「後回し」にしない技術
変われないのは、望んでいないから
今の状況が耐えられないほど苦痛ではないから、切実に望むものがないから、いつだって元に戻ってしまう。
何かを成し遂げたければ「なぜ、やらないといけないのか」を明確にしなければいけない。
変化するために必要な「切迫」と「切実」
僕は今までも変わりたいと思ってきた。
そのために本を読み、セミナーにも参加してきた。けれど変わらなかった。日常が続いていくだけ。
この本を読んで気が付いた。
僕には「切迫」も「切実」も足りなかった。
この状態では、絶対に変化に成功することはできない。
ぼんやりした不安を具体的にイメージして、切実な理由を見つけるしかない。
変化しない場合に起こりそうな恐ろしい状況を具体的にイメージしてみる。
恐ろしい状況を訪れさせないために、今できることを行動に移していく。
本気で変化するために、より明確にイメージする必要がある。
人間はセルフイメージ通りの人間になる
「わたしはこんな人間だ」と自らを規定すれば、本当にそんな人間のように行動する。そうして結果的にそんな人間になる。
自己啓発本でよく見かける。
セルフイメージの重要性を語る内容が、この本にも登場した。
一般社員であっても「自分は社長だ!」と思い込んで仕事をすれば、他の一般社員とは比べ物にならない成果が出る。といった話に通じるだろう。
結局のところ、自分の可能性を決めているのは、他ならぬ自分だ。自分を小さな箱に閉じ込めてはダメ。
人は誰でも「自分は〜な人間だ」という自己イメージを持っている。そして、それに合致する証拠を探し出し、自己イメージに合わせて行動しようという強い欲求を持っている。
今とは違う姿で生きていきたければ、理想に描く姿の人間として自分をイメージすれば良い。
雨が降るまで雨乞いをしよう。
途中であきらめた人たちは、あきらめることを決心した時、成功が目の前に迫っているという事実を知らない。
あらゆる可能性を試したと思っても、まだ可能性は残っている。表向きに変化がないにしても、内側では少しずつ変化が起こっていたりする。
試行錯誤してやり抜くことができるか。
まとめ
・変わるための理由を切実にイメージする
・自分を小さな箱に閉じ込めない
・変化のドアをノックし続ける
今回も良著でした。
いろんな本でセルフイメージの話は出てくるので、効果はあるのだと思う。効果がないのなら、正確にイメージできていない可能性が高い。
本を読んでいくうちに自信がついてきている。
良い感じだ。