【FF14暁月台詞集】Lv88 ラヴィリンソス②

本記事は、FinalFantasyXIV 暁月のフィナーレ のクエスト台詞集になります。
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『大撤収に臨む人々』

アルフィノ : ククロ・ダンクロ殿、
皆に回収を頼んだエクスアダマントや神器が届いた場合、
要件を満たしたエーテル縮退炉はできあがるでしょうか?
アルフィノ : ほかにすべきことがあれば、
何でもいい、私たちに教えてください!
ククロ・ダンクロ : エクスアダマントの量や質にもよるんでな、
まずはそいつが届かなくちゃ、始まらねぇ……。
ククロ・ダンクロ : しいて言えば、方舟やエーテル縮退炉の要所にも使ってる、
アラグの技術について意見が聞けると嬉しいぜ。
ククロ・ダンクロ : おい、そこの赤髪の兄ちゃん!
あんたアラグに詳しいようだったな、手を貸してくれねぇか。

アルフィノ : だとしたら、縮退炉については一旦グ・ラハに任せて、
私たちは、ほかの大撤収の準備に手を貸さないかい?
アルフィノ : 哲学者議会との交渉内容に、
それが含まれていないのは、重々承知だ……。
アルフィノ : だが、大撤収の必要性はいまだ十分に残っている。
何より、準備を通して宇宙について少しでも学べるなら、
ただエクスアダマントを待つより、ずっといいと思うんだ。
ククロ・ダンクロ : へへ、あんたら、気持ちのいい連中だな!
そういうことなら、ここから3つ北のブロックに行ってみな。
ククロ・ダンクロ : 方舟の建造をはじめ、大撤収に関わる研究をする奴らが暮らす、
「リトルシャーレアン」っつー集落がある。
手伝いを求めてる奴が、たくさんいるはずだ!
アルフィノ : よし……!
それでは行こう、「リトルシャーレアン」へ!
クエスト『大撤収に臨む人々』を引き受けた!

グ・ラハ・ティア : こっちのことは任せてくれ!
エクスアダマントが届いたときのために、
持てる知識を総動員して、下準備を進めておくからさ!
ククロ・ダンクロ : どのみち、今のままじゃお手上げだったんだ。
俺は、あんたらと、その知り合いを信じるぜ……!

ラマカ・フママカ : 入荷した物資の状態を確認しているんだ。
なかには質の悪い素材も混ざっているからね。
見つけたら、ここではじくようにしている。

ヤ・シュトラ : かなり立派な街並みね。
上の層から見えていた、とくに大きな拠点が、
このリトルシャーレアンだったんだわ。

アルフィノ : セントラルサーキットで研究に従事する者は、
機密を守るため、何重もの手続きを踏まなければ、
オールド・シャーレアンの街にさえ上がれなかったという……。
アルフィノ : ここは、そんな彼らのための、
まさに「小さなシャーレアン」なのだろうね。

エスティニアン : 助言の類はできそうもないが、
肉体労働なら、そんじょそこらの研究員より役に立つはずだ。
そういう仕事を探してみるとするか。

ウリエンジェ : おや……今、あちらの街角に…………
ウリエンジェ : ふむ、あとで追いかけてみるといたしましょう。

サンクレッド : 星外への大撤収……
これほど壮大な計画となれば、準備にも手がかかるし、
不安を抱えている奴も少なくないはずだ。


『アリゼーと話す』

アリゼー : 大きな拠点……!
全容が掴めずにいたけれど、相当な数の研究員や職員が、
ここで暮らしているんでしょうね。
アリゼー : 彼らを相手に、何を手伝えるか、わからないけれど……
モンティシェーニュ様も言ってくれたもの。
必要なのは「ちょっとしたひらめき、新しい風」だって!
アリゼー : そうなれるように、私たちらしく、やっていきましょう。
ひとまず、困っていることがないか、聞いて回るところからね!

アルフィノ : ここにはエーテライトがあるようだから、
各自ができるだけのことを終えたら、その近辺で合流しよう。
お互いに、健闘を……!
クエスト『大撤収に臨む人々』の目的『アリゼーと話す』を達成した!


『リトルシャーレアンで情報収集』

シルケン・グリン : ああ……うん……どうした……?
見かけない顔だけど、新しく引っ張られてきた職員かい……?
シルケン・グリン : へぇ、エーテル縮退炉の開発に協力を……。
あそこの状況は、みんな心配してるんだ。
これで突破口が見つかることを願ってるよ……。
シルケン・グリン : 私も、がんばり……たいところだが、さすがにちょっと休憩だ。
月に運び出す生体サンプルの確認と搬入が、
昼夜を問わず続いててね……。
シルケン・グリン : 哲学者議会も、市民を連れ出す順番を決めて、
段取りを整えなくちゃならないだろう?
それで、大わらわって感じだよ。
シルケン・グリン : 責任者であるフルシュノ様なんて、本当、いつ寝てるんだか……
倒れたりしないといいけどねぇ……。
シルケン・グリン : 大撤収の準備は時間との勝負だ……。
半面、正確にこなす必要もあるし、眠気と疲れは容赦がない。
自分のやってることが大丈夫かどうか、不安になるよ……。

ポールティザーヌ : 手伝いが必要かって?
ありがとう、でも今のところは書類整理ばかりだから、
お願いするようなことは何もないわ。
ポールティザーヌ : 私はね、月についたあと……
あるいは、月が「移住先となる星」についたあとに、
人が暮らせるだけの環境を整えることが仕事なの。
ポールティザーヌ : それには、月にいる「協力者」との連携が不可欠でね……
歴史上、彼らと交信したり、資料を打ち上げたりはしてるけど、
月や宇宙の状況は、まだまだわからないことばかり。
ポールティザーヌ : 「協力者」たちがどんな姿をしてるのかさえ、知らないのよ!
はぁ……不安だわ……さっきそこで見かけた、
「かわいいウサギさん」みたいだといいんだけど……。
ポールティザーヌ : それにしても、あのウサギさんは何だったのかしら……?
生体サンプルの脱走だったら大変だわ……。

ステディー・カレント : 方舟の建造は順調かって? そうだな……。
エーテル縮退炉が、あれでも性能不足だったのは予想外だが、
それ以外は完成していると言えるだろう。
ステディー・カレント : ただ、すでにもう終末の被害を受けている地域があるんだろう?
それを聞いたとき、悔しくて悔しくてね……。
ステディー・カレント : 俺たちも、先代たちも……この研究に従事してきた者は皆、
自分たちが人々を救い出すんだという熱意をもって、
仕事に人生を捧げてきたんだ。
ステディー・カレント : だからこそ、犠牲者が出てしまったことが、とても遺憾だ……。
ここで立ち止まるわけにはいかないから、
せめて亡くなった人々を想いながら、準備を続けるよ。
クエスト『大撤収に臨む人々』の目的『リトルシャーレアンで情報収集』を達成した!

ステディー・カレント : エーテル縮退炉を改良する目途が立たなかった場合、
一刻も早く方舟による移送を開始して、
少しでも往復数を稼ぐという方法しかないだろう。
ステディー・カレント : そうなったとき、
どれだけの命を見捨てなければならないのか……
考えるだけでも胸が苦しいよ。

グローウィングウェイ : うわあああっ……Cilinaさんだァッ!?
私です、私です、グローウィングウェイです!
グローウィングウェイ : こうしてまたお会いできるなんて!
嘆きの海からお帰りになる際は、あんなことになって、
きちんとご挨拶できなかったので……ハイ……。
グローウィングウェイ : あのときは、大変失礼いたしました……。
こちらのタンコブは、すぐに引っ込みましたので、ご心配なく!
それよりも、また仲良くしていただけると嬉しいです!
クッキングウェイ : やあ、久しぶり!
キャロットリウムで君たちのニンジンの試食に立ち会った、
クッキングウェイさ。
クッキングウェイ : あのあと、ウリエンジェとじっくり話して、
ちょっとは「料理(クッキング)」というものを理解できたと思う。
今のうちにしっかりと、アーテリスの食を学ぶつもりだよ!
クッキングウェイ : さしあたっては、ここの人たちに人気らしい、
賢人パンという料理の作り方を調べたいと思うんだが……
どうだろうか?
シンギングウェイ : フン フフーン!
待ちに待った、アーテリスの見学だ!
ウリエンジェ : ご覧ください、Cilinaさん。
レポリットたちが、こちらの集落にいたのです。
リヴィングウェイ : あら、あなたもいらしていたのですね!
こんにちは、Cilinaさん!
リヴィングウェイ : わたくしたちは、哲学者議会の方々に、
ここまで連れてきていただいたのです。
それで、方舟やら何やらを見ていたのですが……
リヴィングウェイ : わたくしも含め、ここにいる面々は、
アーテリスの環境を肌身で学んでおこうと考えたのですわ!
リヴィングウェイ : ……とはいえ、忙しい哲学者議会に案内を頼むのは本末転倒。
リヴィングウェイ : かといって自分たちだけで慣れないアーテリスを歩くのも……
と困っていたところに、ウリエンジェやあなたが、
来てくださったのですわ!
リヴィングウェイ : おふたりとも……お願いいたします!
わたくしたちのラヴィリンソス見学に、
どうか、付き添ってはいただけませんか……!?
クエスト『大撤収に臨む人々』をコンプリートした!


『不安定なこの宇宙で』

リヴィングウェイ : あっ、も、もちろん、お忙しいなら捨て置いてくださいませ!
わたくしたちだけで、できる範囲で見学いたしますわ……!
ウリエンジェ : ラヴィリンソスの見学ですか……ふむ……
それは存外に名案かもしれません。
ウリエンジェ : シャーレアン側が月の環境をほぼ把握できていない以上、
レポリットたちに地上を見てもらい、
相違点などを把握しておいてもらうのは有用かと……。
ウリエンジェ : ただ、教えるのがいつも私ひとりでは、知識も偏りましょう。
Cilinaさん、あなたにも是非、
案内役としてご同行をお願いしたく。
シンギングウェイ : はい! はい!
それじゃあオレ、奥に見えてる大きな設備を見に行きたい!
ウリエンジェ : フフ……。
それではさっそく、近くに寄ってみるといたしましょう。
クエスト『不安定なこの宇宙で』を引き受けた!


