【FF14暁月台詞集】Lv87 ラヴィリンソス①

本記事は、FinalFantasyXIV 暁月のフィナーレ のクエスト台詞集になります。
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『拡がる終末』

クルル : あなたが戻ってきたということは、
終末について、何か情報が得られたの……?
クルル : それは朗報だわ!
できればすぐにでも聞きたいところだけれど……
みんなも一緒の方がいいでしょうね。
クルル : ……実は、その「みんな」に、緊急事態が発生しているの。
ひとまず、こちらの状況を共有させてもらうわね。
クルル : あなたが第一世界に向かったあと、
「暁」は、それぞれ終末に関する対処に奔走していたわ。
タタル : アルフィノさんとアリゼーさんは、
終末の広がりと被害状況を正確に把握できるよう、
各国を飛び回ってらっしゃいまっした。
タタル : その中で、ロクス・アモエヌス……
旧コルヴォ地方が甚大な被害を受けていることが発覚。
タタル : サンクレッドさん、エスティニアンさん、グ・ラハさんが、
各国から集まった救援部隊とともに、現地に向かわれまっした。
タタル : ロクス・アモエヌスはとても広く、
救援活動の範囲は沿岸部の集落に留まっているそうでっすが、
それでも救い出せた人がいると伺っておりまっす!
クルル : ヤ・シュトラは、マトーヤ様と協力して、
ハイデリンとの接触を試みるために星海の調査を……。
クルル : 私とタタルさんは、この街で、
大撤収を宣言した哲学者議会の動向を探っていたの。
クルル : 彼らは「月に人や物資を運ぶ乗り物」を、
造っているようなんだけど……
まだ完成していないのか、実際に稼働している様子はないわ。
クルル : 一方で、すでに終末が本格化しているラザハンは、
哲学者議会から、月へ避難するよう提案を受けていたでしょう?
クルル : 太守のヴリトラ様は、最終的に、
「望む者は、哲学者議会の指示に従い月へ向かうべし」
という御触れを出したわ。
クルル : 気になるのは、哲学者議会が、
どうやってラザハンの人々を月に運ぶかってことなんだけど……
クルル : 彼ら、バブイルの塔のことを、しっかり聞きつけていたみたい。
緊急の代替措置として、あの塔の転移装置を使い、
ラザハンの人々を月に送るようよ。
タタル : それを、みなさんにご報告したところ、
念のために何人かは、バブイルの塔に向かう人々の、
護衛にまわろうということになって……
タタル : アルフィノさんとアリゼーさん、
それに、エスティニアンさんとグ・ラハさんが、
ガレマルドに急行してくださったのでっすが……。

クルル : そんな折に、ガレマルド周辺でも終末が本格化したみたいなの。
クルル : 現地はかなり混乱しているみたいで、
アルフィノくんたちと連絡がついていないわ。
クルル : 飛空艇でサベネア島を発ったラザハンの人々や、
彼らを率いている哲学者議会代表のフルシュノさん……
その安否も不明なままよ。
クルル : Cilinaさん……
帰ってきて早々で申しわけないけれど、
みんなを助けに行ってほしいの……!

クルル : ありがとう、何より心強いわ……!
タタル : アルフィノさんたちは、
ひとまずキャンプ・ブロークングラスに集合してから、
ラザハンの方々の護衛に向かうとおっしゃってまっした。
タタル : あのキャンプには、まだルキアさんが残っているとか……
きっとみなさんの行方もご存知でっす!
クルル : あなた自身も、十分に気をつけて……!
クエスト『拡がる終末』を引き受けた!

クルル : 私の方では、至急、
サンクレッドさんとヤ・シュトラに連絡をとるわ!
あなたが帰ってきてくれたことも含めてね!
タタル : Cilinaさん……
みなさんを連れて、無事にお戻りくださいまっせ!


・キャンプ・ブロークングラス

バーセルミー少甲士 : もはやこれまでなのかと、つい弱気な声が身の内から響く……。
それほどの恐ろしい色をしているよ、この空は。

ウィレルム : これほどの惨事を引き起こすテロフォロイ……
かつての帝国に換わり、
奴らへの怒りで、おかしくなりそうだ……!

イリエット : テロフォロイの連中が、終末を招こうとしている、
そう聞いても、これまで実感できていなかったんだ。
これまではね……。

双蛇党の衛士 : 軍民問わず、ガレアンたちの中には、
派遣団を疎ましく思っている者たちも少なくないはず。
ここを最前線と思い、警戒を怠らぬつもりです。

コチャチャ闘軍曹 : 状況は変わらないわ。
私たちは、ここで成せることを成すだけよ。

エスデロット大牙士 : どのような状況でも、キャンプは死守してみせる。
イルサバード派遣団と、これからのガレマルドの民にとって、
要となる場所なのだから……!

タロン少闘士 : どんな状況でも明るい未来を想像しようと努めてきたけど、
さすがにこの光景は……いや、気を強く持たなくちゃな!

アンバガイ : 保護した人たちの救護に、全力で取り組んでいますよ。
みんな、テンパード化から正気を取り戻してやっと、
自分の身体が傷ついていることに気づくんです……。

ロチルダ : これはArulaq大牙士……。
現在この一帯には終末の影響が見られます。
どうか最大限のご警戒を……!

ジューン一等牙兵 : 空がこんなふうになってから、
より安全な場所への避難を希望する声も出ています。
無理もない話ですよね……。


・ルキアと話す

ルキア : Cilina殿!
貴公も駆けつけてくれるとは……!
ルキア : 見てのとおり、空が燃えている……。
この一帯にも、ついに終末の災厄が到来したのだ……!
ルキア : 「暁」の面々は、終末が本格化する前に、
キャンプ・ブロークングラスに到着していた。
ルキア : 間もなく、哲学者議会が率いるラザハンからの飛空艇が、
マグナ・グラキエスに到着したと、
現地の警備担当から連絡が入ったのだが……
ルキア : その直後だった……空が燃えだしたのは……。
ルキア : アルフィノ殿らは、私たちに市街地の安全確保を任せ、
マグナ・グラキエスに急行した。
取り急ぎ、「ある人物」に彼らの援護を頼んだのだが……
ルキア : いや、現場を見てもらった方が早いか。
貴公も、準備ができ次第、マグナ・グラキエスへ!


ラザハンの避難民 : い、嫌だ……助かるために逃げてきたんだぞ……!?
こんな、こんなことがあってたまるか……!
フルシュノ : くっ、よもやここで終末に見舞われようとは……!
フルシュノ : 皆、落ち着くのだ!
すぐに防御の陣を張る!
フルシュノ : 無暗に逃げ回らず、こちらへ……!
フルシュノ : お前たち……!?
アルフィノ : 「暁の血盟」が援護します!
お父様は、誘導を優先してください!
エスティニアン : あのデカブツは俺が抑える。
お前は……
アルフィノ : 難民たちの治癒と保護だろう。
さあ、行こう!
エスティニアン : 任せたぞ……アルフィノ!

避難民 : 嫌だ嫌だ嫌だぁぁぁ!
避難民 : 終わりだ…
もう終わりなんだよぉ!

エスティニアン : 獣は俺が引きつける!
負傷者の治療を頼んだぞ!

避難民 : 嗚呼…
もう終わりなのか?


・エスティニアン・アルフィノ

エスティニアン : お前はとにかく、怪我人を治療しろ!
獣は俺が引き受ける!

負傷したサベネアの避難民を全員治療せよ!

エスティニアン : チッ……絶望が絶望を呼んでいやがる……!
アルフィノ、そっちは任せたぞ!
フルシュノ : ラザハンの皆さん、動ける方は私のそばへ!

サベネアの避難民 : ひぃ……も、もう終わりだ……!
俺たちみんな、ここで獣になっちまうんだ……!

フルシュノ : ……彼らの救護は任された。
今のうちに獣の対処を!

エスティニアン : こいつ、ただならぬ気配を漂わせてやがる……!
アルフィノ、油断するなよ!
アルフィノ : 了解した!
エスティニアンは迷わず前へ、治癒なら任せてくれ!

アルフィノ : くっ、さらに獣が……!
だが、どんな攻撃だろうと、賢者の術で必ず支えてみせる!
エスティニアン : 腕を上げたな、アルフィノ。
おかげで助かった……!

エスティニアン : こいつも必死か……だが押し切らせてもらうぞ!


・ムービー

動揺した様子の少女 : 誰か、誰か助けて……ッ!
動揺した様子の少女 : あたし……あたしは、まだ……ッ!
???? : 総員突撃!
化け物どもを掃討せよッ!

アルフィノ : あれは……!
アルフィノ : ユルス! それに帝国軍の……!
皆、治療を終えたのか!
ユルス : 今度は、出遅れずに済んだみたいだな……。
ユルス : 細かいことはあとだ!
今はただ、救われた同胞を想って戦え!
ユルス : 同じだけ、それ以上に、俺たちも助け出すんだ……
ユルス : 誇り高き、ガレアンとしてッ!


アルフィノ : 私たちも加勢しよう!
フルシュノ : 馬鹿な……どうして、敵対していた帝国軍が……。
フルシュノ : あれは……!


