字化けしなかった文字コードを記入し、shpファイルと同じ名称にし拡張子を.cpgにして、shpファイルと同一階層に置くことで次回読み込まれます。
たいていは「utf-8」「shift_jis」ですね。メモ帳で作っても大丈夫です。
もし提供されたシェープデータにdbfファイルがなかった場合は?
QGIS上では表示はできるものの、属性テーブルは空の状態です。
出典:「国土数値情報(行政区域データ)」(国土交通省)(https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-N03-v2_4.html#prefecture02)(2021年2月10日取得)
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