『シンギングウェイと話す』

クッキングウェイ : 俺は食に関する場所を見に行きたいなぁ。
クッキングウェイ : そういえば、ウリエンジェが作ってくれたプディングによって、
プディングの探究者となってしまったプディングウェイが、
青き星のプディングを求めて飛び出していったけど……会った?
リヴィングウェイ : シンギングウェイやグローウィングウェイは、
ヒトが生存可能な環境を整備することが役目……
ラヴィリンソスの装置に、興味津々のはずですわ!
グローウィングウェイ : ハッ……!
何やら丸みを帯びた建造物があるではありませんか!
グローウィングウェイ : これが、アーテリスの職人こだわりの丸み……ッ!
ま、負けませんよぉ……
私だって、レポリットいちの丸み職人ですので!!
ウリエンジェ : 大丈夫です、彼らは大変聡いので、
ともすれば私たちよりも的確に、装置を分析するでしょう。
ウリエンジェ : 私たちは、目の前にあるものが、
人にとって……自分にとっていかなるものであるかを、
彼らに伝えればよろしいかと存じます……。
シンギングウェイ : おわぁ~!
月にも巨大な設備があるけど、こいつも大きいなぁ!
見上げるとひっくり返りそうだ!
シンギングウェイ : なぁなぁ、Cilina!
おもしろそうな部分を、ここから一緒に観察して、
何の設備だか当ててみようぜ!
クエスト『不安定なこの宇宙で』の目的『シンギングウェイと話す』を達成した!

シンギングウェイ : ほらほら、そこに立って一緒に観察しようぜ!
あっ、お前もひっくり返らないように注意な!

巨大な設備の観察を開始します。
特徴的な部分を探し、
ボタン/ボタンで観察しましょう!

シンギングウェイ : 巨大な筒が、壁の向こうに突き刺さってる……
壁のあっち側は、音からして水源か?
シンギングウェイ : そして、筒の先端から飛び出した軸が、伝動部を介して、
回転する車輪状の動力装置と繋がっている……。
シンギングウェイ : ってことは、水を汲み上げる「揚水装置」だな!
筒の中に螺旋状のスクリューが入ってるはずだぞ。

「筒状の構造物を観察」を達成した!

シンギングウェイ : おっ、これはグレーテスト・エンズヴィルにあるぞ。
ズバリ、「大きな樹」だな!?
シンギングウェイ : ……違う? そっかぁ。
上部の容積が極端に大きくて、そこから下は細い……
何より、かなりの高さがある……。
シンギングウェイ : そうか、上部に汲み上げた水を、
水圧を使って送り出す、「給水塔」かもしれないな!
「キノコ状の構造物を観察」を達成した!

アンビストマ……!
活きのいいアンビストマがいる……!
あのあと、無事にイデアが登録され、
世界に息づく生物のひとつになったのだろう。
壮大な歴史を感じる……。

シンギングウェイ : うーん……ここからじゃ見えづらいが、
タンクの上に、金色の管が通ってるよな?
シンギングウェイ : で、少し下の窓から覗き見ると……
タンクの下部が、また大きな管に繋がってるみたいだ。
シンギングウェイ : となると、汲み上げた水をろ過して不純物を取り除く、
「浄水装置」ってところかな。
「タンク状の構造物を観察」を達成した!

シンギングウェイ : 「揚水装置」で汲み上げた地下水を「浄水装置」でろ過し、
「給水塔」に蓄えて、送り届ける……
シンギングウェイ : つまりこの巨大な設備は、「水循環システム」だな!
シンギングウェイ : 仕組みがシンプルだからこそ、
開拓を始めたばかりの土地でも、活用しやすそうだ。
リヴィングウェイ : この設備の規模といい、位置といい、
水は地上の生命から、特別に重要視されているようですわね。
シンギングウェイ : けど、アーテリスの中には、
水の少ない乾いた土地もあるだろ……?
そういう場所では、どんな風に暮らしてるんだ?
>ザナラーンでは、オアシスに集落があった
 ギラバニアでは、滝の下に集落があった

シンギングウェイ : へぇ……わざわざそこを選んで暮らすってことは、
やっぱりヒトと水は切り離せないものなんだな。
グローウィングウェイ : し、しかし、そうなると、
月で創っている水の量は、足りるでしょうか……。
グローウィングウェイ : 計算上、生存するのに困らない量は供給できるはずですが、
ヒトが「水ありきの文化」を持ち込み、実行するとなると、
足りなくなってしまう気が……。
シンギングウェイ : そうだなぁ……。
ヒトと相談しつつ、水の供給設備を見直すか。
シンギングウェイ : あとは、アーテリスではどうやって水を確保しているのかも、
参考までに見られるといいんだが……。

ウリエンジェ : 私たちが先ほど立ち寄った「ロジスティコン・アルファ」は、
ラヴィリンソスの気象を管理していると、
アルフィノ様がおっしゃっていましたね。
ウリエンジェ : 次は、彼らをそこに連れていってはいかがでしょうか……?
シンギングウェイ : うおお、なんだそれ!
見たい見たい、すぐ連れていってくれ!
ウリエンジェ : 承知いたしました。
ではリトルシャーレアンを出て、南の建物へ参りましょう。
グローウィングウェイ : ヒエッ!?
こ、この集落の敷地を出るんですかぁ!?
リヴィングウェイ : 居住地以外の場所には、獣が解き放たれていますでしょう?
わたくしたち、なぜだかすごい勢いで襲われるのですわ。
リヴィングウェイ : ここに来るまでも、
職員の方が護衛についてくださらなかったら、
いったいどうなっていたことか……。
ウリエンジェ : なるほど……。
美味なる獲物だと思われているのでしょうか……。
ウリエンジェ : でしたら、Cilinaさん、
それぞれにレポリットたちを護衛しながら、
ロジスティコン・アルファを目指すといたしましょう。
ウリエンジェ : 私はリヴィングウェイとクッキングウェイを連れていきます。
あなたには、シンギングウェイとグローウィングウェイを、
お任せしても……?

ウリエンジェ : これ以上なく頼もしい護衛ですね。
では……またのちほど、お会いしましょう。
シンギングウェイ : Cilina、どうぞよろしくな!
オレたちもさっそく出発しようぜ!
シンギングウェイ : 待ってろよぉ、気象管理施設ーっ!
クエスト『不安定なこの宇宙で』の目的『指定地点に向かい、巨大な設備を観察』を達成した!


『指定地点で見渡し危険を排除』

グローウィングウェイ : Cilinaさん……!
何かいないか、先を見てみてくださいぃ……!
シンギングウェイ : だ、だだ、大丈夫だよな……!?
こっちにはCilinaがいるんだぞっ!

クエスト『不安定なこの宇宙で』の目的『指定地点で見渡し危険を排除』を達成した!

シンギングウェイ : ふぅぅ……こんがりレポリットになるところだったぜ……!


『グローウィングウェイと話す』

グローウィングウェイ : ああああ、ああ、ああありがとうございますぅぅ……!
グローウィングウェイ : 地上の森は、大変スリリングなのですね。
この危なさも……魅力……?
グローウィングウェイ : 参考にさせていただきます、ハイ。
でも今はとにかく、通り抜けてしまいましょう……!
真っ黒コゲは嫌なのでぇ……!
クエスト『不安定なこの宇宙で』の目的『グローウィングウェイと話す』を達成した!

グローウィングウェイ : ハァハァ……ここは安全そうですね……!
シンギングウェイ : はやくはやく、中に入ろうぜっ!
クッキングウェイ : 果実がなる木があるはずだけれど、
通り抜けてきた森には、それらしきものはなかったなぁ。
珍しいものなんだろうか……?
リヴィングウェイ : 彼らの護衛、感謝いたしますわ。
ですがこんな時期に、あなた方の手を煩わせて、
ハイデリン様に叱られないでしょうか……。


『ウリエンジェと話す』

ウリエンジェ : そちらも、皆さんおそろいで……。
では、ロジスティコン・アルファの中に入るといたしましょう。
ウリエンジェ : 見学するのであれば、
ミディアルサーキット側の方がよろしいかと存じます。
クエスト『不安定なこの宇宙で』の目的『ウリエンジェと話す』を達成した!

ヴァデゥロアゾン : この昇降機を使えば、
ミディアルサーキットに向かうことができる。
利用したい場合は教えてくれ。
クッキングウェイ : ガーン……!
ここにも食品らしきものがないじゃないか!
ヒトは働いてばかりで、あまり食事をしない……?
ウリエンジェ : 職員の方に声をかけて、設備の案内や、
資料の提供を頼むといたしましょう……。
ウリエンジェ : レポリットは哲学者議会の重要な客人、
無下には扱われないはずです。
グローウィングウェイ : 連れてきていただいて、ありがとうございました!
ちょっと怖かったですが、地上でも、
Cilinaさんと散歩ができて嬉しいです。

グローウィングウェイ : よーし……!
シンギングウェイと一緒に、たくさん学ばせていただきますね!
リヴィングウェイ : ここにもヒトがいて、仕事をしていらっしゃる……。
本当にアーテリスに下りてきたのだと、
何度でも感動いたしますわ……!
シンギングウェイ : ここが気象を管理する、ロジスティコン・アルファ……!
「大気維持システム」を主に担当するオレとしては、
知りたいことがいっぱいだぜ!
シンギングウェイ : 空の制御って、陸地の制御に負けないくらい大変なんだ。
宇宙には、ヒトが呼吸できる場所さえ、
ほとんどないんだからさ。
シンギングウェイ : アーテリスが今の形になり、ヒトがこうして生きていること……
それは理屈を辿れば必然の結果だが、
必然が必然であることこそ、驚くべき出来事なのさ。
シンギングウェイ : まさしく「奇跡のような必然」ってやつだな!
さぁて、たくさん見学させてもらうぞー!
クエスト『不安定なこの宇宙で』をコンプリートした!