アリゼー : さすがに、一度に全部は無理か……!
グ・ラハ・ティア : どうするアリゼー、一旦下がるか?
アリゼー : 冗談!
私たちは、あの人が帰るまで、こっちの世界を任された。
アリゼー : 獣になってしまった人に、
仲間を傷つける悲しみまで背負わせない……

一秒でも早く、食い止めてみせる!
グ・ラハ・ティア : 上等だ……!
だったらお互い、「無茶するな」は封印だな!
アリゼー : いいけど、エーテルを切らしたりしないでよね。
アリゼー : さあ……行くわよッ!


・アリゼー・グ・ラハ

アリゼー : いったい、どれだけの人たちが獣に……!
アリゼー : ラハ、全力でいくから、フォローをお願い……!

グ・ラハ・ティア : 次から次へと……!
絶望の連鎖を食い止める方法はないのか!?

グ・ラハ・ティア : ブレイク!

グ・ラハ・ティア : アリゼー、注意するんだ!
この圧力、ほかの獣たちとは桁違いだぞ!

終末の獣が、流星群を呼び寄せる……!
グ・ラハ・ティア : そうか、この攻撃…!
見切ったぞ!

アリゼー : どれほど強い獣だろうと、絶望なんてするもんですか……!
終末の獣が、流星群を呼び寄せる……!

アリゼー : ラハ、立て直して反撃に転じるわよ!

終末の獣が、流星群を呼び寄せる……!

グ・ラハ・ティア : 空気が震えてる……!? 物陰に隠れろ!
アリゼー : よし……!
今度はこっちが、大技いくわよ!

リミットゲージがたまった!

アリゼーは、ターミナス・ラサレーターを倒した。


・ムービー

グ・ラハ・ティア : エーテルが感じられない……
やっぱり、どうやっても戻せないのか……。
パーラカの里の少年 : あ、あの、助けてくださって、ありがとうございました!
パーラカの里の少年 : あなたは確か、前にも……
プルシャ寺院で俺たちを助けてくださった方ですよね……?
アリゼー : そっか、あなたパーラカの里の人だったのね。
どうにか無事でよかったわ。
アリゼー : もしかして怪我してるの?
待って、すぐに治療するから。
グ・ラハ・ティア : みんな逃げろ!

グ・ラハ・ティア : ここから離れてろ……行け!
グ・ラハ・ティア : 失くさせない……ひとつでも……。
ここは、多くの希望を託された未来だ……!
グ・ラハ・ティア : 終末だろうが何だろうが、踏みにじらせて、たまるかッ!

アリゼー : まったくだわ……。
お父様もいるのに、膝をついてちゃ、
「見てて」って言ったのが台無しじゃない……。
アリゼー : あの背中にだって、追いつけやしない……。
アリゼー : エオルゼアの剣に……私の剣になってくれた人に、
いつまでも独りで切り込ませていられないのよ……ッ!


>お待たせ!
 よくがんばった
 修行が足りていないのでは?


アリゼー : ……私ひとりでも、やれたんだけどね。
グ・ラハ・ティア : おかえり、準備は万全か?
アリゼー : さっさと片づけて、次へ行くわよ!


・ヒカセン

グ・ラハ・ティア : へへ、三人でなら負ける気がしないな!
終末の獣が、流星群を呼び寄せる……!

アリゼー : くっ…
また新手が…!?

エスティニアン : 大物を追ってきてみれば……戻っていたのか、相棒。
エスティニアン : 厄介そうなのはこいつで最後だ。
さあ、片づけるぞ!
アルフィノ : ユルスたちが、避難誘導に回ってくれている!
私たちは、獣の制圧に集中しよう!




・ムービー

フルシュノ : では、あなた方も飛空艇の中へ。
間もなく出発になります。
気丈に振る舞う少女 : ……予定を変えて、シャーレアン本国に避難するんですよね。
そこでもまた、終末に見舞われたりしないでしょうか。
フルシュノ : 私は、太守殿からあなた方の身命をお預かりした身……。
でありながら、恐ろしい思いをさせ、
同胞を失わせてしまったことには、弁解の余地もありません。
フルシュノ : 一方で、事実として、終末は広がり続けていく。
我らが祖国ならば絶対に安全だなどと、
軽々しい約束はできかねます。
フルシュノ : ……ですが、人を救済したいという心には、一点の曇りもなく。
フルシュノ : 皆さんをオールド・シャーレアンにお連れするのも、
そこで、月へ向かう手段が建造されているからです。
フルシュノ : それが完成すれば、多くの物資やシャーレアンの民とともに、
あなた方も新天地へとお連れできるでしょう。
気丈に振る舞う少女 : わかりました。
どうぞ、よろしくお願いします。

アルフィノ : 行き先を変更なさるのですね。
フルシュノ : ラザハンの民は、終末で深く傷ついている。
ガレマルドが間近とはいえど、
この状況下での強行軍は全滅を招くだけだ。
アルフィノ : 私も、同じ考えです。
……くれぐれも、彼らのことをよろしくお願いします。
フルシュノ : アルフィノ、お前は……
ユルス : 見てくれ、何か来る!
エスティニアン : まだ残っていやがったか……!


アルフィノ : ゼノス……来ていたのか……!
グ・ラハ・ティア : ……もう大丈夫だ、このまま飛空艇の方へ向かってくれ。
アルフィノ : 今更、いったいどういうつもりだ……?
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : 見たことのない獣がいた、ゆえに斬ってみた。
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : が、脆かったな……。
これでは到底、鍛錬にならぬ。
アリゼー : 鍛錬って……。
あなた、この状況でもまだ、再戦だなんだって考えてるの!?
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : もとより、そのためだけに得た生だ。
ほかの何に費やす道理もない。
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : ……しかし、お前はいまだ、別の獲物を見据えているのだろう。
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : その熱は俺に及ばず、さりとて、
怒りや絶望で強引に奪えるものでもないらしい……。
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : ゆえにただ、牙を研いでいる。
今は、それだけだ。

ユルス : お前……何を言ってるんだ……?
ユルス : ガレマール帝国が壊れたんだぞ……
俺たちの祖国が……お前たちが治めた国が!
ユルス : 帝都はあの有様だ……大勢死んだ……。
ユルス : 俺たちみたいに、内戦に加担した軍人だけならまだいい。
そうじゃない民間人まで、どれだけ斃れたと思ってるんだよ!
ユルス : 様子がおかしくなって……同族同士で殺し合って……
ユルス : どうにか意識を保ったまま生き延びた奴だって、
凍えて死んでいくしかなかった……!
ユルス : 派遣団からは、お前たちが望んで仕掛けたことだったと聞いた。
本当なのか!? だとしたら、なぜ……!
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : すべて事実だ。
今となっては、さして意味もなかったがな。
ユルス : ゼノス……お前……ッ!!
アルフィノ : ユルス、ダメだ、落ち着いてくれ……!
ゼノスなんかのためじゃない、君のために怒りを抑えるんだ!
アルフィノ : この災厄のもとで強い負の感情を抱けば、
君だって、獣に転じてしまうかもしれない。
だから……!

ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : ……理由があればよかったのか?
ユルス : なんだって……?
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : それらしい理由があれば、
眼前の事実を許せたのかと言ったのだ。
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : だとすれば、貴様らはやはり愚かな獣……
狩られる側の存在であろうよ。
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : 物事は常、誰かの都合がいいように語られる。
いかなる理由も名分も、善悪などというものでさえな。
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : ガレマールという国の中枢では、いくらでも見られたぞ?
潰し合いの中で、正しさがすり替えられる様を……。
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : あるいは、民衆が意気揚々と掲げる正義が、
計略により扇動されたものであったという事実を……。
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : 貴様は今、俺になぜと問うたな。
……馬鹿馬鹿しい。
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : 現実に納得するための理由を、他者になど求めて何になる。
そんなもの、たとえ地の果て、天の果てまで問い求めようが、
返ってくるのは誰ぞの都合よ。


ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : 己が生に横臥することごとく、
それに意味を、答えを出すのは己自身だ。
ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス : 貴様が自らの答えとして剣を抜くというのなら、
俺は俺の道理にて、その身を技の糧にしてやろう。
ユルス : ……お前の存在は、ガレアンにとって猛毒だ。
怒りも悲しみも、全部吐き出して叩きつけてやりたくなる。
ユルス : だが、アルフィノの言うように、
それが悲劇の引き金になるなら……
俺はもう、お前のせいで血を分けた仲間を失いたくはない。
ユルス : 行け……!
そして二度と、同胞の前に姿を現すな……!

アリゼー : ……ゼノス!
アリゼー : あなたの生き方は強いわ。
一理あるとも思う……。
アリゼー : けどね、それで他人を傷つけてたら、
あなたはずっと孤独なまま。
再戦だってなんだって、望まれるわけないわ。
アリゼー : 人に求めることがあるならば、自分が愉しむだけじゃなく、
一緒に愉しめるように考えるものよ。
アリゼー : そんなこともわからないなら……永久にふられてなさい。

フルシュノ : 飛空艇の出発準備が整った。
民を乗せているものはすぐに発つが、
私の船は、しばし待機させている。
フルシュノ : お前たちも、望むのであれば、それに乗りなさい。
フルシュノ : ……此度の騒動で「暁」に助けられたのは事実。
道を違えていたとて、それは否定されるべきではない。
アルフィノ : お気遣い、ありがとうございます。
しかし、しばし待機というのは……?
フルシュノ : 私は一度ガレマルドに赴き、
イルサバード派遣団に状況を共有するつもりだ。
この地で問題を起こした以上、筋は通さねばならないだろう。
アルフィノ : であれば、私たちもご一緒しましょう。
両者を知る立場として、お役に立てるかもしれません。
アルフィノ : ユルス、よければ君も……
歩きながら、終末について知っていることを話すよ。
エスティニアン : まったく、いよいよ大人顔負けだな。


クエスト『拡がる終末』の目的『キャンプ・ブロークングラスのルキアと話す』を達成した!


