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手塚治虫さんのブラックジャックが好きだった

 ブラックジャックを読んだのは小学生の時です。父親が大人買いしてきた本を読み始めたらあまりの面白さに夢中になりました。中でも記憶に残る回は、椎茸先生が出てくるお話です。椎茸先生はとある総合病院で長くお勤めですがあまり目立たず、次期院長を決める場面でも誰も気にかけてもらえず蚊帳の外というものです。そんな椎茸先生は、とある路上で緊急の処置を見事な迅速さで対応するのですが、それをブラックジャックが一部始終を見ていたのです。
 ブラックジャックは椎茸先生の優秀さと医師としての技術知識の高さを瞬時に見抜き、「次の院長に相応しいのは椎茸先生ですよ」と告げて病院を立ち去るのでした。

 目立たないけれど凄い腕を持った先生は、実は結構いらっしゃって、日々患者さんのために腕を磨き知識を吸収して活躍しておられるのでは?と思います。勿論医療分野に限らず目立たないけど実は物凄い人、というのは自分の隣にいたりするのかもしれません。

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