シンギングウェイ : ここを見学するために、少しだけ時間をくれ!
要点を掻い摘んでもらって、
なるべく長居しないようにするからさ……!


『パーフェクトキャロット』

クッキングウェイ : なあ、気象のことも確かに大事だが、
俺はアーテリスの、本場の「食」を勉強したいんだ!
どこか別の場所に連れてってくれないか!?
ウリエンジェ : この近辺で食について学ぶなら、
「メリオール実験農場」が良いでしょうか……。
ウリエンジェ : Cilinaさん……
私がここで、シンギングウェイたちを見ている間に、
クッキングウェイを実験農場へ連れていっていただいても……?
クッキングウェイ : あてがあるなら、俺からも頼むよ!
月で待っている間、ウリエンジェから、
食事は文化でもあるって教えてもらったんだ。
クッキングウェイ : 実際に体験すれば、その意味がもっとわかるはず。
終末で失われかけているからこそ、今、知らなくちゃ!
ヒトがアーテリスで育んできたものを……!
クッキングウェイ : 恩に着るよ、Cilina!
実験農場は、ここを出て真っ直ぐ行ったところだな。
了解だーっ!
クエスト『パーフェクトキャロット』を引き受けた!

ウリエンジェ : クッキングウェイのこと、どうかよろしくお願いします。
こちらの引率は、私が責任を持って務めましょう……。

クッキングウェイ : ここがメリオール実験農場なんだろう!?
あっちこっちに、図鑑で見た可食植物が生えているし……!
クッキングウェイ : まずはあれらの味を知りたい、さっそく試食を……
いや、職員に許可をもらうのが先か。
畑を荒らすと料理(パイ)にされてしまうと、本に書いてあったからな。
クッキングウェイ : Cilina、紹介を頼めるか?
許可がもらえたら、試食にも付き合ってくれると嬉しい。

クエスト『パーフェクトキャロット』の目的『クッキングウェイと話して同行させる』を達成した!


・話す

クッキングウェイ : ちゃんと試食の許可がもらえるかなぁ……。
ああ、緊張する……!

・同行状態を解除

クッキングウェイ : わかった。
まだ学びたいことはあるけど、
ちゃんと実験農場の外で待ってるよ……。

・再同行

クッキングウェイ : 実験農場の見学再開だ!
ああ、楽しみだなぁ……!


『クッキングウェイを連れてジェブケと話す』

ジェブケ : はぁ…………。
まさか、こんなことになるなんて……。
ジェブケ : おや、君はいつぞやの……
第三十三期拡張坑道を自力で下りてきた、根性のある……。
ジェブケ : すまないが、今回も案内はしてあげられそうにない。
知ってのとおり、星からの大撤収に向けて、
準備をしなくちゃならないからね……。
ジェブケ : ……私も含め、ほとんどの職員や研究員は、
自分たちの仕事が異星に移り住むための準備だったなんて、
まったく知らなかったんだ。
ジェブケ : それで、まだどうも……
気持ちの整理すらついていないよ……はは……。
クッキングウェイ : それは、月に来たくないということだろうか?
ジェブケ : どうだろう……もちろん助かりたいとは思うんだが……。
ジェブケ : 哲学者議会が、いかに周到に準備を進めてくれていても、
地上に生きるすべての動植物を運び出すことはできないだろう。
ジェブケ : 運び出せたとしても、異星では環境が違いすぎて、
結局ダメになってしまうかもしれない……。
それを思うと、寂しくってね……。
ジェブケ : ……なんて、詮方ない話をしてごめんよ。
それで、君たちの用件は?
クッキングウェイ : ああ、えっと……
ここで育てている可食植物に興味があるんだ。
少しだけ試食させてもらってもいいか?
ジェブケ : こんなときに、せっかく来てくれたんだ。
食べすぎないように注意してもらえるなら、構わないよ。
クッキングウェイ : ありがとう、しっかり味わって食べるよ!
クッキングウェイ : それじゃあ、Cilina、
畑を順番にまわって、少しずつ試食してみよう!
クエスト『パーフェクトキャロット』の目的『クッキングウェイを連れてジェブケと話す』を達成した!

ジェブケ : 搬出する予定の種や苗木、作物は、セントラルサーキットへ。
リストに載っていないものは……
やっぱり置いていけってことだよな……はぁ……。

クッキングウェイ : 料理を知るには、
まず素材となるものを理解すべきだと思うんだ。
畑を順番にまわって、少しずつ試食してみよう!


『連れているクッキングウェイとグレープ畑で話す』

クッキングウェイ : あっ、知ってるとも、これはグレープだろう?
果実の代表例として、図鑑に載ってたんだ。
クッキングウェイ : ではでは、さっそくひと粒…………
クッキングウェイ : んんん……!?
甘酸っぱくて、完熟したスピードキャロットみたいな味だ!
だけど、何かが違う……!
クッキングウェイ : ほのかな渋み……皮の部分か……?
なるほど、こういう味も……ふむふむ……もうひと粒…………。
クッキングウェイ : うん、なかなか新鮮な経験だった!
参考までに聞かせてほしいんだが、君はグレープが好きか?

>好き!
 普通かな
 嫌い……

クッキングウェイ : そうかそうか、これが好きか!
やっぱり、代表例として載ってるだけのことはあるんだな!
クッキングウェイ : ご意見ありがとう!
次は、隣の木になっている果実を試食させてもらおうかな。
クエスト『パーフェクトキャロット』の目的『連れているクッキングウェイとグレープ畑で話す』を達成した!


『連れているクッキングウェイとオレンジ畑で話す』

クッキングウェイ : これは確か……えーっと……
そうだ、オレンジってやつじゃないか!?
クッキングウェイ : へへへ、正解かー!
それじゃあさっそく、皮は厚いから剥いて……っと……
クッキングウェイ : お、おいしーーーッ!?!?
なな、な、なんだこれ…………ええっ……!?
クッキングウェイ : 甘みと酸味がある点では似てるのに、
さっきのグレープや、スピードキャロットよりも、
俺はこのオレンジがおいしく感じる……不思議だ……!
クッキングウェイ : そうか……こういう細かな違いがあるんだ……
地上にある、食べられるものの数だけ……。
ヒトはそこから、自分の好みを選び出す……。
クッキングウェイ : なんてこった、君らがニンジンじゃ不満足だった気持ちが、
ちょっとわかった気がするぞ……!
クッキングウェイ : と、ともかく、次は向こうの畑で試食をさせてもらうよ。
いったいどんなものが出てきちゃうんだ……!?
クエスト『パーフェクトキャロット』の目的『連れているクッキングウェイとオレンジ畑で話す』を達成した!


『連れているクッキングウェイとカボチャ畑で話す』

クッキングウェイ : この色……この張り……この香り……
ずいぶん横に広がってるが、これはニンジンの一種では?
クッキングウェイ : ニンジンではないのか。
うーん、広義ではニンジンだと思うんだが……。
とりあえず、食べてみるよ。
クッキングウェイ : …………あれ?
これは今までの可食植物と違って、あんまりおいしくないぞ。
やっぱり、失敗作のニンジンなのでは?
デロイス : ちょっとちょっと、聞き捨てならないなぁ!
これはカボチャ!
失敗作のニンジンなんかじゃないわ!
デロイス : 品種にもよるけれど、そのまま齧ったら確かに硬いし青臭い……
だけどカボチャはね、煮たり炒めたり、調理することで、
とてもおいしくなるんだから!
クッキングウェイ : そ、そうなのか……。
ちなみに、それを面倒だとか、効率が悪いと感じたりは、
しないものなのか……?
デロイス : とんでもない!
たしかにシャーレアン人には、
料理を面倒くさがる人も少なくないけれど……
デロイス : 調理によって、安全に食べることができる食材の幅は広がるし、
栄養が偏るリスクも減らせるわ。
デロイス : 何より、私はカボチャの煮込み料理が大好きなの。
幼いころから両親が作ってくれたっていうのもあって、
ほかの食材で作ったものより、うんと思い入れがあるわ!
クッキングウェイ : なるほど……。
料理をすることで、俺がさっきオレンジに感じたみたいな、
「特別」になる食品もあるということか……。
クッキングウェイ : 参考になったよ。
それじゃあ、あとひとつ……そこの木になってる果実はどうだ?
オレンジと似ているし、おいしいに違いない!
クエスト『パーフェクトキャロット』の目的『連れているクッキングウェイとカボチャ畑で話す』を達成した!


『連れているクッキングウェイとレモン畑で話す』

クッキングウェイ : ああ、爽やかないい香りだ……!
これは期待が高まるなぁ……!
クッキングウェイ : ではでは、思いっきり…………ガブリ!
クッキングウェイ : ン~~~~~~!?!?!?
クッキングウェイ : 舌が、舌が……あうぁー……!
木に劇物が……毒物が実ってるなんてぇー……!
クッキングウェイ : 毒物ではない……?
レモンという、すっぱい果実……。
クッキングウェイ : こ、こればかりは理解しかねる!
こんな凶悪な味の果実を、わざわざ食べる意味がわからない!
クッキングウェイ : あうぅ……舌がまだシビシビしてるし、試食はもう十分だ。
ジェブケさんに挨拶して、みんなのところに戻ろう……。
クエスト『パーフェクトキャロット』の目的『連れているクッキングウェイとレモン畑で話す』を達成した!

