Let it be
英語の授業がある前は、予習も夜中の一時頃までやりましたが、楽しい時間でもありました。先生がよく終わりの方でラジカセを持ってきて英語の曲をかけてくださったのです。それまであまり洋楽を聞かなかった自分にはとても新鮮で、歌詞の意味を理解したいという気持ちにさせるものでした。そんな素敵な曲の中の一つが、ビートルズの『Let it be』。
「あるがままに」
「ありのままに」
「そっとしておいて」
などの意味があるそうですが、それを聞いた時は1989年で、世界的ヒットとなった時代というのは大分昔になります。(ビートルズ世代ではありません)。
ですが、歌詞の意味やメロディはとても美しいもので、なぜかすぐに覚えて家でピアノで弾いてみたりしました。
当時はスマホなんてありませんから繰り返し聞いたはずはないのですが、時々テレビやラジオで流れているその曲が印象深く、再現してみたかったのです。
「絶望に打ちひしがれる私の前に、マリア様が現れて、『このままで、あるがままでいいんだよ。』と、優しく仰った」
「曇りであっても、僕を照らす明かりは今もそこにある」
「今は離れ離れであっても、いつかまた再開するチャンスはきっとある」
およそ、そういう感じの内容だったかと思いますが、意味はわからずに聞いていた子供のあの頃も「なんだかこの曲聴いてると癒されるなぁ」と感じたものです。
英語の時間は授業を、短く感じさせるほど楽しく過ごしました。また思い出したら書いてみたいと思います。