・ムービー後

アルフィノ : ガレマルドで空が燃えだすのを見たときは、
さすがにどうしたものかと思ったよ……。
アルフィノ : けれど、ユルスたちが駆けつけてくれて、
君も帰ってきてくれた。
こんなに支えてくれる仲間がいたら、絶望なんてできないさ。

ユルス : ……俺なら大丈夫だ。
今はもう、気持ちも落ち着いてる。
ユルス : 治療してくれた奴やルキアから、あの夜……
テルティウム駅から避難してきた夜に何があったか、
教えてもらった。
ユルス : お前たちが、大事なときに戦力をわけてまで、
俺たちを助けようとしてくれたことも……。
ユルス : …………感謝してる。
まだ割り切れてない部分もあるし、今さらかもしれないが、
それだけは、ちゃんと言っておきたかったんだ。

ルキア : 皆、戻ってきたのだな……!

フルシュノ : 私は、イルサバード派遣団の代表と話をしにきた。
それだけだ……。

グ・ラハ・ティア : なあ、詳しい話はあとだって、ちゃんとわかってるんだが……
ひとつだけ、どうしても今、聞かせてくれないか。
グ・ラハ・ティア : ライナたちは……
クリスタリウムのみんなは、無事だったか……?
グ・ラハ・ティア : 張り切るのはいいけど、根を詰めすぎないように……?
ライナや、ベーク=ラグがそう言ってたのか?
グ・ラハ・ティア : ハハ、なんだよそれ!
まったく……あいつらが、無事でよかった……。

エスティニアン : あれだけの騒動だ、護れなかった奴はいる。
だが、こいつらの奮闘で、
被害はかなり抑えられたんじゃないか?
エスティニアン : ここぞというところで、参戦してきた奴もいたしな。
……待ちくたびれたぞ、相棒。

アリゼー : ねえ、ゼノスのこと……なんだけど……。
アリゼー : 私、つい、思ったままのこと言っちゃって……
言った内容自体には、何も後悔してないんだけど……
アリゼー : ただ、もしあれで余計に面倒なことになっちゃったら、
本当にごめんなさい……。
アリゼー : それから、駆けつけてくれてありがとう。
……タイミングが良すぎて、ちょっと憎らしいくらいよ、もう!
クエスト『拡がる終末』をコンプリートした!

アリゼー : 一段落したところで、あなたの話も聞きたいわね。
戻ってきたということは、何か報告があるんでしょう?


『きっかけと提案』

ルキア : 取り急ぎ、治療が済んだ帝国軍の者たちに事情を説明し、
貴公らを追ってほしいと頼んだのだが……間に合ったようだな。
アルフィノ : ええ、とても心強い援軍でした。
彼らが来てくれたことで救えた命も少なくありません。
アルフィノ : ……ただ、それでもなお、助けられなかった人々もいました。
フルシュノ : イルサバード派遣団代表のルキア・ユニウス卿とお見受けする。
私は、シャーレアン哲学者議会のフルシュノ・ルヴェユール。
フルシュノ : こちらの状況は、私から説明させていただこう……。
ルキア : そうか……。
やはりこれが、終末の災厄で間違いないのだな。
ルキア : 貴公も、さぞ歯がゆい思いをされていることだろう。
しかし、強行せずに避難を選んでくれたのは正解だった。
ルキア : 実は、ガレマルド市街地でも、異形の獣の姿が確認されている。
もともと廃墟同然の状態だったため、数は少ないが……。
ルキア : 今はマキシマ殿が派遣団の残留部隊を率いて、
討伐と避難誘導にあたってくれている。
ルキア : 貴公ら帝国軍にも、飛空艇の護衛を終え次第、
合流を頼めるだろうか……?
ユルス : いいのか?
俺たちに武器を持たせ続けて……。
ルキア : 造反を危惧しているのなら、そもそも、
恩人たる「暁」を追わせたりはしなかったさ。
アルフィノ : 私たちからも、お願いするよ。
終末が広がりつつある今、君たちの力を貸してほしいんだ。
アルフィノ : 違う血を引き、違う想いを抱き、互いに禍根もあるだろうが……
今度こそ、ともに未来を模索する盟友として。
ユルス : ……その要請、承った。
もとより、帝都を護るのは俺たちの役目だからな。

フルシュノ : では、私も己の職務に戻らせていただく。
皆には今一度の感謝を。
アルフィノ : お待ちください……フルシュノ殿。
アルフィノ : 謝意を表していただけるのなら、
ひとつだけ、願いを聞いてはもらえないでしょうか。
フルシュノ : ……悪いが、我々の計画に口を挟もうというのならば、
聞き届けることはできない。
アルフィノ : いいえ……ただ、話を聞く機会をいただきたいのです。
アルフィノ : シャーレアンの、この星からの大撤収。
その計画の全容を、教えていただきたい。
フルシュノ : あくまで聞くだけで、
我々を妨げるようなことはしないと、誓えるか?
アルフィノ : はい、お約束します。
フルシュノ : ……ほかの者の約束ならば、もう少し疑えたのだがな。
お前のそれは、破られたことがなかったか。


フルシュノ : ひとまず、哲学者議会に持ちかけてみるとしよう。
結果が出次第、バルデシオン委員会に使者を送る。
……それでいいな?
アルフィノ : 十分です、ありがとうございます。
グ・ラハ・ティア : やったな。
じゃあ、ひとまずオールド・シャーレアンに戻ろう。
あんたの第一世界についての報告も、ゆっくり聞きたいしな。


グ・ラハ・ティア : ん……今何か聞こえなかったか……?
???? : ……グ……ング……。
ィン……プ…………プ…………。
プディングウェイ : プディング!!
青い星のプディングは、どこですか!!
グ・ラハ・ティア : ……はぁ?


???? : 月明輝けども、必ずや暁迎えん……。
???? : とはいえ、まさかここでお会いできるとは……。

ウリエンジェ : ご無沙汰しておりました、皆さん。
ゆえあって、ただいま地上に帰還いたしました。
アリゼー : ウリエンジェ、どうしてここに!?
あとその格好寒くないの!?
ウリエンジェ : それが、話せば長くなり……この格好は大変寒いのですが……。


リヴィングウェイ : 終末の現象が観測され始めたのに、
地上のみなさんが、なかなかいらっしゃらないからですわ。
リヴィングウェイ : かといって、月には行かないことになったという連絡もなし。
もしや準備に手間取っているのではないかと考え、
意を決してお手伝いに……

マッピングウェイ : いやぁ、それがねぇ、
ウリエンジェにアーテリスの話をいろいろ聞いてたら、
どうしても本物を見てみたくなっちゃってさ。
シンギングウェイ : 終末で滅びるなら、今しかない!
って思ったんだよなー。
プディングウェイ : プディング……プディング……
ウリエンジェのプディングよりもおいしいプディング……
会いたい食べたい恋しいプディング……。
リヴィングウェイ : ちょっとあなたたち!
言い方ってものがありましてよ!?
リヴィングウェイ : と、ともかく、ヒトの判断がどうなるにせよ、
お手伝いができればと思って参ったのです。
リヴィングウェイ : わたくしたちは、ハイデリン様の、
命への想いから創られたもの。
あなた方の道行きをサポートするのが役目であり歓びです。
リヴィングウェイ : けれど、遠い月から願うだけでは、
あなた方が感じ、考えること、望むことを理解しきれない。
ウリエンジェとたくさん話をして、それを痛感しましたわ。
リヴィングウェイ : ですので、ひと思いにピョンっと!
どうかわたくしたちに学びの機会を……
そしてお困りごとがあるなら手伝わせてくださいませ!

フルシュノ : 察するに、その者たちはもしや……?
ウリエンジェ : おやフルシュノ様、お久しぶりです。
ええ、彼女たちこそ、月に住まうハイデリンの使者……
あなた方の「協力者」です。
リヴィングウェイ : まあ、哲学者議会の方ですの?
やっとお会いできましたわね。
リヴィングウェイ : わたくしはリヴィングウェイ。
ハイデリン様の右腕の、リヴィングウェイですわ!
フルシュノ : あ、ああ……地上へようこそ、リヴィングウェイ殿。
哲学者議会は、あなた方を心から歓迎しよう。
フルシュノ : 実は、あなたの推察どおり、
月へと向かうための準備に手こずっていたのだ。
是非我らが本国へお越しいただき、ご意見を賜りたい。
ウリエンジェ : 皆さんが地上で抗う間、私が月という退路を確保する……
その役目を放棄したつもりはございません。
ウリエンジェ : されど、レポリットたちが地上に行きたいと言いだしたとき、
何かより良き結果が掴めるやもしれないと感じたのです。
その心に、従いました。

 おかえり、ウリエンジェ
>月明輝いてるね、ウリエンジェ大先生


ウリエンジェ : そのような称号をいただくには、
依然ふさわしくないと存じますが……
彼らにこの星のことを伝えられていたなら、嬉しいかぎりです。
ウリエンジェ : レポリットたちが哲学者議会に招かれている間、
どうかまた、ご一緒させてください。

アリゼー : そうと決まれば、ウリエンジェが風邪をひく前に帰りましょ!
私もだんだん冷えてきたし……。
グ・ラハ・ティア : 大丈夫、レポリットでぎゅうぎゅうの飛空艇は、
きっとあったかいさ。
クエスト『きっかけと提案』を引き受けた!