クッキングウェイ : レモン……レモン……ああ酷い目にあった……。
ジェブケさんに挨拶して、みんなのところに戻ろう……。


『クッキングウェイを連れてジェブケと話す』

ジェブケ : ああ、君たち……。
どうだった、試食をしてみて?
クッキングウェイ : オレンジもグレープもおいしかったし、
カボチャについても興味深い話が聞けたよ!
クッキングウェイ : だけど、レモン……あれは酷い……
思い出すだけでも、顔の毛皮がシワッと寄りそうだ……。
ジェブケ : まさか、レモンを食べるのが初めてとは!
ジェブケ : だったら、そのままで帰すのは忍びないね。
自分のおやつにするつもりで焼いてきたんだが……
レモンマフィンを君にあげよう。
クッキングウェイ : レモ……ッ!?
い、いや、俺はその……ちょっともう……いいかなって……。
クッキングウェイ : けど、そうか、それも青き星の料理……。
だったら……研究しないわけにも……うぅぅ……。
クッキングウェイ : ええい、いただこう!
かかってこい、レモンマフィンとやらッ!!
クッキングウェイ : ………………。
クッキングウェイ : ……な、ぉ、な、なな、な…………!
クッキングウェイ : なんておいしいんだーーーっ!
クッキングウェイ : 甘くてフカフカしている……
だけど確かに、あのレモンの気配があるんだ。

クッキングウェイ : 爽やかな香りと、ほのかな酸味が寄り添っている……!
凶悪さを捨て、そうっと……優しく……!
ジェブケ : ほら、レモンは酷いだけの作物じゃなかっただろう?
少し食べ方や使い方を変えるだけで、素晴らしい活躍をする。
ジェブケ : そういう食材が、たくさんあるんだ。
味以外にも、疾患を退けたり、過酷な環境でも育ったりして、
思いがけず生命を救ってくれるものもある……。
ジェブケ : ……そのすべてを月には運べない。
もちろん哲学者議会だって、よく理解した上で、
苦しい取捨選択をしているんだろうけどね。
クッキングウェイ : そうか……。
ヒトが培ってきた食の文化は、もしかしたら、
ハイデリン様が生命に求めた強さと似てるのかもな。
クッキングウェイ : ほら、俺たちはハイデリン様たちの持っていた、
宇宙に関する知識を織り込んで創られてるだろう?
クッキングウェイ : その中のひとつに、
「知的生命の躍進と星の滅亡」っていう仮説があるんだ。
何のために立てた説なのかは、よくわからないけどさ。
クッキングウェイ : いわく、知的生命は文明的に成熟すると、
絶望を排して「完全な幸福」を求めるようになってくる……。
クッキングウェイ : だがそれこそが、
ほとんどの文明と生命が超えることのできない、
大いなる障壁なんだ。
クッキングウェイ : 「完全な幸福」は、たとえるならパーフェクトキャロットさ。
すべての栄養を満たし、すべての好みを網羅し、
誰もが最高だと褒めたたえる架空のニンジン……。
クッキングウェイ : そこに近づくことを、知的生命は進化だと認識する。
そのために得たり、奪ったり、捨て去ったりするけど……
架空のニンジンは手に入ることなく、やがて彼らは滅びるんだ。
クッキングウェイ : そんな障壁を超える方法があるとするならば……
完全ではない幸福に、それでも、ひたむきになれることだよ。
クッキングウェイ : ヒトがパーフェクトキャロットを生み出すことに没頭せず、
面倒なカボチャの煮込みを愛しているように。
凶悪なレモンに工夫を凝らして、マフィンにしたようにな!
ジェブケ : ええと……君はいったい……?
クッキングウェイ : おっと、紹介し損ねてたな。
俺はレポリットのクッキングウェイ。
月から来た、ヒトの協力者だ!
クッキングウェイ : いつか君らが月へきて、
俺の創ったニンジンを気に入ってくれたら嬉しいけど……
同じくらい、まだまだ勉強が必要だとも感じたよ。
クッキングウェイ : これから事態がどう動くかは、俺たちもわからないけど、
アーテリスに存在するさまざまな種を、
ひとつでも多く残せたらいいな。
ジェブケ : ああ……。
本当に、そうなることを願っているよ。
クッキングウェイ : それじゃあ、ウリエンジェたちのところに戻るか。
名残惜しいが、今はあまりのんびりもできないからな。
クエスト『パーフェクトキャロット』の目的『クッキングウェイを連れてジェブケと話す』を達成した!

ジェブケ : まさか、彼が哲学者議会の言っていた、
月にいる協力者だったなんて……。
ジェブケ : だが、彼にもレモンマフィンのおいしさが伝わって、
なんだか無性に安心したよ。
さぁて、腐らずに準備を進めるとしよう……!

グローウィングウェイ : あ……Cilinaさん……。
おかえりなさい……はぁ……。

リヴィングウェイ : あなた方はいったい、何を見てきましたの!?
こちらも有意義な時間が過ごせましたが、
わたくし、できるなら両方とも見学したかったですわ……!

シンギングウェイ : Cilina、聞いてくれよっ!
ウリエンジェが話をつけてくれて、たくさんの気象データや、
それにまつわる研究成果を貸してもらえたんだ!
シンギングウェイ : 月が、第二のアーテリスになる日も遠くないな!
100年……1000年……いや5000年くらいでいけたりして!?

ウリエンジェ : クッキングウェイはご機嫌ですね。
よい見学ができたようで、何よりです……。

クッキングウェイ : メリオール実験農場に連れていってくれて、ありがとう!
短い時間だったが、とてもいい経験ができたよ。
クッキングウェイ : ちなみに……君から見て、ほかの土地の料理はどうなんだ?
レモンマフィンよりも、おいしいものが……?

>リムサ・ロミンサという美食の街がある
 東方の料理も、趣が違っておもしろい

クッキングウェイ : やっぱりそうか……弱ったなぁ……
これ以上の経験があるとなると、ヒトを助けたいのと同時に、
アーテリス自体にも続いてほしくなっちゃうぞ……。
クッキングウェイ : 俺たちは、ハイデリン様から、
終末が来たら逃げろとしか聞いてないんだけどさ。
方法はないんだろうか……本当に……。
クエスト『パーフェクトキャロット』をコンプリートした!

クッキングウェイ : それにしても、おいしかった……レモンマフィン……。
ウリエンジェが魔法で作ったプディングを、
初めて食べたプディングウェイも、こんな気分だったのか……?
クッキングウェイ : ……いや、そもそもあれが本当にプディングだったのか、
俺にはわからないけどな。
何せ原料が……うん…………。


『結び繋ぎて』

ウリエンジェ : Cilinaさん、クッキングウェイ……
実験農場の見学、大変おつかれさまでした。
ウリエンジェ : こちらの方も、つつがなく見学を終え、
気象に関する資料をいくつか、
貸していただくこともできました。
ウリエンジェ : 彼らには、まだまだ知りたいことがあるでしょうが、
方舟を置いて遠出させるわけにも参りません……。
ウリエンジェ : 然れば、一度リトルシャーレアンに戻ろうかと。
そこでまた何か知りたいことがあれば、応じたいと存じます。
グローウィングウェイ : はぁ…………。
クエスト『結び繋ぎて』を引き受けた!

クッキングウェイ : いけない、ジェブケさんから、
マフィンの作り方を聞いておけばよかったな……。
ハピネスキャロットマフィンとか、いいと思わないか?

シンギングウェイ : あー、楽しかった!
借りた資料を読み込んで、月の大気が問題ないか、
今のうちに確認しておかなきゃな!

リヴィングウェイ : ああ、わたくしは、
特別に行きたい場所があったわけではないんですの。
リヴィングウェイ : ただ、せっかく自分たちの意志で青き星にやってきたので、
できるだけいろんなことを見て、聞いて、感じて、
考えておきたかったのですわ。
ウリエンジェ : ここまで戻って参りましたが……
さて、次はどうしたものか……。


『グローウィングウェイと話す』

グローウィングウェイ : はぁぁぁぁ…………。
グローウィングウェイ : Cilinaさん……私、見てしまったんです……。
グローウィングウェイ : ロジスティコン・アルファで気象データを拝見する際、
アーテリス各地の風景を写したものを……。
グローウィングウェイ : 美しかったです……本当に……。
森も、グレーテスト・エンズヴィルと全然違って……。
どこの森も、あんなに綺麗なんですか……?

 黒衣森は静かで美しい
 ドラヴァニアの森林は神秘的だ
>第一世界には紫の森があった

グローウィングウェイ : グハァッ……!
グローウィングウェイ : ううぅ……。
月を意気揚々と紹介していた自分が恥ずかしいです……。
アーテリスの方が、ずっと素晴らしいのに……。
グローウィングウェイ : こんなんじゃ、月に来るのが躊躇われて当然です……。
私たちがやってきたことは、愚かで、浅はかで、的外れ……
何の意味もなかったんだぁー!
ウリエンジェ : 大丈夫、そのようなことはありません……。
ですからどうか、落ち着いて……。

???? : なんだ、聞き覚えのある話し声がすると思ったら、
レポリットたちまで来てたのか。
ウリエンジェ : サンクレッド……。
ウリエンジェ : そちらの首尾はいかがですか……?
サンクレッド : 荷運びやら何やら、軽い仕事を手伝いながら、
研究員たちから話を聞いてみた。
サンクレッド : 急な終末の到来だったにも関わらず、
よくぞまあ、ここまで粛々と準備を進められているものだ。
哲学者議会が先導してるだけのことはある。
サンクレッド : ただ……現場の不安は強いようだな……。
誰も彼も、まったく余裕がなさそうだ。
サンクレッド : いつ本格化するかわからない終末に気が急く半面、
しくじれば、大撤収すべく集まった多くの人命を危険にさらす。
プレッシャーに感じるなという方が難しいだろう……。

ウリエンジェ : グローウィングウェイ……
もしよければ、不安がっている研究員たちの悩みを、
聞いていただけないでしょうか?
グローウィングウェイ : ええっ!?
そ、そんな、私なんかがヒトの役に立てることを、
言えるとは思えません……ッ!
ウリエンジェ : それは、実際に話してみるまでわからないこと……
私は是非、あなたの力をお借りしたいのです。
グローウィングウェイ : ウリエンジェが……そう言うなら……
でも、本当に期待はしないでくださいね……。

サンクレッド : そういうことなら、街の西側にある公園に行ってみるといい。
さっき通りがかったときに、
いかにも悩んでいそうな研究員が、唸ってたぞ。
ウリエンジェ : では皆さん、そちらへ参るといたしましょう。
クエスト『結び繋ぎて』の目的『グローウィングウェイと話す』を達成した!

