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子供の合唱コンクールの思い出

もう2人とも成人しましたが、子供が学生の時は合唱コンクールに親も行ってみました。市民会館で行うので音もよく響き、親はどの人も楽しみにしているのです。おじちゃんおばあちゃんもみえます。
 何が素晴らしいと言ったら、それは生徒さんたちの団結と努力は勿論素晴らしいのですが、声の美しさと響きです。どうしてあんなに感動するのかわかりませんが聴いていると自然と涙が出て来てしまうのです。他の方もいますので涙ぐんでいるのは恥ずかしいので涙が出ないように、と努力するのですが自然と出てしまいます。
 合唱コンクールの曲はその世代の生徒さんが年代にぴったりの歌を歌い上げるので青春時代とマッチしている歌詞と相まって、凄い迫力を持って迫ってくる、という感じでしょうか。

 その時にしか出せない声、響き、表現というものが重なった時、大人には真似のできない作品が表出するのでしょう。

 歌の上手い人が集まって歌う合唱も素敵ですが、私は生徒さんたちがその場限りの一瞬のために全精力を注いで表現する合唱がとてもすきなのです。
 きっと他の親御さんもそのように感慨深く聴いておられるのではないでしょうか。
 青春時代は短く儚く、輝かしく、そして美しいもの、時には幼さゆえの残酷さも垣間見せますが、だからこそ数分で終わる一曲の為に賭けるその意気込みと純真さが詰まった歌は人の心を揺さぶるのではないか?と感じました。生徒さんたちは感動させよう、うまく歌おうという念がないのです。ただ、「皆で心一つに歌を歌いたい」ただそれだけの気持ちが感じられ、大変に楽しませていただきました。

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