『ウリエンジェと話す』

ウリエンジェ : ご移動、大変おつかれさまでした。
レポリットたちは、ひとまず哲学者議会と話すそうなので、
フルシュノ様にお任せいたしました。
ウリエンジェ : 他方で私たちは、バルデシオン分館に戻り、
互いの近況を共有し合おう……とのことです。
ウリエンジェ : そのように集まって話すのは、久方ぶりのように感じます。
では……ともに参りましょう。
クエスト『きっかけと提案』の目的『ウリエンジェと話す』を達成した!


『メインホールに向かう』

サンクレッド : ……よう。
まさか、このタイミングで、お前とも再会できるとはな。
ウリエンジェ : ええ……。
レポリットたちの意向次第ではありますが、今はただ、
皆さんとともに、終末に抗うすべを追い求めましょう……。
ヤ・シュトラ : 私たちも、クルルから報せを受けて、
ついさっき帰還したのよ。
ヤ・シュトラ : 調査していた星海まわりについて、報告があるのだけれど……
まずは何より、あなたの話を聞きたいわ。
ヤ・シュトラ : 第一世界の様子はどうだったの?
エルピスの花について、何か突き止められた……?

アルフィノ : つまり……終末の災厄は、
「デュナミス」と呼ばれた力によるものだった。
アルフィノ : それは、ラザハン錬金術における、アーカーシャと同じもの。
想いによって作用する力……。
アルフィノ : 普段はさながら湖のように穏やかだが、
想いという流れを得れば、
ときにエーテルを圧倒するほどの激流となる……か。
アリゼー : ……で、そのデュナミスの力を使って、
この星を外から終わらせようとしてる奴がいるってわけね。
グ・ラハ・ティア : それが、メーティオン……。
グ・ラハ・ティア : より正しく言うのであれば、
想いを通わせる中で彼女の心に蓄積されてしまった、
すでに亡き星々の恨みつらみ……ってところか。
グ・ラハ・ティア : 計り知れないほどの絶望や苦しみ、
憎悪や悲嘆が、デュナミスを動かして……
アーテリスにも、終わりをもたらそうとしている……。

エスティニアン : 馬鹿げた規模の話だが、
災厄なんていう形のないものを相手にするよりは、
目標がはっきりしたな。
エスティニアン : 方法はともかくとして、
そのメーティオンとかいう奴を倒せばいいわけだろう?
ヤ・シュトラ : 簡単に言ってくれるじゃない……。
ヤ・シュトラ : メーティオンを倒せば終末を退けられるとして……
それを成し遂げるために必要なことが、最低でもふたつあるわ。
ヤ・シュトラ : ひとつ目は、メーティオンの居場所を特定すること。
ヤ・シュトラ : それを知っている可能性があるのは、
彼女に追跡の魔法をかけたヴェーネス……
つまり今のハイデリンだけよ。
ヤ・シュトラ : 彼女が、あなたの見た過去の彼女と、別人だとは思えない……
事実の齟齬もないし、これまでの発言からしてもね。
歴史は恐らく、繋がったんだわ。
ヤ・シュトラ : ただ、それはそれとして、
今の彼女がメーティオンの居場所を知っているのか、
知っていたとして教える気があるのかは、わからない……。
ヤ・シュトラ : 現実としてハイデリンから下されている指令は、
「月に乗って星から逃げろ」だもの。
クルル : Cilinaさん……
ハイデリンは、メーティオンに追いつくのを諦めたのだと思う?


>あの人は、絶対に諦めない
 諦めたくもなるだろう……

クルル : 私も、そう思う。
でなければ、自分が苦しいときに、私の身体を借りてまで、
エルピスの花というヒントを託しに来ないはずだもの。
クルル : ハイデリンは諦めたんじゃなくて……
きっと、待っているんだわ。
クルル : 私たちが……人が……彼女に「答え」を示しに来るのを。
アルフィノ : ちなみに、メーティオンを倒しに行くにあたって必要なことの、
もうひとつは何だろうか……?
ヤ・シュトラ : ああ、当然かもしれないけれど、
メーティオンの居場所まで行く方法の確保よ。
ヤ・シュトラ : もっとも、行き先がわからなければ、
行く方法の検討もできないから、
こちらは必然的に後回しになるわね。
サンクレッド : となると、何はともあれ、
ハイデリンと話すことが最優先か。

サンクレッド : ヤ・シュトラは、ちょうど星海の調査をしてきたんだろう?
そっちの首尾はどうだったんだ?
ヤ・シュトラ : ダメね……アレンヴァルドたち、
「超える力」の持ち主にも協力してもらったけれど、
「逆さの塔」ではもう、ハイデリンの声すら聞こえなかった。
ヤ・シュトラ : 一方で、これはマトーヤの見解でもあるのだけれど……
哲学者議会がハイデリンの指示に従って動いていたなら、
長年「逆さの塔」を放置していたのは不可解なのよ。
ヤ・シュトラ : 恐らく、もっと彼らの身近なところに造り直したんだわ……
より確実にハイデリンと対話することができる、
新たな星海観測施設をね。

オジカ・ツンジカの声 : お取り込み中、失礼~。
哲学者議会からの使者が来たよぉ~。
オジカ・ツンジカの声 : 大撤収についての全容を説明するから、
「哲学者の広場」まで来られたし……だってさぁ~!
アリゼー : アルフィノが持ち掛けた提案が通ったんだわ!
アルフィノ : 今はひとまず、「哲学者の広場」へ……
哲学者議会が何を知り、どんな段取りをしているのか、
聞かせてもらうとしよう!
クエスト『きっかけと提案』の目的『メインホールに向かう』を達成した!

グ・ラハ・ティア : もう使うことはないと思っていた、
あのクリスタルタワーの機能と召喚術が、
あんたを遠い過去に送ったのか……。
グ・ラハ・ティア : なら、エルピスで掴んできてくれた真実を、
世界の存続に繋げないといけないよな。
グ・ラハ・ティア : 第八霊災は退けたけど、
間もなく別の災厄で滅亡しました……なんて、
別の未来の「あいつら」に、申し訳が立たないからさ。

サンクレッド : グ・ラハとエスティニアンをガレマルドに遣ったあとにも、
ロクス・アモエヌスで、できる限りのことはしてきた。
サンクレッド : あそこも、渦中の帝国領だからな……
ただでさえも行政が混乱しているところに終末が来て、
避難さえままならない街も多かったんだ。

ヤ・シュトラ : マトーヤ曰く、
新たな星海観測施設を造っているんじゃないかという予測は、
前々からついていたそうよ。
ヤ・シュトラ : 「逆さの塔」の番をさせられている身としては、
文句のひとつやふたつ、言って然るべきだと思うけれど……
そうでなくとも彼女、哲学者議会をいつも罵ってたわね。

クルル : あのあと、私の方でも、
もう一度ラヴィリンソスの花を見に行ったりして、
ハイデリンとの接触を試みたの。
クルル : ……でも、全部空振りだった。
バブイルの塔でファダニエルからゾディアークを護ったとき、
かなり力を使っちゃったんじゃないかと思う。
クルル : 彼女が私の身体から抜けていくとき、
すごく弱々しくて……なんだか消えてしまいそうだって……
ぼんやりと感じたわ。

タタル : 私はここで、留守番をさせていただきまっす!
タタル : 「哲学者の広場」は、
イシュガルドの神聖裁判所と少し雰囲気が似ていて……
ううぅ……思い出すだけで心臓が飛び出そうでっす……。

アルフィノ : 父は、私との約束を、さっそく果たしてくれたのか……。
アルフィノ : ならば、この機会を大いに活用させてもらわなければね。
行こう……「哲学者の広場」へ!

アリゼー : まさか、こんなに早く、哲学者議会に話が通るなんてね。
マグナ・グラキエスで、がんばって戦ったのが、
少しは効いたのかしら……?

エスティニアン : デュナミスだのヘルメスだの、どうにも小難しいな……。
エスティニアン : まあ、俺なりに解釈はした。
つまるところ、デミールの遺烈郷で、
お前たちと話したようなことだろう?
エスティニアン : どん底で他者の死を願うものと、生を望むもの……
そのふたつのせめぎ合いってやつさ。

ウリエンジェ : ゾディアークが消滅せし折には、アーテリスから人を逃がせ……
ハイデリンがレポリットたちに与えた指示は、
確かにそれだけだったようです。
ウリエンジェ : しかし、月のクルーである彼らは、
宇宙について比類なき知識と技術を持っています。
ウリエンジェ : メーティオンのもとへ向かうという選択をした際にも、
実り多き助言を、与えてくれることでしょう……。


『哲学者の広場前の哲学者議会の連絡官と話す』

哲学者議会の連絡官 : 申し訳ございません。
これより哲学者議会の臨時会が開催されますので、
「哲学者の広場」の見学は控えていただけますと……
哲学者議会の連絡官 : おっと失礼、あなたが「暁の血盟」の方でしたか。
どうぞお入りになって、
開始時刻まで、廊下の奥でお待ちください。
哲学者議会の連絡官 : また、争いではなく対話を求める者の証明として、
入場の際には、武器などをお預かりするのが習わしです。
皆様も、どうかご協力くださいませ。
クエスト『きっかけと提案』の目的『哲学者の広場前の哲学者議会の連絡官と話す』を達成した!