サンクレッド : お前も行ってやってくれ。
今さら心配してるわけじゃないが、その方が心強いからな。
サンクレッド : ほかの手伝いは、よしなに進めておくさ。
とりあえず、俺ももうひと仕事すませてくる。


『悩んだ様子の研究員と話す』

悩んだ様子の研究員 : あなたたちは……?
悩んだ様子の研究員 : 僕が悩んでいるようだったと……?
参ったな……通りすがりの方に気遣われてしまうほどとは……。
ウリエンジェ : よろしければ、何を悩んでいらっしゃるのか、
お話を聞かせていただけませんか……?
悩んだ様子の研究員 : 僕は、方舟の建造に携わっているんです。
悩んだ様子の研究員 : あの船は、シャーレアンの叡智の結晶。
さらには宇宙進出の実績がある、古代アラグの技術も取り入れ、
理論上の懸念は何もありません。
悩んだ様子の研究員 : ……ですが、実地経験が足りなさすぎる。
悩んだ様子の研究員 : 方舟の運用についてはもちろん、
僕たち自身も、星外には出たことがないのです。
悩んだ様子の研究員 : 最初の航行は、乗組員のみの貨物便とする予定ですが、
それに失敗してしまったら、結局人々を助けられない……。
成功したとて、多くの人を乗せてから事故が起きるかも……。
悩んだ様子の研究員 : そんな状況の中で、
完成していたはずのエーテル縮退炉の性能不足が発覚した……。
もしやほかも不備があるのではと考えると……怖くて……。
ウリエンジェ : グローウィングウェイ、いかが思われますか……?
グローウィングウェイ : えっ、いや、私は……あの……そのぅ……。
グローウィングウェイ : あの、えっと、あなたのご担当は……?
どこを心配なさっているのですか?
悩んだ様子の研究員 : 重力の制御です。
時空魔法グラビデを応用した術式で制御する予定なのですが、
とくに星外において、効力が本当に足りているか心配で……。
グローウィングウェイ : ああ、そのことなら、私でもご相談に乗れそうです……!
グローウィングウェイ : えっとですね、地上も星外も別々のものではなくて、
同じ宇宙の法則に準拠しています。
まずはそれを押さえておけば…………

ウリエンジェ : ……良き話し相手になってくれそうですね。
ウリエンジェ : ひとつ、ご相談なのですが……
サンクレッドの話を聞くかぎり、
不安を抱いている方は少なくないはずです。
ウリエンジェ : ほかのレポリットたちも呼んできて、
彼らの話を聞いていただくことは、できないでしょうか?
リヴィングウェイ : それは名案ですわ!
わたくしたちとしても、ヒトの考えを知る機会になりますし、
何より、お役に立てたら嬉しいですもの!
ウリエンジェ : ありがとうございます。
では、あなた方には、手の空いているレポリットたちを、
連れてきていただくとして……
ウリエンジェ : Cilinaさん、あなたには、
数多の依頼を受けてきた冒険者としての観察眼を活かし、
リトルシャーレアンの悩める方々を集めていただきたいのです。
ウリエンジェ : 住民の中から、お困りの様子の方を何人か探し出し、
この公園に来るよう、お伝えください。
ウリエンジェ : いらした方は私が迎え、
悩みに応じて、レポリットを紹介するといたしましょう。
リヴィングウェイ : では、わたくしたちは、仲間を連れてきますわ。
またあとで……楽しみに戻って参りますわね!
クエスト『結び繋ぎて』の目的『悩んだ様子の研究員と話す』を達成した!

悩んだ様子の研究員 : ああ、それを聞けてよかったです……!
ということは、現状の機構でも問題はなさそうですね。
グローウィングウェイ : そうそう、それをご存知なら、心配する必要はありませんよ。
あとは、私が昔、制御を失敗しないためにやっていた、
少しの工夫があってですね……。

ウリエンジェ : リトルシャーレアンの住民たちは、
何かしらの形で、大撤収に携わっている方ばかりです……。
ウリエンジェ : その中から不安がありそうな方々を探し出し、
こちらの公園に来るよう、お伝えいただければと存じます。

ヒマそうな様子のグリーナー : もしかして、搬出の依頼かい?
悪いな、すでに先約があって、
その荷が届くのを待ってるだけなんだ。
このグリーナーは、相談を必要としていないようだ……。

ウェイルセーム : やあ、ここからの眺めは圧巻だろう?
でも、あの空も特殊な膜に投影された幻影さ。
朝焼けや夕暮れ、星空も再現されるんだ。

困った様子の研究員 : あ……すみません、こんなところでぼーっとしちゃって……。
方舟に乗船する方々の健康管理について、考えていたんです。
困った様子の研究員 : 医師と相談しながら、方舟の中にも医療設備は整えました。
しかしながら、星外特有の病気や、容体の変化については、
予想しきれない部分があって……。
困った様子の研究員 : まあ! 月のクルーから話を伺えるんですか?
その機会、是非活用させていただきます。
西側の公園ですね!

楽しげな様子の研究員 : ヒハハハハハ……!
地獄のようなスケジュール、迫りくる納期!
だからといって研究が早く済むわけじゃない!
楽しげな様子の研究員 : もう、本当…………最高に楽しーッ!!
この研究員は、ハイになっているようだ。
彼女を救えるのは、相談ではなくベッドだろう……。

焦った様子の職員 : あっ、そこのあなた!
どこかで封筒が落ちているのを見かけませんでしたか!?
焦った様子の職員 : 錬金薬を注文したんですが、控えをなくしてしまって……
それがないと渡せないと言われてしまったんです。
焦った様子の職員 : 相談会ですか……?
さすがに、注文の控えを見つけてくれたりはしませんよね……。
すみませんが、伺う時間はなさそうです。
この職員は、相談を必要としていないようだ……。

強張った様子の研究員 : ……えっ、ウソ、私そんなに怖い顔してた?
うわぁ、完全に無意識だったわ。
強張った様子の研究員 : 方舟に乗せる動物の選定に加わってるんだけどね、
まだ判断に迷っている候補がいるのよ。
行き先の環境がわからないから、悩んじゃって……。
強張った様子の研究員 : レポリットとの相談会……?
いいわね、私も話をしに行ってみようかしら。
彼ら自身の生態も、何かのヒントになるかもしれないし!

ア・ナイジャ : 君よ、よそ者がこのエリアを歩くときは気をつけろ。
ほら、後ろで監視役の使い魔、スカネテが見張ってるぞ!
ア・ナイジャ : アハハハ……なーんて、冗談さ。
ちょっとは本気にした……?

集中した様子の研究員 : ………………。
集中した様子の研究員 : おっといけない、私に何か用か?
集中した様子の研究員 : 悩んでるなら「協力者」が話を聞いてくれると……。
へぇ、いい企画じゃないか。
集中した様子の研究員 : ちょうど、方舟の積載量を上げられないか考えていたんだ。
エーテル縮退炉の問題で往復数が稼げないなら、
一度に運べる物量を増やす方向で、解決を図れないかってね。
集中した様子の研究員 : 単純に詰め込むだけなら、できないことはないけど、
縮退炉に負荷をかけるわけにもいかないし……
一度、「協力者」に相談してみるよ。

シャンメル : 君は確か、バルデシオン委員会の協力者だね。
どうかしたのかな……?
シャンメル : 私は、アポリア本部で働く研究員さ。
そして、この街が我が住まいというわけだね。
シャンメル : 方舟計画に参加することが決まってから、
ずっと、この施設で暮らしてきた。
本物の太陽を眺めたのは、ここ数年で数回だけだよ。
シャンメル : ここ、リトルシャーレアンは、
セントラルサーキットで働く者たちの集落さ。
シャンメル : いずれも、機密性の高い計画に従事しているからね。
情報管理のために、特別な許可がない限り、
ラヴィリンソスから出ることができない決まりになっている。
シャンメル : かくいう私も、何年も外に出ていないけど、
自分の仕事の重要性を思えば、苦には感じないよ。
ときに、海景色が恋しくなることもあるけどね。

忙しげな様子の職員 : あら、何かご用ですか?
忙しげな様子の職員 : まあ、そんな素晴らしい試みが企画されているんですね!
忙しげな様子の職員 : 私も、皆さんが大変そうなので、
休憩のときくらい少しでもくつろげたら……と思って、
お茶に香りを足すための葉を採りにきたんです。
忙しげな様子の職員 : 私自身は相談するような悩みはありませんが、
試みが成功することを願っていますね!
この職員は、相談を必要としていないようだ……。

オルシャンボ : 正常に施設が稼働し、水が循環しているか確認してるんだ。
水が巡らなければ、自然環境は維持できないからね。
日々の点検は欠かせない。

夢中な様子の研究員 : 雑草が56本……57本……58本……59本……。
夢中な様子の研究員 : ふぎゃあ!?
すす、す、すみません、サボってたわけじゃないんです!
夢中な様子の研究員 : これからのことを考えると、心配で心配で……。
とにかく心を落ち着けなきゃと思って、
無心で雑草を摘んでただけなんですー!
夢中な様子の研究員 : へっ、大撤収についての悩みごとを相談できる場が……!?
行きます行きます、そういうのがほしかったんですー!

