東京魚日記29 (4Cマーフォークでラストサン予選TOP8入賞!)
皆さんこんばんは、どーもくんと申します。
今回は晴れる屋秋葉原での戦績報告となります。
1.参加大会
2022.12.18
晴れる屋秋葉原 The Last Sun 予選 (モダン)
2.デッキリスト
■メインボード
メインは土地1枚のみの変更となります。
out ワンダーワインの分岐点①
in 蒸気孔①
■サイドボード
サイドは大きく変更し、新たな名誉マーフォークを迎えました。そのカードがこちら。
3.戦績
1回戦 赤白バーン ✕○✕
2回戦 独創力 ✕○○
3回戦 赤黒想起 ○✕○
4回戦 4Cエレメンタル ○○
5回戦 リビングエンド ✕✕
予選:3-2 (8位通過) 初めてのSE進出!
SE1 カウンターモンキー ✕✕ -
4.振り返り
今大会は自身初のTOP8→SE進出と想像以上の結果を残すことができました。
5回戦ではIDすれば5~6位の立ち位置でしたが対戦相手の方(同3-1ライン)が対戦を希望され、0-2で敗戦。9位の方の勝敗次第では予選落ちでしたが何とか8位に滑り込むことができました。
SE1の対戦相手は予選1位のカウンターモンキー。
相性的には悪くないマッチアップでしたが、G1ではラガバンに奪われた3テフェに自身が蓋をされて敗戦。G2では帳簿裂き×2体の諜報内容次第では返しのターンで勝ちの盤面でしたが、お相手の引きが強くライフぴったり削られて一没で終戦。
SEという場でラガバンを走らせたりカンパニーを撃てたりとやりたいことは出来たので満足な一方、ここまで来たら勝ちたかったという気持ちもあり次に繋がる一戦となりました。
最後にラガバンを採用するに至った経緯を書いていきたいと思います。
5.ラガバン採用理由
① 1ターン目の動きを強くする
従来の拡散型の1マナ域は楽園の拡散4枚、激浪の形成師4枚の計8枚体制です。
しかし激浪の形成師は基本的にキッカー能力を使って場に出すことを前提に2マナ域として換算した場合、単純な1マナ域は楽園の拡散4枚のみとなります。
初手に引きたいカードである楽園の拡散を引けないと劣化型青単としてのゲーム開始を余儀なくされることもあり、必然的にマリガン回数も多くなる傾向がありました。
そこで、初手に欲しいカードをもう1種類(4枚)入れることで1T目の強い動きの再現性を高められると考えました。
相手にやられて嫌なこと+拡散型マーフォークとのシナジーを考えた際、白羽の矢を立てたのがモダンホライゾンⅡの顔であるラガバンだったのです。
② 2ターン目に3マナアクションが出来る
拡散型の特長は2T目での3マナアクション、3T目での4マナアクションです。
ここにメロウの騎兵を組み合わせることで手札から2マナのマーフォークを連打し、青単にない爆発力を生み出せる点が拡散型の強みとなっています。
しかし現在のモダン環境は力線の束縛の登場による多色化の影響で、対策カードである血染めの月の採用率が上がっています。
この状況は基本的に1T繁殖池→楽園の拡散が理想ムーブである拡散型にとっては向かい風(繁殖池が山になることで拡散が外れる)であり、血染めの月を意識して拡散をサイドアウトするマッチアップも増えてきています。
拡散をサイドアウトすると先述の通り劣化型青単としての戦いを余儀なくされるのですが、そこで活躍するのがラガバンの宝物生成能力です。
1Tラガバン or 2Tラガバン(疾駆)による2T目の宝物生成は疑似的な楽園の拡散として2T目での3マナアクション、3T目での4マナアクションにつなげることが出来るのです。
③ 相手のペースを乱す
このデッキは所謂「地雷デッキ」であり、その強みを活かすプレイが勝率に直結します。
対戦相手の目線に立って考えると、
☆拡散型マーフォーク
相手1T目:繁殖池→楽園の拡散(指定:青)
拡散型マーフォークの知識がなければ、ここから相手2T目の動きを予想するのは困難だと思います。
経験上、2T目にマーフォークをキャストしてから相手がアーキタイプを認識するというイメージです。
☆バントマーフォーク
相手1T目:フェッチランド→自ターンエンド時にスパーラの本部(緑白青トライオーム)タップイン
拡散が初手にない場合はこの動きを取るのですが、この段階でこちらのアーキタイプが特定されることはまずありません。加えて、2T目にマーフォークをキャストしても「マーフォークで3色???」という違和感を植え付けることができます。
☆4Cマーフォーク
相手1T目:繁殖池→楽園の拡散(指定:青)
同 2T目:蒸気孔ショックイン→3テフェ or ラガバン(疾駆) or シヴィエルンetc ...
どうでしょうか、この動きでこちらがマーフォークと分かるのはおそらく私とこのNoteの読者の方以外存在しないと思います。
他にもあまりやりたくはない初動ですが、
相手1T目:魂の洞窟(指定:猿 or 海賊)→ ラガバンという動きも出来ます。
ここで指定を海賊にすると「海賊シナジーもあるのか?」という疑念を植え付けることができるかもしれません。
初手にフェッチがなく青緑と青白のショックランド+呪詛抑え+テフェリーという手札で今大会でも「魂の洞窟セット、指定パイレーツ」と宣言する場面がありました。
これについては手札に青青シンボルが必要なカードが多い時には避けた方が良い動きではあるので注意が必要です。
■サイドボーディングについて
以下が本日のサイドボーディングとなります。
基本的には拡散とラガバンを入れ替えるアグレッシブサイドボードの運用で高い勝率を残すことが出来ました。
1回戦 赤白バーン ✕○✕
out 拡散④、メロウ④、アトランティスの王②
in 白力線④、ラガバン④、チャリス②
2回戦 独創力 ✕○○
out 拡散④、テフェリー③、メロウ①
in 白力線④、ラガバン④
3回戦 赤黒想起 ○✕○
out 拡散④、メロウ④
in 白力線④、ラガバン④
4回戦 4Cエレメンタル ○○
out 拡散④
in ラガバン④
5回戦 リビングエンド ✕✕
out 拡散④、メロウ①
in チャリス③、アショク②
SE1 カウンターモンキー ✕✕
out 拡散④、否定の力③、メロウ②
in チャリス③、ラガバン④、アショク②
6.デッキ改良案
今回の大会でラガバンの強さを体感できたので次回は拡散をバイアルに変更+ラガバンをメインに入れた構成を試して参ります。
引き続き遊び心を持ちながらデッキ構築を楽しんでいきたいと思います。
今回もここまでお付き合いいただきありがとうございました。それでは。