哲学者議会の連絡官 : どうぞお入りになって、
開始時刻まで、廊下の奥でお待ちください。
ほかの方も、そちらにご案内いたしますね。


『指定地点で待機』

アルフィノ : ひとつ、皆に頼みがあるんだ。
アルフィノ : これから哲学者議会の話を聞くことになるが、
場合によっては、彼らにさらなる提案をしてみたいと思う。
次の一手に繋げるようなね。
アルフィノ : それを、私に任せてもらえるだろうか……?
アリゼー : いいんじゃない。
もともと、アルフィノが機転を利かせて、
この機会を勝ち取ったんだしね。
クルル : アルフィノくんが考えを巡らせられるよう、
質疑はひとまず私の方で受け持つわ。
アルフィノ : ありがとう……。

バルニエル : あー、皆の者、静粛に!
ただいまより、臨時会を開催する。
バルニエル : 今日は知ってのとおり、「暁の血盟」からの要請に応え、
我らが大撤収の計画を明かすこととなっている。
バルニエル : さっそくだが、入ってきてくれ。
バルニエル : 先んじて、君たちに感謝を伝えたい。
マグナ・グラキエスにて、ラザハンの民と我々の同胞を、
異形の獣から護ってくれたことについてだ。
バルニエル : 今しがたラザハンの太守にも報告をし、
君たちに深く感謝を表するとの伝言を預かった。
バルニエル : 我々哲学者議会としても、本件を真摯に受け止め、
この場を用意させてもらった次第だ。
君たちの質問に、できるかぎり答えよう。
クルル : では、まず前提を確認させてください。
クルル : 哲学者議会の目的は、終末によって滅びゆくこの星を脱し、
人々と知識を月へと運ぶことで間違いありませんか?
フルシュノ : 相違ない……。
知の都シャーレアンは、長年、そのために活動をしてきたのだ。
フルシュノ : 世界中から集め、ラヴィリンソスや大書院に蓄積した知識。
まずはそれを運び出す。
フルシュノ : 並行して、シャーレアンの民をいくつかの組に分け、
月へと順次移送……住環境の確認と整備を開始する計画だ。
フルシュノ : それらが落ち着き次第、我が国と協力関係にある国家から順に、
月へ案内していくという手はずになっている。
フルシュノ : ラザハンは、その最優先候補だった。
だが想定より早く終末の現象に見舞われたため、
どうにか前倒して移送できないかと試みたのだ。
ヤ・シュトラ : なるほど、壮大な計画ね。
この星のすべての民を運べる算段が立っているのかしら?
フルシュノ : ……可能な範囲で、だ。
ヤ・シュトラ : そしてその線引きは哲学者議会がすると。
フルシュノ : 別の星への移住は、史上類を見ないほど達成困難な任務だ。
志の異なる者を取り入れようとすれば、
そこから腐って全滅しかねない。
クルル : ……その是非は、一旦置いておきましょう。
クルル : 次に伺いたいのは、計画が順調に進んでいるかどうかです。
聞いたところによると、肝心の月への移送手段が、
まだ完成しきっていないとか……?
フルシュノ : 要求する水準に至っていないという意味では、確かに未完成だ。
フルシュノ : かねてより製造を進めてきた、月へ向かう船……
通称「方舟」は、一応の完成を見ている。
フルシュノ : 想定外だったのは、終末の広がりがあまりに速いことだ。
フルシュノ : 現状の方舟の動力機関では、
航行速度が遅く、何より都度の補給にかかる時間が長すぎる。
フルシュノ : 見切り発車で移送をはじめたところで、
往復数を稼げないうちに終末が拡大……
膨大な数の知識と命を、見捨てざるを得ないだろう。
アリゼー : そんな……何か手はないの?
フルシュノ : 星外での推進力を生み出す「エーテル縮退炉」、
その改良ができないか、今も試行錯誤が続いている。
フルシュノ : 同時に第一陣の荷の積み込みも始めてはいるが……
限界まで、調整をするつもりだ。

アルフィノ : では、私たちと取引をするのはいかがでしょう。
アルフィノ : 「暁の血盟」は、エーテル縮退炉の改良に協力します。
結果、それが必要な性能を上回るものになった場合、
ふたつの報酬をいただけないでしょうか。
アルフィノ : ひとつ目は、ハイデリンと会わせてもらうこと……。
ヤ・シュトラ : あなたたちとハイデリンの関係を思えば、
「逆さの塔」を放置しているのは奇妙だわ。
ヤ・シュトラ : あるんでしょう?
かの塔に代わる、より良い別の手段が……。
アルフィノ : そしてふたつ目が……
方舟を、誰が、どのように使うかを、
皆様に提案させていただきたいのです。
フルシュノ : 「提案」か? 命令ではなく……。
アルフィノ : ここにいる、たった99人さえ納得させられない提案なら、
この窮地に貫くべきではありません。

モンティシェーニュ : フォフォフォ……いや、おもしろい!
モンティシェーニュ : その道の専門家たちが頭を抱えている難問に、
行きずりの者たちが挑むときた!
フォフォ、なんと無茶で無謀なことよ!
モンティシェーニュ : じゃが、行き詰まった研究に必要なのは、
嫌というほど見返した理論より、
ちょっとしたひらめき……新しい風じゃろうて。
モンティシェーニュ : わしは、かつての教え子たちに賭ける。
彼らとの取引に「賛成」じゃ。

バルニエル : あー、静粛に! 静粛に!
今は一秒すら惜しい、さっそく決を採るとしよう。
バルニエル : では、「暁の血盟」との取引に賛成の者は挙手を!

バルニエル : 賛成71、反対28……
決まったな、彼らの申し出を受け入れよう。
バルニエル : フルシュノ氏、計画の責任者たる君が彼らを案内するように。
個人としては異論もあろうが、
議会の決定として、しかと遂行していただきたい。
フルシュノ : ……承知いたしました。
バルニエル : では、此度の臨時会は終了とする!
終わりのときまで時間がない……
各自、己の責務をしっかりと果たすように!
クエスト『きっかけと提案』の目的『指定地点で待機』を達成した!

アリゼー : お父様の言うことは、もっともだわ。
この緊急時に、考え方が違う人たちまで救おうとするのは、
愚かなやり方かもしれない……。
アリゼー : だけど……だったら私は、
やっぱり終末を退けるために足掻きたい。
哲学者議会に選ばれなくても生きられる世界であってほしいの。

クルル : ふぅ……。
私、ちゃんと進行できてたかしら?
ものすごく緊張したわ……。
クルル : だけど、こういうときくらい、率先して力になりたいもの!
アルフィノくんが上手く繋げてくれたし、
名乗り出た甲斐があったわ。

ヤ・シュトラ : 否定しなかったということは、
やはり「逆さの塔」に代わる施設があるようね。
……マトーヤとも、いずれ話し合ってもらえるといいけれど。

グ・ラハ・ティア : 歴史を追ってると、よくぶつかる壁なんだが、
時間って、遠くなるほど正確に把握するのが難しくなるんだよ。
グ・ラハ・ティア : 「星暦」のような年数の数え方も文化とともに変わるし、
そもそも何日を1年とみなすかさえ、違っていたりする……。
グ・ラハ・ティア : ヴェーネスが、あんたから聞いた断片的な話をもとに、
終末が「今からどれだけ先に起こるか」を判断するのは、
相当難しかったはずだ。
グ・ラハ・ティア : ましてや、歴史が繋がるかどうかわからない状況じゃな……。
哲学者議会の方舟が、性能不足であれほぼ完成してるのは、
奇跡的な偉業なんじゃないか?

エスティニアン : 月への移送手段か……。
幻龍の本体が動ける状態だったら、
いくらか頼めたかもしれないが……
エスティニアン : 加えて、ほかの七大天竜が星外を飛べたとしても、
結局は焼け石に水だろうな。

ウリエンジェ : レポリットたちはこの場にいないようですね。
別の場所に案内されたのでしょうか……。
ウリエンジェ : 彼らにとっては初めてのアーテリスですので、
見るもの聞くもの、すべてが新鮮に感じられるはず。
はぐれたりしていないと良いのですが……。

サンクレッド : 諜報員として賢人位をもらっていても、
自国の中枢機関が星外脱出を計画しているとは、
思いもしなかった……。
サンクレッド : それとわかる兆候はあったのかもしれないが、
何せこちらにも、星の外に出るなんて考えがなかったからな。

フルシュノ : ……案じずとも、議会での決定には従おう。

アルフィノ : すまない、勝手に条件を提示してしまって……。
交渉役を任せてもらったなりに、考えたんだ。
アルフィノ : メーティオンのもとにいくために必要な、
ハイデリンとの接触……。
アルフィノ : それから、要件を満たすかどうかはわからないが、
「方舟」が移動手段になり得るかもしれないと、
咄嗟に思ったんだ。
アルフィノ : ……それらの報酬を得るためには、
シャーレアンが誇る研究員たちですら苦心している、
「エーテル縮退炉」の問題を解決しなくてはならない。
アルフィノ : かなりの難題だが……私たちの最終目標は、
終末から星を救うという、とびきりの無茶だ。
アルフィノ : だったらこれくらい、乗り越えてみせよう。
君と、私と、皆の力で……!
クエスト『きっかけと提案』をコンプリートした!