不安な様子の研究員 : うう……心臓が痛い……潰れてしまいそうだ……。
不安な様子の研究員 : ん、君は……?
ああ、心配してくれたのか……悪いね……。
不安な様子の研究員 : 僕は方舟の装甲を開発したんだが、
大撤収が始動してからこちら、不安で仕方ないんだ。
仕事に不備があったら、皆を危険にさらしてしまう……ってね。
不安な様子の研究員 : 月から来た「協力者」が、相談に乗ってくれるって?
そいつはいい、さっそく行ってみるよ……!

落ち着いた様子の研究員 : 心配なこと? とくにないね。
というか、やれることをやるしかない……って感じだよ。
焦ったって、ミスが多くなるだけさ。
この研究員は、相談を必要としていないようだ……。

疲れた様子のグリーナー : んー? 悩みごと?
荷物を運びすぎて、猛烈に腰が痛いってことかな……。
あと足と……肩と……腕も……。
このグリーナーは、
相談よりも休息を必要としているようだ……。

怯えた様子の研究員 : うぅぅ……放っておいてくれ……。
俺は、意気地なしのダメダメ野郎なんだ……!
怯えた様子の研究員 : 方舟の操舵士に抜擢されたんだが、
そんな大役をやり遂げられる自信がない……。
上に話して、別の奴に頼んでもらうしか……!
怯えた様子の研究員 : ……月のクルーたちと、話ができるって?
ほ、本当か!?
怯えた様子の研究員 : こうしちゃいられない!
さっそく行って、話を聞いてみるよ!
辞退するかどうかを決めるのは、そのあとだ……!

憂いた様子の研究員 : 見かけない奴だな……。
お前、もしかして、月の「協力者」の付き添いか?
憂いた様子の研究員 : 俺は大撤収よりも、むしろその先……
移住先の星を探すという工程を心配してるんだ。
憂いた様子の研究員 : 哲学者議会に問い合わせても、
「協力者」が跳躍航行装置ってものを用意してるとだけ……
自分たちの命運を、そんな謎だらけの装置に任せられるのか?
憂いた様子の研究員 : あいつらと、直接話せるのか……!?
教えてくれて感謝する。
さっそく行って、根掘り葉掘り聞いてやる!

平然とした様子の研究員 : 心配なことはないか……?
お気遣いありがと、でも大丈夫よ!
私には、こうして相談できる同僚たちがいるもの!
この研究員は、相談を必要としていないようだ……。

ジェシャミー : ラヴィリンソスで魔法人形がよく使われる理由のひとつは、
彼らが決して機密を漏らしたりしないからさ。

慌てた様子の研究員 : だぁぁ……もう……!
あいつら、どこ行っちゃったんだよ!?
慌てた様子の研究員 : っと、何か用か?
悪いが、人を探してる途中なんだ。
方舟の各機関にまわすエーテル量を、もう一度確認したくてさ。
慌てた様子の研究員 : えっ、月の「協力者」が相談を受け付けてるって!?
だったら、彼らと一緒に確認してみるよ。
慌てた様子の研究員 : 同僚たちときたら、最近じゃもう、
「大丈夫だから」「もういいだろ」「勘弁して」ばっかり!
何度やったって、心配なものは心配なんだよ……!
クエスト『結び繋ぎて』の目的『リトルシャーレアンで悩んでいる住民を探す』を達成した!

グローウィングウェイ : Cilinaさん、私……私……
「話せてよかった、ありがとう」と言われまして……!
グローウィングウェイ : うううぅ……感無量ですぅ……!
私たちの試行錯誤が、ちゃんとヒトのお役に立てた……。
ただの的外れじゃありませんでしたぁ……!

悩んだ様子の研究員 : グローウィングウェイさんと話せて、
自分たちの構築したものを、冷静に見直せました。
おかげで気持ちも落ち着いて……本当にありがとうございます。

ショルノ・ラルノ : な、なんだよ……?
ふたりっきりにさせてくれよ、わかるだろう?

ウリエンジェ : ああ、よくぞお戻りになりました……!
ウリエンジェ : ご覧ください、あなたが呼んできてくださった方を中心に、
彼らの知人や、通りすがりの研究員まで、
多くの人々が集まりはじめています。
ウリエンジェ : リヴィングウェイたちも、
間もなく、もっと多くのレポリットを連れて、
戻ってくることでしょう……。
ウリエンジェ : 私は引き続き、人とレポリットを仲介し、
彼らが良き同胞となれるように努める所存です。
ウリエンジェ : よければ、お時間の許すかぎり、
そちらで見守っていただけないでしょうか……?
見知った顔があれば、レポリットたちも安心するかと……。
クエスト『結び繋ぎて』の目的『ウリエンジェと話す』を達成した!


ウリエンジェ : リヴィングウェイたちも、戻ったらさぞ驚くことでしょう。
彼女たちにも、話し合いに加わってもらい、
親睦を深めてもらえればと思っております。


『指定地点で待機』

リヴィングウェイ : ちょっと休憩……
一度にこんなにしゃべったのは、はじめてですわ……。
サンクレッド : よう、盛況だな。
月の民から助言をもらえるらしいって、
さっそく街中で話題になってたぞ。
ウリエンジェ : そういうことでしたら、
こちらのスリーピングウェイと話してみるのがよろしいかと。
彼は月の操縦士ですので……。
サンクレッド : よく覚えてるもんだな。
レポリットの違いを見分けるのは難しいと思うんだが。
リヴィングウェイ : あなた方を嘆きの海から送り出したあと、
わたくしたちとウリエンジェは、たくさん話をしましたから。
リヴィングウェイ : 彼はアーテリスについていろいろと教えてくれましたし、
こちらの質問にも、とことん付き合ってくれましたわ。
リヴィングウェイ : おかげで、わたくしの本ももういっぱい!
リヴィングウェイ : こうして実際に来てみると、まだ驚くことばかりですが……
そもそも彼から教えられなければ、
地上に降りてくることもなく、月で待ち続けていたでしょう。


サンクレッド : こんな光景、昔のウリエンジェを知る奴が見たら、
驚いて……喜んだだろうな。
サンクレッド : ルイゾワ様やミンフィリア、パパリモ、それから……

???? : やあ、ここで良い相談役を紹介してもらえると聞いたんだ。
私たちにも頼めるかな?
ウリエンジェ : ウィルフスンさん……ブローウィダさん……。
サンクレッド : 転移魔法の研究者として有名な夫妻だよ。
……ムーンブリダの、ご両親だ。
ウリエンジェ : ……お久しぶりです。
おふたりとも……こちらに、いらしたのですか……。
ウィルフスン : ああ、しばらく前に、妻ともども引き抜かれてね。
しかしまさか、ここで君と再会することになるとは。
ブローウィダ : まったくだよ……。
あんたときたら、うちの子の訃報に手紙を添えてきたきり、
何の連絡もよこしやしない……!


ブローウィダ : 本当に……本っ当に……心配かけて……!
ウリエンジェ : 申し訳、ございません……。
直接ご報告に伺うべきだと、わかっていながら……。
ウリエンジェ : 何より、ムーンブリダのことを……私は……。
ウィルフスン : ……ルイゾワ様に置いていかれたと嘆いていた彼女にとって、
君たち「暁」が呼んでくれたことが、どれほどの歓びだったか。
ウィルフスン : あの子の為したこと、すべての決断は、
間違いなくあの子自身のものだったと思う。
ウィルフスン : どうか君も、己を責めるのではなく……
彼女を誇ってやってはくれないか。
ブローウィダ : 私たちに怒ってることがあるとすれば、
それは、あんたと一緒に泣けなかったことだよ。
ブローウィダ : あんな震えた字の手紙だけよこして……
私たちで、あんたの分まで泣く羽目になったじゃないか。
ウリエンジェ : 本当に……申し訳が、ございません……。
ウリエンジェ : 私は、語れる言葉を持たなかった……
こみあげる気持ちも、よぎる思い出も、
ひとつとして、正しく言葉にできなかったのです……。
ウリエンジェ : 積み上げてきた知識も、読み解いてきた詩も、無力でした。
私はただ……ただ、無力で…………。

ブローウィダ : 馬鹿だね……誰だってそうさ……。
私たちだって、あの子を……
この悲しみを語れはしないよ……。
ブローウィダ : だからちゃんと、わかってた……わかってたんだよ……。
ウィルフスン : ……君たちがまだ小さかったころ、
遊ぶことより学ぶことを愛した君を、冷やかした子がいたね。
ウィルフスン : そのたびにムーンブリダが飛んでいって、喧嘩をした。
私たちがいさめても、「ウリエンジェはいい奴なんだ」と、
むくれるばかりでね……。
ブローウィダ : だったら相手を叩くんじゃなくて、
あんたがウリエンジェと周りを繋がないとって言ったら、
「そうかぁ」なんて、腕組みして唸ってさ……。
ブローウィダ : それからは、前よりも強引にあんたを連れ出してみたり、
考えてることがわかるようにって、同じ本を読もうとしたり……
ブローウィダ : 当時のあんたにとっちゃいい迷惑だったかもしれないけど、
あの子なりに、とてもがんばっていたんだよ。
ウィルフスン : そして君は今、こうして大勢の中にいる。
それどころか、絆を結ぶ手助けまでしているね。
ウィルフスン : 私たちは、そのことが……たまらなく嬉しいんだ。


ブローウィダ : ムーンブリダが信じた人は、力いっぱい押した背中は、
そのあともちゃんと歩き続けてくれていた。
ブローウィダ : うちの自慢の娘の笑顔を、今日はとても近くに感じるよ。
ありがとう……ウリエンジェ。
ウリエンジェ : ……はい、私も今やっと……やっと思い出せています……。
ウリエンジェ : あの笑顔はまぶしく、あたたかく……
悲しいものではなかったことを。


リヴィングウェイ : ウリエンジェには、大切な方がいらっしゃったのですね。
サンクレッド : ……気になるか?
リヴィングウェイ : いいえ、わたくしはただ……
まだ知らないことが多いのだと、思い直しただけですわ。
サンクレッド : そうだな、生まれたときからここにいたって、
知らないこと、わからないこと、足りないことだらけだ。
サンクレッド : だから……この星はまだ、終わるには早すぎるんだよ。
クエスト『結び繋ぎて』の目的『指定地点で待機』を達成した!


