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緊急事態宣言明け!東京都の中古マンション成約件数は回復傾向に!

こんにちは!中古マンション売却コンサルタントのツノダです。

いつもご覧になっていただきありがとうございます。

本日は「緊急事態宣言明け!東京都の中古マンション成約件数は回復傾向に!」というテーマでわかりやすく解説いたします。

※動画もぜひご覧ください。


【中古マンションの内覧は増加傾向】

ご存知の通り、10日程前の5月25日に緊急事態宣言が解除されまして、経済活動が徐々に再開しつつあります。

中古マンションもお問い合わせ・内覧が増えてきている印象があります。ただ極力密にならないよう、換気に気を付けて行っていきたいなと思います。

そこで成約数も回復してきているのかが気になっていましたので、本日は東京都の日別の成約数を調べてみました。

東京都全域(23区+市)で1Rから億ションまですべての中古マンションを対象にしています。またデータはレインズ(東日本不動産流通機構)の成約事例を集計しました。

令和2年

ゴールデンウイークといいますか、ステイホーム週間明けの土日(9日・10日)は1日20件台だったのが、最終週の土日(30日・31日)は1日約120件と大幅に増えています。

ちなみに中古マンションの契約は売主・買主が一堂に会するので、土日という場合が多いです。お会いせず進めることもできるので今後は会わずに契約手続きを行うケースが増えてくるかもしれません。

ただ、このデータで増えたと単純に判断できるわけではありません。理由は2つあります。

これはお正月やお盆にもいえることですが、ゴールデンウイークは多くの不動産会社が休みとなり、成約数は減少します。

あと、毎月のことなのですが、月末になると取引数が増えます。裏を返せば不動産営業マンが毎月ノルマがあり、上司から怒鳴られ、焦って契約しているかもしれないという現われ(もちろんすべての会社がそうというわけではありません)ですが、前年と比較する必要があります。

【令和元年との比較】

赤のグラフが今年で、青のグラフが昨年となります。昨年もゴールデンウイーク中は成約件数が少なく、月末になるにつれて成約件数が上がっています。

比較すると、ゴールデンウイーク明けよりも月末の方が差が縮まってきれいるようにみえます。

令和元年2年

続いてこちらが1週間ごとの成約件数です。火曜から月曜までの1週間ごとに集計しています。

5月2週目は令和元年が7日(火)~13日(月)、令和2年が5日(火)~11日(月)前年同月比30.5%

いつものゴールデンウイークとは違い、不動産業者も働いてはいけない・お客様も内覧してはいけないような空気感もあったかと思います。

3週目43.3%、4週目52.7%、5週目70.1%

5週目は5月27日(火)~6月1日(月)となりますが、成約件数が前年同月比の70%まで回復してきました。このタイミングでのご契約は恐らく23日(土)24日(日)に内覧した方が多いと思うのですが緊急事態が明けそうということで内覧が増えたタイミングです。

あくまでも私の予想ですが、この流れだと6月は前年比80%~90%まで回復していくのかなと思います。

週別


【東京都以外は】

全体的な流れをつかむために東京都以外も調べてみました。

千葉県だけ前年同月比88%と高いのですが、概ね東京都同じで前年同月比で70%少し上回る水準となっています。

4月~5月は全体的に半減していましたので、ある程度は回復してきているといえるでしょう。

ただ、コロナウイルスの新規感染者数が最近増えてきてしまっているので、ソーシャルディスタンスを取って、気を付けながら経済を回復させていきましょう。

エリアごと

【本日のまとめ】

コロナウイルスの新規感染者数の減少及び5月25日(月)の緊急事態宣言解除で東京都の中古マンションの内覧は増えてきている。

4月~5月の成約数は約5割まで落ち込んでいたが、5月の最終週は前年同月比で7割まで回復してきました。

東京都だけではなく、千葉県・埼玉県・神奈川県も同じように7割以上と回復しています。

私の予想ですが6月は昨年の8~9割くらいの水準まで回復するのではないかと思っています。今月中旬に検証し、ご報告したいと思います。

本日は以上です。

ご質問等ございましたらお気軽にお願いします。

また、売却相談や査定依頼などもお待ちしております。

最後までご覧になっていただき、ありがとうございます。




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