『入口前に僕らは集った』

アルフィノ : さあ、まずは父から、
「エーテル縮退炉」について聞いてみよう。
必ずそれを、より良い状態に仕上げるんだ!
フルシュノ : では、哲学者議会の決定に基づき、
お前たちを「エーテル縮退炉」開発の現場に連れていく。
フルシュノ : ひとまず、ラヴィリンソスの、
アルケイオン保管院まで来なさい。
アルフィノ : ラヴィリンソス……あの場所で方舟が……?
とにかく行ってみよう。
クエスト『入口前に僕らは集った』を引き受けた!

ニルゾゾ : 入場手続きはお済みのようですね。
ラヴィリンソスへの昇降機をご利用になりますか?

クルル : 保管院に収容されているものは、
すべて月へ運ぶつもりなのかしら?
荷の積み込みは始めているって言ってたけれど……。

サンクレッド : 哲学者議会がシャーレアン市民にすら隠してきた真実、
しかと拝見させてもらうとするか。

グ・ラハ・ティア : あんたたちが調査に来たときは同行できなかったから、
ここに来るのは、すごく久々だ。
増えてるんだろうな……いろんな史料……。

エスティニアン : こんな場所を、わざわざ地下に造る意味がわからん。
「屋外のようにする」なら、最初から屋外でいいだろう……。

ヤ・シュトラ : ラヴィリンソスの下層についての話を覚えていて?
哲学者議会に指名された研究員のみが立ち入れる区画……
まさに、うってつけじゃない。

ウリエンジェ : かつて哲学者議会から月に送られた資料の中には、
アルケイオン保管院の目録もありました。
ウリエンジェ : アーテリスを理解するために必要なものは、
おおよそここに収められているという、
自負があったのでしょう。

アルフィノ : 前に来たときは、大整理中だということを理由に、
利用を断られたが……さて……。

アリゼー : みんなでラヴィリンソスを探索しにきたのが、
ずいぶん前のことみたいに感じるわ。


『アルケイオン保管院のフルシュノと話す』

フルシュノ : 目的の場所は、さらに下の階層にある。
フルシュノ : お前たちには、特例として、
保管院内にある昇降機の利用を許可しよう。
フルシュノ : 中に入り、昇降機番の「オフィリーヌ」に声をかけて、
ミディアルサーキットまで下りてくるがいい。
クエスト『入口前に僕らは集った』の目的『アルケイオン保管院のフルシュノと話す』を達成した!

オフィリーヌ : 昇降機を利用し、
ミディアルサーキットへ向かいますか?

ミートミルガン : 研究どころじゃない状況になってしまったね。
でも、こういうときこそ平常心を大事にしたいよ。

フルシュノ : お前で最後だな。
ほかの者たちには、メリオール実験農場を抜けてさらに南……
「ロジスティコン・アルファ」まで進むよう言った。
フルシュノ : ときに、お前は、うちの…………
フルシュノ : いや、なんでもない。
我々も、「ロジスティコン・アルファ」に向かわねば。
クエスト『入口前に僕らは集った』の目的『フルシュノと再度話す』を達成した!

メ・ノギヤ : 哲学者議会から大撤収が命じられて大忙しよ。
で、どうかしたの……?
エマニエット : ここで研究してきた農法が、
月やほかの星でも有効だったらいいのだけれど……。
ジョンキネ : この星に住めなくなっても大丈夫さ。
人類はきっと新たな土地でも生きていける。
ジョンキネ : でもね……
私はここに残り、苗の世話を続けるつもりだ。
それが作物と向き合ってきた責任であり、執念なのさ。

レラ・ア・エポカン : 急に大撤収だなんて言われても困るよ。
手塩にかけた果樹を置いていけっていうのか……?

デロイス : こんな状況になっても、カボチャは健気に育っているわ。
星の危機なんて何かの間違いだったらいいのにね……。

ファルバレーヌ : 慌ただしくなってきたわね。
でも、ラヴィリンソスが役目を終えるその時まで、
環境を維持し続けるのが、私たちの役目よ。

ドレニエルダン : あなたは……異国の方でしょうか?
何かわからないことがあれば、私にお聞きください。

ラジャンシーン : グリーナーから届いたものが、似て非なるものだったんです。
返品と再発注の申請をしたいのですが、間に合うかどうか……
頭が痛いですよ、まったく。

クルル : ああ、来た来た。
あなたとフルシュノさんが最後だったと思うけれど、
何か話をしたりした……?

サンクレッド : 今は周知の事実だと思うが、ここに勤めている奴は、
どれだけ哲学者議会の真の目的を知っていたんだろうな。

ウリエンジェ : メリオール実験農場を通る際に、しみじみと感じました。
ニンジン以外の、生きた農作物を見るのは久々だと……。

エスティニアン : 途中の施設に、ずいぶん呑気な畑があったな。
あんなに豊かに実っちゃいなかったが、ファーンデールにも……
故郷の村にも、あんな畑があったのさ。

グ・ラハ・ティア : この先に行くことになるのか……!?
シャーレアンの最高機密が存在するといわれている、
禁断の「セントラルサーキット」に……!?

ヤ・シュトラ : 昇降機……予想どおりね……。
向かうはラヴィリンソスの下層か……。

アリゼー : ここには、私も初めて入ったわ。
見慣れない装置ばかりだけど、何をしてるのかしら……?


『アルフィノと話す』

アルフィノ : 父なら、奥にある昇降機の使用申請をしてくるそうだ。
この場で待機しているようにと言われたよ。
アルフィノ : ここは、ロジスティコン・アルファ……
ラヴィリンソスの気象を管理する施設のひとつだ。
アルフィノ : 地下水を汲み上げて水蒸気として放出することで、
人工の雲や雨を作り出している……。
アルフィノ : そんな風に湿度や気流を操ることで、
資料の保管をするのに最適な環境を構築、維持しているそうだ。
アリゼー : ずいぶん詳しいのね。
私なんて、何の施設かすら知らなかったのに。
アルフィノ : 幼いころ、父が見学に連れてきてくれたんだ。
アリゼー : ええっ、何よそれ、知らない!
私を置いていったわけ!?
アルフィノ : 違う違う、私が置いていかれたんだよ。
君は、お祖父様と別の場所に出かけていたんだ。
アルフィノ : 前の晩に、雲ができる理屈について、父に聞いたから……
ここを見せようと思い立ったのだろうね。
説明を聞いて、自分がいたく感動したのを覚えているよ。

ウリエンジェ : 大気の巡りや、自然を織り成す数多の要素……
我々が意識することは稀ですが、
それらはいずれも神秘と呼ぶにふさわしきものです。
ウリエンジェ : 私も、レポリットたちが環境整備に手を尽くしているのを見て、
そういったものが当たり前ではないのだと実感いたしました。
ウリエンジェ : 地下の空洞を、生ける資料のために整えたラヴィリンソス……
荒涼たるゾディアークの檻を、人のために整えた月……
その在り方は、似ているのかもしれません。

フルシュノ : ……その所感は、あながち間違ってはいないだろう。
フルシュノ : ハイデリンの予言を聞いて以来、ラヴィリンソスには、
月へと運び出すための資料が集められてきた……。
フルシュノ : 同時に、この施設全体が、
未知の環境を人が暮らせる場所へと変える技術……
その実験場でもあったのだ。
フルシュノ : 「協力者」たちが月を整備していることは知っていたが、
異星へ移り住むとなれば、
環境を改変する技術は必要不可欠だろうからな。
フルシュノ : さて……お前たちを、さらに下の階層、
「セントラルサーキット」に入場させる手続きが完了した。
フルシュノ : そこでは、星外への大撤収に向けた、
より直接的な研究が行われてきた……。
方舟の製造も、そのひとつだ。
フルシュノ : 本来は軽々しく出入りできる場所ではないが、
すでに大撤収の計画が市民に公表されていることと、
哲学者議会での決定を受け、自由な通行を認めるものとする。
アルフィノ : ありがとうございます。
必ずや、そこで成果をあげてみせましょう。
私たちのやり方で……。
フルシュノ : 順に、そこの昇降機で、下へと降りるがいい。
クエスト『入口前に僕らは集った』の目的『アルフィノと話す』を達成した!


『ヘスターと話す』

ヘスター : 「暁の血盟」には通行の許可が出ている。
「セントラルサーキット」へ向かうのならば、
昇降機を動かそう。
クエスト『入口前に僕らは集った』の目的『ヘスターと話す』を達成した!