ウリエンジェ : ムーンブリダのご両親に会った私が、今の私でよかった。
皆さんとともに過ごしてきた自分で良かったと……
心から、誇りに思います……。


『右往左往そして……』

ウリエンジェ : レポリットと研究員たちの話し合いにつきましても、
見守っていただき、ありがとうございました……。
ウリエンジェ : 第一陣で集まっていた方の多くは、
無事に相談を終えて、持ち場にお戻りになった様子……。
レポリットのうち数名は、そのまま彼らに同行したようです。
ウリエンジェ : このあとも相談者が来るやもしれませんので、
私はここに残りますが……
ほかに見回るべき場所があれば、どうぞご遠慮なく……。
サンクレッド : だったら、アリゼーを手伝ってやったらどうだ?
さっき、馬鹿デカい荷物を抱えて、そこの西門を出ていったぞ。
サンクレッド : 俺が行っても構わないが……
そこは黙って彼女の気持ちを汲んでやるのが大人ってもんだ。
サンクレッド : というわけで、俺は別の手伝いに行ってくる。
またあとで、集合のときにな!
クエスト『右往左往そして……』を引き受けた!

ウリエンジェ : なるほど……。
アリゼー様が巨大な荷物を運んでおられるなら、
それをお助けするのは、確かに急務かと。
ウリエンジェ : 私からも、是非お願いいたします。
この場は私とリヴィングウェイたちで、
続けておくといたしましょう……。

ウィルフスン : ムーンブリダは、古ルガディン語で、
「月の花嫁」を意味する名前なんだ。
ウィルフスン : 彼女が生まれたのは、ちょうど満月のころでね。
あのときの月のように満ち足りて、
優しく周りを照らす子になってほしくて、その名をつけた。
ウィルフスン : あまりに元気だったから、太陽の方がよかったんじゃないかと、
家族でよく冗談を言っていたものだが……
彼女の光は、こうして優しく、届いていたのだね。


『アリゼーを探す』

アリゼー : Cilina!
奇遇ね、あなたもこっちの方で仕事?

アリゼー : えっ、手伝いにきてくれたの!?
ただの荷運びだけど……いい……?
アリゼー : ありがとう!
なら、そこに重ねてある木箱を、道の先……
「アポリア本部」まで運んでほしいの。
アリゼー : 木箱の中には、貴重な生体サンプルが入ってるとかで、
丁寧に運んでほしいって頼まれたわ。
アリゼー : 「アポリア本部」側には、
先に荷物を運んでいったアルフィノがいるはずよ。
そこまでよろしくね!
生体サンプル入りの木箱を、制限時間内に、
アルフィノのもとまで運びましょう。

クエスト『右往左往そして……』の目的『アリゼーを探す』を達成した!

アリゼー : それにしても、この木箱……
依頼を受けたときに聞いた数より、ひとつ多い気がするのよね。
どこかで別の荷物でも混ざったかしら……?
クエスト『右往左往そして……』の目的『生体サンプル入りの木箱を持ち上げる』を達成した!


『アルフィノに生体サンプル入りの木箱を渡す』

アルフィノ : おや、君が運んできてくれたのかい?
助かるよ、この木箱の隣に置いてくれ。
アルフィノ : ありがとう。
しかし、どうして君が……?
アルフィノ : なるほど……。
それは、あとでサンクレッドにも感謝しないといけないね。
アルフィノ : 私たちは、リトルシャーレアンにいた職員から、
ここ「アポリア本部」へ荷物を運ぶよう、頼まれたんだ。
アルフィノ : 聞けば、この場所こそが、
大撤収の計画を指揮する基地なのだという。
アルフィノ : 恐らく、父もここにいるのだろうね……。
アリゼー : お待たせ、残りは全部運んできたわよ。
アルフィノ : 無茶をする……!
こんなところで怪我でもしたら、どうするんだい?
アリゼー : 平気よ、なんだか見た目よりずっと軽かったし!
アリゼー : ……で、次はどうするんだったかしら?
誰かに報告をするんだったわよね。
アルフィノ : ああ、アポリア本部の広場にいるという、
「テオポルダン」氏に報告すれば、依頼は完了でいいそうだ。
アリゼー : あなたも運んでくれたんだもの、一緒に報告に行くでしょ?
ここにいる人なら計画を主導する立場でしょうし、
ついでに有益な話が聞けるといいわね!
クエスト『右往左往そして……』の目的『アルフィノに生体サンプル入りの木箱を渡す』を達成した!

アルフィノ : なんだろう……どこかで会った覚えがあるような……。
アリゼー : この人が、テオポルダンさんみたい!


『テオポルダンと話す』

テオポルダン : やっと来客が途切れたと思ったら、今度はいったい何事だ?
アリゼー : テオポルダンさん、リトルシャーレアンから、
110番台の生体サンプルを運んできたわ。
言われたとおり、入口の前に置いたわよ。
テオポルダン : ああ、はいはい、その件か。
しかしまさか、職員以外が運んでくるなんて……ん?
テオポルダン : お前ら、もしかして、フルシュノんとこの双子か!?
アルフィノ : ええ……。
父はともかく、私たちをご存知なのですか?
テオポルダン : おうとも、生まれる前からな!
俺とフルシュノ、それからアメリアンスは、
魔法大学時代の学友だったんだよ。
テオポルダン : いやー、もう何年も姿を見てなかったが、
ふたりとも大きくなったもんだ。
アルフィノなんてお前、懐かしい賢具まで背負って!
アリゼー : お父様とお母様の知り合いなの!?
すごい、昔の話を聞かせてよ!
テオポルダン : いくらでも……と言いたいところだが、
俺もこれでいて、研究員たちをまとめる立場にあるんでね。
このあと、いくつか書類を配りに行かなくちゃならないのさ。
アリゼー : だったら、私もそれを手伝うわ!
仕事の邪魔はしないから、浮いた時間の分だけでも、
昔の話を聞かせてほしいの。
テオポルダン : まあ、それくらいなら……。
じゃあ、ちょうど3通あるから、ひとり1通ずつ頼むわ。
アリゼー : 了解、行ってくるわね!
テオポルダン : お前は、あいつらの保護者か?
付き合わせて悪いが、何かの縁だと思って、
そいつを「この本部の南の端にある建物」へ持っていってくれ。
テオポルダン : 建物の前で、受取役の議員が待ってるはずだ。
よろしく頼んだぞ。
クエスト『右往左往そして……』の目的『テオポルダンと話す』を達成した!

テオポルダン : さっき渡した書類は、この本部の南の端にある建物へ頼む。
建物の前で、受取役の議員が待ってるはずだ。

ニニアヌ : 研究に行き詰まったら、いつもここに思案しにくるの。
考えがまとまり次第、仕事に戻るから、
そんな目で見ないでちょうだい。


『物静かな議員に捺印された書類を渡す』

物静かな議員 : あら、あなたは「暁の血盟」の……。
エーテル縮退炉の件にあたっているはずなのに、
どうしてここへ……?
物静かな議員 : まあ……!
テオポルダンに頼んでいた書類を、届けにきてくれたのね。
物静かな議員 : ありがとう、助かるわ。
……立場上あまり大きな声では言えないけれど、
私個人としては、ずっとあなたたちを応援しているの。
物静かな議員 : 哲学者議会にとって、大撤収は、
何に代えても遂げなければならない責務よ。
だからどうしても、厳しく、慎重になってしまうわ。
物静かな議員 : けれどもシャーレアンは本来、探求せし者に応える知の都……
真実を求めようとする、あなたたちの真っ直ぐな意志は、
押さえつけるべきものではないと思うの。
物静かな議員 : だから……がんばってね。
臨時会で交わされた取引が、いい結果になることを、
私もそっと願っているわ。
クエスト『右往左往そして……』の目的『物静かな議員に捺印された書類を渡す』を達成した!

