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「住宅ローン破綻」そんなに脅さなくても!

こんにちは!中古マンション売却コンサルタントのツノダです。

いつもご覧になっていただきありがとうございます。

本日は「住宅ローン破綻!そんなに脅さなくても!」というテーマで解説させていただきます。

きっかけはこんな記事を読んだからです。マネー現代という講談社の記事です。

もしよければ動画も見てください。

簡単に要約すると、

住宅ローンを延滞すると、優遇金利がなくなって、金利が2%くらい上昇して、場合によっては5割くらい返済額が上がる。返済額があがると返済できなくなり、さらに延滞し払えなくなる。

そうすると、任意売却とか競売という形で売却し、住宅ローンを一括返済することになる。ここで返しきれないと借金だけが残ってしまうということになる。

という内容です。他にもいろいろ書いてありますので、もしよろしければ記事もご覧ください。

確かに。払えなければ売るしかないので事実ではあると思うのですが、そんなに脅さなくてもというのがまず感じたところです。仮に1割の世帯が破綻なんてことになったら、経済全体が破綻するので、国も様々な策をとると思うんですよね。

少しだけ用語解説をします。

・住宅ローンの金利というのは2種類あります。店頭金利と優遇後の金利です。例えば店頭金利は2.475%(変動金利)で、優遇後の金利は0.47%(同じく変動金利)といった感じで、2%くらい違います。優遇後金利は審査によって変わったりするのですが、実際に住宅ローンを組む金利は優遇後金利となります。

・競売というのは裁判所を通じて強制的に入札形式で売却する方法でして、任意売却というのは競売前に金融機関と合意のうえ、不動産業者を通じて普通に売却する方法です。

ここ数年

ここ数年、都心部のマンション価格も上がり、郊外においても上がったり、少なくとも下落はしていないという状況でした。

住宅ローンは低金利だと10年で2割かそれ以上減るので、100%ローンを組んで、仮に悪く見て10%値下がりして売却したとしても、20%ローンが減っていれば返しきれて、仲介手数料3%を払っても、手元に7%分の資金が残ります。

4000万円ローンを組んで、3600万円で売れたとしても、ローンは3200万円になっているので、400万円手元に残るということです。

もちろん、払えなくなって売るとなると、マンションは手放さなければならないのですが、住宅ローンを組んだ方、金融機関ともに大きな被害はないわけです。

最近のマンション購入者

当社は江東区を中心に中古マンション仲介を日々行っています。

比較的都心に近いせいか、ネットを中心に行っているからか、自己資金10%とか20%入れて購入したり、100%ローンを組むとしても手元に余裕資金を残しておくといった方が多い印象です。

逆に「初期費用10万円で買えますよ」とか「買ってくれたらキャッシュバックします」とかそういうことをやっている会社もあるようですので、そういう買い方をしている方の方がいざというときには問題がでてくるかもしれません。

まさに現金が強いという時期になりましたね。

これから

今後もマンション価格が変わらなければ、最悪売ればローンを返しきれます。それはそれで当事者からすれば大変なことですが、賃貸に引っ越こせば生活はしていけます。

1割~2割の下落くらいだとすれば、売ればなんとかローンを返しきれるという方が多いのかなと思います。

ただ、世の中が大不況になって極端な話、マンション価格が3割下がるなんてことになると、債務超過の方が増えますよね。売るに売れないというか、売っても借金が残るという結果に。

マンション価格が3割下がるとすれば、まさに日経平均が7000円とかどん底に落ちた時で、倒産続出で、雇用環境も悪化しているでしょう。

そんな中で競売しても、安くしか売れないから金融機関も全部は回収できないんですよね。

そうなると、金融機関も貸倒が続出し、ただでさえ、経営環境が悪化している地銀がバタバタと倒れるでしょう。メガバンクもつぶれなくても、公的資金とか国の援助を受けることになるかもしれません。

国への要望

国って通貨発行権があり、お金を刷れるので、ドンドン配って欲しいですよね。GDPが仮に10%減るとすれば、50兆円真水で配れば解決できるかもしれないですよね。

そうすると、国民1人あたり、40万円ちょっと。それで飲食店とか、家を借りている人、ローン組んでいる人が救われて、

結果、大家さんや銀行も救われるんじゃないでしょうか。多少は経済とめて自粛しても地球は回っていくと思います。

どのくらい長引くかにもよりますが、これくらいだったら、インフレにならないし、円安にもならない程度だと思うんですよね。

まとめ

住宅ローンの返済が厳しいなと思ったら、早めに金融機関に相談しましょう。融通きかないかもしれませんが、担当者は親身に相談にのってくれるかもしれません。

健康でさえいれば、なんとでもなり、やり直しもききます。手元にお金がある方で、繰り上げ返済しようかなと思っている方はちょっと待ちましょう。

以上です。

最後までご覧になっていただき、ありがとうございます。








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