アルフィノ : ここが、セントラルサーキット……!
クルル : ここで無事に、エーテル縮退炉を完成させて、
ハイデリンに会えるといいわね。
必ずそうなると……信じましょう!
グ・ラハ・ティア : よし、これで全員だな。
フルシュノさんに声をかけて、案内してもらうとしよう。
オレたちの、次の戦場へ!
ウリエンジェ : ふむ……ここも適度にあたたかですね。
気候としては、嘆きの海に創られた環境と似ていますが……
生きた植物があるからでしょうか、香りが違うように感じます。
エスティニアン : 来たはいいが、何ができるやらだな……。
とにもかくにも、現場の様子を見ないことには始まらないか。
ヤ・シュトラ : 大撤収に向けた研究の中心地……
ここで、どんなものが見られるかしらね。
サンクレッド : これだけ低い位置からだと、空が広く感じるな……。
サンクレッド : あの人工の空が燃えることはないだろうが、
世界は刻一刻と、終末の脅威に蝕まれてる。
……急がなくちゃな。


『フルシュノと話す』

フルシュノ : エーテル縮退炉の開発は、
ここから南にある「ククロの工房」で行われている。
フルシュノ : 作業の指揮を執っているのは、
技師の「ククロ・ダンクロ」殿だ。
フルシュノ : 行って、彼にお前たちを紹介するとしよう。
……そこからは、お前たち次第だ。
クエスト『入口前に僕らは集った』の目的『フルシュノと話す』を達成した!

スケーンリス : いや、それだと制御機構が機能しないかもしれない。
もう一度、パーツの設計をやり直す必要がある……。

ワ・ソンジジ : わわッ! あ、あなたはもしや……
Cilinaさん!?
ワ・ソンジジ : 実はフォルタン伯爵の回顧録を読んで以来、
あなたのファンなんです……!
お、お会いできて、その、あの、光栄です!

フルシュノ : 彼が、ククロ・ダンクロ殿だ。
ヤ・シュトラ : ああ、なるほど……。
ミディアルサーキットとはかなり距離があるけれど、
一般人に見せるべきでないものは、屋内に隠しているようね。
グ・ラハ・ティア : 考えごとをしてるんだな……。
オレたちに気づいてないみたいだ。
エスティニアン : アインハルトの機工房みたいなものを想像していたが……
さっぱりしたものだな。
ウリエンジェ : 哲学者議会は、レポリットたちにも意見を求めたのでしょうか?
であれば、その結果も気になるところですが……。
アリゼー : この人……何かブツブツ言ってるわよ?
サンクレッド : 重要機密が扱われている工房にしては、
ずいぶん開けているようだが……
なるほど、あの魔法障壁で、不法侵入を防いでいるわけか。
アルフィノ : ひとまず声をかけてみるとしようか。
クルル : 何か悩んでいるみたい……どんな難題が来るのかしら……!

ククロ・ダンクロ : あっちのパーツを変えてみるか……?
いや、ねぇな、あそこはもうイジらん方がいい……。
ククロ・ダンクロ : だぁぁ、クソ!
どうにかしろでどうにかできたら、
今ごろ人は宇宙の果てにだってヒトッ飛びだったろうよ!
フルシュノ : ……取り込み中すまない、ククロ・ダンクロ殿。
ククロ・ダンクロ : うひゃぁ!? フルシュノの旦那!?
なななんだよ大勢揃って、いよいよ納期だってか!?

フルシュノ : いや、予定については変わりない。
あまり時間が残されていないという点でもな。
フルシュノ : 今回は、哲学者議会の意向で、
エーテル縮退炉の改良に協力したいという者たちを連れてきた。
ククロ・ダンクロ : ほーん、界隈で見た覚えのねぇ顔だな。
フルシュノ : 実際、賢人も混じってはいるが、この分野の専門ではない。
何かの突破口になればとのことだが、
仕事の邪魔になるくらいなら、追い出してもいい。
アルフィノ : そうならないように、最善を尽くしましょう。
……さっそくですが、エーテル縮退炉について伺っても?

ククロ・ダンクロ : ああ、構わねぇぜ、息抜きがてらにな。
ククロ・ダンクロ : 方舟に搭載される動力機関……
エーテルを宇宙航行のための推進力に換えるのが、
俺たちの作ってるエーテル縮退炉だ。
ククロ・ダンクロ : 地上に比べて、星外はエーテルが乏しい。
それでもしっかり方舟を動かし、
月と行き来させられるスグレモノだ!
ククロ・ダンクロ : ……が、まだ性能が足りねぇときた。
ククロ・ダンクロ : 計算上、あと6%ほどエーテル伝導率を上げられりゃ、
哲学者議会に要求されてるだけ往復時間を短縮できる。
ククロ・ダンクロ : たかが6%、されど6%だ!
最高の素材と最良の設計で縮退炉の製造にあたってる以上、
そう簡単に数字は上がらねぇんだよ……!

ウリエンジェ : レポリットたちには、もう相談したのですか?
フルシュノ : ああ、彼らの技師も検討をしてくれているが、
すぐには解決策が出せそうもないようだ。
フルシュノ : レポリットの船である月は、高性能の動力機関を有している。
しかしそれは、広大な月内部を使えるからこその、
とてつもなく大きなものだという……。
フルシュノ : 我々の……彼らに言わせれば「小さな玩具の方舟」に、
その技術を転用するのは難しい。
ククロ・ダンクロ : はぁぁ、もう、どうしろってんだ!
そういう無茶を言うときは、
せめてエクスアダマントを手土産にしてほしいぜ!
グ・ラハ・ティア : エクスアダマントって……アラグのか?
ヤ・シュトラ : あなた、何か知っているの?
グ・ラハ・ティア : ああいや、詳細までは……。
アラグ帝国で生み出された金属なんだが、製造法が門外不出で、
「秘されし金属」なんて呼ばれてたらしい。
グ・ラハ・ティア : かの帝国においては、ダラガブの製造に用いられたり、
宇宙進出の要を担ったって、記録で見たことがある。
ククロ・ダンクロ : そう、そいつだ、そのエクスアダマントだよ!
現代においては完全に失われた、
未知の冶金技術で作られた素材なんだ!
ククロ・ダンクロ : エーテル伝導率が、もンのすごくてな……!
今のエーテル縮退炉にも、少量だが使ってるんだ。
ククロ・ダンクロ : ほら、第七霊災の折に、ダラガブが飛び散っただろ?
たまたま北洋にポチャンとした破片を引き上げて、
そこから取り出したってわけよ。
ククロ・ダンクロ : あのエクスアダマントが、たくさん手に入りゃ、
伝導率の6%向上も夢じゃないんだがな……。
アリゼー : ダラガブの破片なら、
ほかにもエオルゼア各地に刺さってると思うけど……
そこからは回収しないの?
ククロ・ダンクロ : グリーナーに依頼は出してある。
だが、エクスアダマントが使われているのは、
ダラガブの中でもごく一部……
ククロ・ダンクロ : トゲのように突き立った巨大装置、
いわゆる「ラグナロク級拘束艦」の動力部なんだよ。
ククロ・ダンクロ : 調査によると、そこへ辿り着くには、
数々の防衛機構ひしめくダラガブ片の内部を、
踏破しなきゃならんそうだ。


ククロ・ダンクロ : 凄腕のグリーナーをかき集めたって、
そうそうできる芸当じゃねぇ……。

※バハ踏破済み
アリゼー : ……ってそれ、バハムートを消滅させるために、
私たちが行ったあたりよね?


 自分が行ってこようか……?
>ネールが……ネールがいないなら…… ※バハ踏破済み限定
 誰かに頼もう


アリゼー : だ、大丈夫!?
でも、そうよね、激戦だったものね……。
アリゼー : 今はあまり深く思い出さない方がいいわ。
追体験は、いつだって過酷なものよ……。

>自分が行ってこようか……?
アリゼー : 確かに、あなたの実力なら申し分ないと思うけれど……。

アルフィノ : 拘束艦を伴ったダラガブの破片は、
エオルゼアだけでも複数確認されている……。
アルフィノ : できるだけ多くのエクスアダマントを回収したいとなれば、
私たちで手分けするよりも、むしろ……。
アルフィノ : サンクレッド、君はガレマルドで偵察任務をするにあたって、
派遣団の代表たちと繋がるリンクパールを渡されていたね。
それはまだ通じるかい?
サンクレッド : ああ、現役だ。
好きに使ってやってくれ。

フルシュノ : 何をするつもりだ……?
アルフィノ : 皆で薪を集めるのです。
吹雪を凌ぐ焚火を、暗闇を照らす灯火を点けるために!

アルフィノ : こちらアルフィノ、聞こえるだろうか。
「暁の血盟」から皆に頼みたいことがあるんだ。
ルキア : ルキアだ、委細承知した。
すぐにアイメリク様に連絡を取り、
クルザスのダラガブ片に回収部隊を向かわせる。
ア・ルン・センナ : グリダニアも了解だよ。
対策に追われてる姉さまたちに代わって、
黒衣森の分は僕が行く。
ヤ・シュトラ : 拘束艦のほかに、
エクスアダマントが回収できるあてはないのかしら?
グ・ラハ・ティア : わざわざエクスアダマントを使っているような品は、
尋常じゃない量のエーテルを通したり、
蓄えたりする必要があるものだ。
グ・ラハ・ティア : 現代にまで残っていれば、とくに強力な魔器として、
専門家や好事家のもとに流れている可能性が高い。
シリナ : ……強力なアラグの魔器ですね。
東方連合に持ちかけて、探してみます!
シリナ : ほかにも何か、協力できることはありませんか?
こちらにはダラガブ片がないので、
人手にはまだ余裕があります……!