テオポルダン : おっ、渡す相手はすぐに見つかったみたいだな。
テオポルダン : 双子に頼んだ書類も、宛先はこの敷地内だ。
間もなく戻ってくるだろうよ。
アリゼー : 書類、ちゃんと届けてきたわ……!
テオポルダン : ああ、助かった。
お前らにはもう、簡単すぎるお使いだったかな。
昔は、屋敷の近くでさえ……
アリゼー : わ、私たちの話はいいから!
お父様とお母様の話をしてってば……!
テオポルダン : そうだなぁ……
俺はどちらかというとフルシュノとの付き合いが長いから、
友人から見た、若いころのあいつの話でもしてやるか。
テオポルダン : 前提として……当人たちを前にして俺が語るのも妙だが……
ルヴェユール家っていうのは、
数少ない「純粋なシャーレアン人から続く家系」なんだ。
テオポルダン : つまりは、開祖ニュンクレフの方舟の乗船者……
その直系であると認められている名家だな。
アリゼー : ほとんど建前みたいなものだと思うけどね。
直系っていったって、建国者たちとの繋がりは薄いわ。
アルフィノ : ……とはいえ、それをひとつの誇りにしてきたのは、
まぎれもない事実さ。
アルフィノ : だからこそ、ニュンクレフの教えである、
「争いから身を離し、知識と理性によって人を進歩させる」
ということを、一族の信条としてきた……。
テオポルダン : そう、しかしそんな一族に、
建国の歴史を別解釈する異端児が現れた。
……お前たちの祖父、偉大なるルイゾワ様だ。
テオポルダン : ルイゾワ様は、ニュンクレフが大洪水に際して、
溺れる人々を誰であろうと助けていったという点を、
「争いを避ける」という点よりも重要視した。
テオポルダン : 予言詩の研究者として、数々の文明の盛衰を学んだからこそ、
大洪水のような災害や、人の争いは避けられるものではないと、
考えていたのかもしれない……。
アリゼー : 災害も争いも、なくせはしない……その上で……
アリゼー : 助けられる人が目の前にいるときに、
我が身を案じて助けぬというのは怠惰というものだ……
確かに、お祖父様はそう言っていたわ。
テオポルダン : よく覚えてたな。
ルイゾワ様はその考えのもと、国外の危機に対しても、
積極的に手を貸していらっしゃったんだ。
テオポルダン : ……フルシュノは、ルイゾワ様のことを深く尊敬していたよ。
テオポルダン : 一方で、旧来の一族の考え方を良しとする彼自身や、
彼の周りにいた人々にとって、
ルイゾワ様の行いは、野蛮とさえ思えるものだった。
テオポルダン : 尊敬する父と、良しとする道が異なることについて、
あいつはずいぶん悩んでいたものだ……。
アルフィノ : そうか……父も……お祖父様と……。
テオポルダン : ま、親子だからって、
選ぶものまで同じになるわけじゃないという話さ。
テオポルダン : お前らとフルシュノだって、衝突することがあるだろう?
……だがな、だからといってお前らが大事じゃないなんて、
そんなことがあるもんか!
テオポルダン : あの堅物のフルシュノが、お前らが生まれるときに、
どれだけ右往左往して……どれだけ喜んだか……。
テオポルダン : あいつは本当に……
間違いなく、お前らふたりを愛してるよ。
テオポルダン : だが、何せ頑固で生真面目だからな。
子どもたちのためになると思ったことなら、
嫌われようが何しようが、貫こうとするだろう。
テオポルダン : そういうのが、当の子どもにとっちゃ、
いちばん煩わしいんだが……なぁ?
アリゼー : ……ええ、まったくだわ!
アルフィノ : 貴重な話を、ありがとうございました。
父や母と話せる機会があれば、
テオポルダン殿と話したと、伝えておきます。
テオポルダン : おう、よく伝えておいてくれよ!
議員に睨まれると面倒だからな!
テオポルダン : それじゃ、俺は次の仕事に向かう。
お前らが運んでくれた荷物も、ちゃーんと移送しておくからな。
手伝い、ありがとよ!
クエスト『右往左往そして……』をコンプリートした!

???? : おーい!
三人とも、ちょっと待ってくれ……!
アリゼー : ラハ……?
ククロの工房の方はもういいの?
グ・ラハ・ティア : いや、ククロさんに頼まれて、ちょっと作業の手伝いをな。
グ・ラハ・ティア : ただ、それをするには、最低でもふたり必要で……
誰かを呼びに行かなきゃって思ってたところで、
三人を見かけたってわけさ。
アルフィノ : なるほど……。
ただ、私とアリゼーは、もうひとつ手伝いの約束をしていてね。
これからそちらに向かわなければならないんだ。
アリゼー : あなたは、どう?
ラハの方に手を貸せそう……?
グ・ラハ・ティア : 助かる……!
それじゃ、少しの間、力を貸してくれ!

アルフィノ : 違う視点から父のことを知るのは、不思議な感覚だったよ。
確かに、両親から見た私と、君から見た私は違っていて、
その両方が本物なのだろうね……。
アリゼー : 私たちに荷運びを任せてくれた職員の人が、
終わったら別の仕事も頼みたいって言ってたのよ。
戻る約束をしちゃったから……ラハの方、お願いね。


『エクスアダマント』

グ・ラハ・ティア : エクスアダマントが届く可能性があるなら……ってことで、
ククロさんが、エーテル縮退炉のパーツを作り直すための、
準備をはじめたんだ。
グ・ラハ・ティア : それに伴って、工房のある区画に流れ込む火属性のエーテルを、
倍にしてほしいって頼まれた。
製造用の炉の温度を上げておく必要があるらしい。
グ・ラハ・ティア : ラヴィリンソスの属性バランスを調節してるのは、
「属性増殖炉」っていう施設だ。
ククロさんの紹介状で、その鍵は借りてきた。
グ・ラハ・ティア : あんたには、ここから南にある、
火属性の増殖炉まで一緒に行ってもらいたい。
その先は、また現地で説明するよ。
アリゼー : だったら、リトルシャーレアンに戻る私たちとは、
ここで一旦お別れね。
アリゼー : 約束どおり、それぞれが手伝いを終えたあとに、
リトルシャーレアンのエーテライト付近で集合しましょ!
またあとで!
グ・ラハ・ティア : それじゃあ、オレたちも出発だ!
クエスト『エクスアダマント』を引き受けた!

グ・ラハ・ティア : 付き合ってくれて、ありがとな。
……ここが、火属性の属性増殖炉で間違いないはずだ。
グ・ラハ・ティア : 今からオレが中に入って、
工房のある区画の火属性を高めてくる。
グ・ラハ・ティア : そうすると、増殖炉の上部から、
対になる水属性のエーテルが排出されるそうだ。
グ・ラハ・ティア : そこに、水属性を好むスプライトの類が引き寄せられてくる。
そいつらが増殖炉に取りつかないよう、
あんたに討伐してもらいたいんだよ。
グ・ラハ・ティア : よし、それじゃあ、オレは中で属性増殖炉を操作してくる。
スプライトが来たら、よろしくな……!

クエスト『エクスアダマント』の目的『グ・ラハ・ティアと話す』を達成した!

クエスト『エクスアダマント』の目的『指定地点で見渡してスプライトを討伐』を達成した!

グ・ラハ・ティア : お待たせ、スプライトの方は大丈夫だったか……?
グ・ラハ・ティア : よかった……。
属性増殖炉の操作も、問題なく完了だ。
グ・ラハ・ティア : ……うん、ここから見ても、
ちゃんと水属性が排出されてるな。
グ・ラハ・ティア : 指定どおり、工房のある区画へ流れ込む火属性のエーテルが、
倍になっているはずだ。
グ・ラハ・ティア : ……なあ、あんたにひとつ、話しておきたいことがあるんだ。
グ・ラハ・ティア : 重大な話ってわけじゃない。
しいて言うなら、結論のない、オレの勝手な推測だ。
グ・ラハ・ティア : だが……エルピスに行ったあんたは……
知っておいてもいいんじゃないかって、思ったんだ。
グ・ラハ・ティア : みんなの前で話したこととも重複するが……
歴史上、エクスアダマントが広く活用されるようになったのは、
古代アラグ文明の末期だ。
グ・ラハ・ティア : ダラガブの製造を代表する、かの帝国の宇宙進出。
それに伴って普及した素材のひとつだったようだ。
グ・ラハ・ティア : そして……
その宇宙進出を強く推し進めていた人物のひとりが、
皇帝の側近たる魔科学者、アモンだという。

 アモンも宇宙を目指していた……
>ヘルメスだったときの記憶があった……?

グ・ラハ・ティア : いや……。
事実として宇宙を目指してはいたが、
ヘルメスとして生きた記憶があったからではないと思う。
グ・ラハ・ティア : あんたがゾットの塔で視たという過去によれば、
アモンがアシエンに召し上げられたのは、
アラグ帝国崩壊の間際だったそうだな。
グ・ラハ・ティア : 宇宙進出を目指していたのは、それよりも前のこと……
過去の世界のことも、ヘルメスのことも、
知る由はなかっただろう。
グ・ラハ・ティア : ただ……もしかしたら、
魂にも性分ってものがあるのかもしれない……。
グ・ラハ・ティア : アモンがザンデを蘇らせた背景には、
栄華を極めたことで、かえって退廃的になってしまった、
アラグ帝国の実情があった。
グ・ラハ・ティア : 破滅や死は甘やかに語られ、
退屈を埋めるため、被支配層や人以外の生物が、
過激な実験に投じられることも多かったという……。
グ・ラハ・ティア : アモンは強き皇帝であるザンデを蘇らせることで、
人々に進歩を、生きる活力を思い出させた。
グ・ラハ・ティア : ……だが、肝心のザンデ本人は、死を経験したことで、
いずれは「無」になるという諦観にとりつかれていた。
グ・ラハ・ティア : 宇宙進出が推し進められたのは、
そんなザンデと彼の率いる帝国に、
新たな可能性と目標を与えるためだったとされる……。
グ・ラハ・ティア : ヘルメスもアモンもさ、人の生き方を忌みながら、
だけど完全に見捨てることもできなかったように思えるんだ。
グ・ラハ・ティア : だから何度も、遠い星に、希望を求めて手を伸ばした。
それで人が変わることを願って……幸せの可能性を探して……。
グ・ラハ・ティア : ……なんてさ。
最初に断ったとおり、これはただの推測だよ。
グ・ラハ・ティア : オレたちはただ、彼らのやったこと、その結果に、
自分たちの想いで対処していくだけだ。
グ・ラハ・ティア : あと、もうひと息……
エクスアダマントが、人を、星まで連れていくといいな。
グ・ラハ・ティア : じゃ、ひとまず、ククロさんのところに報告にいくか!
火属性の具合に不備がないか、確認も兼ねてな!
クエスト『エクスアダマント』の目的『指定地点で再度見渡す』を達成した!

グ・ラハ・ティア : あ、一応言っておくが、
ちゃんとククロさんとアラグ関連の話もしたからな!
グ・ラハ・ティア : 属性増殖炉を調整してくる役を買って出たのは、
話し終わって、手が空いたからだ。
断じて、役に立たないから雑用に回されたんじゃないぞ……!

ククロ・ダンクロ : おおっ、一緒に戻ってきたっつーことは、
あんたらふたりが、属性増殖炉に行ってくれたんだな!
ククロ・ダンクロ : ありがとよ!
火属性がドバドバ流れ込んできて、
炉の温度がガンガン上がりはじめてるぜ!
ククロ・ダンクロ : これで準備は万端……
あとはエクスアダマントが届きゃいいんだが……。
クエスト『エクスアダマント』をコンプリートした!


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