アルフィノ : ククロ殿、オサード小大陸の方で、
何かできることはないでしょうか?
ククロ・ダンクロ : ぬお!? 東方諸国が協力してくれるってのか!?
ククロ・ダンクロ : だだだ、だったらアレだ、ほれ、
「神器」って呼ばれる祭具を貸してもらいてぇ!
ククロ・ダンクロ : 神器は、ときに蛮神を顕現させられるほどのエーテルを、
ため込めるようになってんだ。
縮退炉と一緒に組み込みゃ、大きな力を扱いやすくなる!
アルフィノ : ……聞こえていただろうか?
神器の確保も、併せて頼みたいんだ。
シリナ : 了解です!
終末の災厄だなんて、どうしようかと思いましたが……
何かやれることがあって、少し、ほっとしました。
シリナ : 機械のことはよくわかりませんが、
完全な形で仕上げられるよう、私たちもがんばります!
シカルド : よっしゃ、そんじゃまあ、チャチャッと行って来らぁ!
陸(おか)の上だろうが構わねぇ、景気よく略奪してくるからよ!
シカルド : 届け先は、オールド・シャーレアンでいいんだな?
首を洗って待っていやがれ!
アルフィノ : そうするよ。
……皆、ありがとう。
くれぐれも気をつけて頼む!
アリゼー : やったわね!
アルフィノ : ああ……。
エクスアダマントはきっとここに届く。
アルフィノ : 私たちは、それを信じ……
さらに先を見据えて、準備を進めていこう!

クエスト『入口前に僕らは集った』の目的『ククロ・ダンクロと話す』を達成した!

ククロ・ダンクロ : 俺、悩みすぎて夢でも見てるんじゃねぇだろうな!?
ほほほ、本当にエクスアダマントが集まるってのかよ!?

アリゼー : もう拘束艦の先にバハムートはいないけれど……
あのとき閉ざした大迷宮が、賑やかになっちゃいそうね。
アリゼー : だけど、ええ……
今の彼らならきっと、どんな真成を前にしたって、
蛮神による再生にすがったりしないわ。
アリゼー : 彼らに任せて、待ちましょう。
お祖父様だって、きっと笑って見守ってくれるはずよ!

アルフィノ : 派遣団にいた彼らとは、何か契約を交わしたわけじゃない。
クリスタルブレイブのときよりも、形のない繋がりだ……。
アルフィノ : だけど、どうしてか、断られる気がしなかったんだ。
きっとこれこそが……
あのときの私に足りなかったものなのだろうね。

グ・ラハ・ティア : アラグの知識が、まさかこんなところで役立つなんてな。
かの帝国においても、宇宙進出はまさに技術の集大成……
グ・ラハ・ティア : ……いや、待てよ。
あの計画を推し進めたのは、確か…………。

ヤ・シュトラ : イルサバード派遣団に加わっていた、数多くの国の人々……
その力を結集するとなれば、アラグの防衛機構だって、
打ち破れるに違いないわ。
ヤ・シュトラ : ……私たちも負けていられないわね、Cilina?

エスティニアン : フッ……まったく……小さな焚火を起こすための薪さえ、
ろくに集められなかった坊ちゃんが、言うようになったもんだ。

ウリエンジェ : 第七霊災の折、エオルゼアを壊滅せしめたダラガブが、
やがて終末から星を救う鍵にならん……。
ああ、我が師よ……星海から見ておいでか……。

サンクレッド : 派遣団の奴ら、終末の災厄を前にしながら、あの調子とはな。
帝国との未来のためにガレマルドまで向かうような奴らは、
そう簡単に俯かないらしい……。
サンクレッド : だがな、Cilina。
あいつらだって、最初からああだったわけじゃない。
サンクレッド : お前や、アルフィノたち……
いろんな出会いが変化をもたらしたからこそ、今があるんだ。
昔のエオルゼアを知る身として、そこは断言しよう。

クルル : ふふ、アルフィノくんったら、
すっかり世界各地に頼れる仲間が増えちゃって……
あなたと一緒に駆けずりまわったおかげね!
クルル : ……さて、そうと決まれば、私は先に地上に戻るわ。
各地から届くであろうエクスアダマントを、
しっかり受け取れるように準備しなくちゃいけないもの!
クルル : それに……私にも少し、頼れそうなツテがあってね?
急いで連絡をとってみるわ。
アルフィノ : クルルさんのツテ?
それは、いったい……。
クルル : ナイショ!
でも、こういうときに活躍してくれる人よ!
クルル : それじゃあ、またあとで!
世界からの届けもの、きっと楽しみにしていてね!
クエスト『入口前に僕らは集った』をコンプリートした!


一方 ウルダハ 香煙の間――

ナナモ・ウル・ナモ : ……改めて、事情はわかった。
ダラガブ片からのエクスアダマントの回収、
そして強力なアラグの魔器の収集じゃな。
ナナモ・ウル・ナモ : よし、すぐに不滅隊の精鋭をそろえ、突入部隊を編成せよ!
銀冑団や銅刃団からも腕利きを募れ!
ナナモ・ウル・ナモ : パパシャンは、各ギルドに通達を。
アラグの防衛機構を制し、未知の素材を回収するにあたっては、
彼らの協力が必要不可欠じゃ。
ナナモ・ウル・ナモ : フィルガイス……
砂蠍衆の中でもそなたを呼んだのは、
鉄灯団を動かす可能性を考えてのこと。
ナナモ・ウル・ナモ : 不滅隊に協力し、突入部隊の補助や、
その間の各地の警備を受け持ってくれるな……?
フィルガイス : は……。
我が息子、鉄灯団団長ツィルンベルク直々に、
ことにあたるといたしましょう。
ナナモ・ウル・ナモ : ピピン、突入部隊の長はそなたに任せる。
集いしつわものたちを率い、存分にティソーナを振るうがよい。
ナナモ・ウル・ナモ : ロロリトよ、そなたはアラグの魔器の回収じゃ。
市場に出回っているもの、好事家に買われたもの……
そなたになら心当たりもあろう。
ナナモ・ウル・ナモ : 無論、善意で……などとは言わぬ。
取引方法はそなたに任せるゆえ、いつものとおり、
最後には損のないよう収めてみせよ。
ナナモ・ウル・ナモ : 世界を脅かさんとしておる、終末の災厄……
それが報告どおりのものならば、
我らの力のみでは、到底抗い得ぬ。
ナナモ・ウル・ナモ : しかし、わらわは……エオルゼアの民は、今や知っておろう。
第七霊災からこちら、抱えてきた傷や痛みと向き合って、
やっとわかったのじゃ。
ナナモ・ウル・ナモ : 独りでは立ち上がることさえできずとも、
誰かとならば、戦い抜けると。
ナナモ・ウル・ナモ : それを先陣を切って示してきた「暁」が、
ともに立つ者を欲している……。
ナナモ・ウル・ナモ : ならばウルダハは果敢に応え、
彼らとともに、この災厄に打ち勝とうではないか!
ナナモ・ウル・ナモ : 各方、ただちに取り掛かるがよい!
第十七代国王、ナナモ・ウル・ナモからの至上命令と心得よ!



一方 黒衣森 フォールゴウド――

ア・ルン・センナ : 兵の数はそろったけど、やっぱり偏りが出るか……。
治療には事欠かなくても、防衛機構の破壊を担う者が少ない。
ア・ルン・センナ : グリダニアの在り方としては正しいんだけどね。
長期戦になるかもしれないな……。

???? : よければ、アタシたちも連れて行ってくれない?
ア・ルン・センナ : 君、どうしてここに……!?
リセ : ギラバニアには、拘束艦がついているような、
大きなダラガブ片が落ちてきてないんだ。
リセ : だから、グリダニアの手伝いに!
アラミゴからいちばん近いし、何より、
思いっきり暴れる前衛が必要なんじゃないかと思ってさ。
ア・ルン・センナ : ……見透かされてるのは癪だけど、そのとおりだよ。
よくわかったね。
リセ : もう、すごく昔のことみたいに感じちゃうけど……
アタシ、「暁」の一員として、この国の調査を担当してたんだ。
リセ : だから知ってるよ、黒衣森のことも……
グリダニアのみんなの戦い方だって。
ア・ルン・センナ : だったら、遠慮なく力を借りさせてもらうよ。
さっそくだけど、打ち合わせといこう。
リセ : ……必ずやり遂げるから。
見ててね、パパリモ。


一方 クルザス中央高地――


エマネラン : あ、やっと見つけたぞ……!
エマネラン : 兄貴、何してるんだよ。
もうみんなとっくに集合して……


エマネラン : な、なんだよこれ……竜の……咆哮……!?


一方 紅玉海 筋違砦――

ハンコック : ……という要請が、東方連合とロロリト会長からありまして。
海賊衆の皆さんなら、神器に心当たりがないかと思って、
こちらに参ったのデ~ス。
ハンコック : おや? あれは……。
ソロバン : あれぇ、なんでハンコックまでいるのぉ~?
ソロバン : でも、ちょうどいいやぁ~。
実は、頼みたいことがあってねぇ~。



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