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YouTube配信における時間指定(タイムスタンプ)について

 新年1発目のnoteは、とある方からの話があり、タイトルの通りYouTube配信における時間指定( タイムスタンプ )についてのnoteとなります。

 配信をX( 旧Twitter )にポスト( ツイート )すること、推しのポスト( ツイート )をリポスト( リツイート )する、配信にコメントをする、アーカイブや動画にコメントをする、スパチャをする、FANBOXに入る等、推しのためにできる事をすると言うのは当たり前ですが推しの助けになる事だと思います。 

 その中でも、『FA描くのはちょっと無理かなぁ…』『切り抜きをやってみたいけど無理だなぁ…』『ちょっとお金が無いからお金を使うのは厳しいなぁ…』と思う方も居るかと思います。
 ですが、推し事のすべてはそれだけではありません!
 
FAが描けない、切り抜きのハードルも高いけれども何かしたい!
 
と言うリスナーへの推し事の助けになればと思います。

 そのためにできる事というものをこの機会に書かせて頂きたいと思います。稚拙乱文となりますが、最後までご覧いただければ幸いです。


1.時間指定( タイムスタンプ )って?

 以前のnoteの記事にも書いていますが、また改めて書かせて頂きます。
 
タイムスタンプとは「ある出来事が発生した日時・日付・時刻などを示す文字列。狭義には郵便物の発送日時等を示すために押される郵便印のことを指す」のが本来の意味であり、現在ではコンピュータにおける「ある時刻にその電子データが存在していたことと、それ以降改ざんされていないことを証明する技術。」ということを指すことが多いですが、今回についてはそのどちらでもありません。

 今回のnoteで説明させて頂くタイムスタンプはYouTubeの概要欄( 説明欄 )やコメント欄で見られるタイムスタンプ( チャプターポイント )と呼ばれるもので、動画もしくは配信のアーカイブにて視聴者が目的のシーンや情報へ素早く辿り着くことができるようにしたり、目次としての機能を持たせることで、動画内の必要な項目や情報へすぐに到達できるようになる機能の事を言います。
 チャプターとして馴染み深いモノとして挙げられるとすれば、DVDやBlu-rayなどについているチャプターポイント選択やスキップの機能と似たようなモノになります。
 以下は実際に私が作成しているタイムスタンプの一例になります。

写真1 タイムスタンプ見本
写真2 タイムスタンプ見本
写真3 タイムスタンプ見本

 さて、このような形で配信にタイムスタンプがあると皆さんが配信を見直したいと思った時どうでしょうか?
 上記の画像のタイムスタンプは歌枠になりますが、『この歌枠でこの曲を歌ってたんだ!』『このタイミングにお知らせがあったんだ!見てみよう!』『こんな話をしてたんだ!ちょっと聞いてみよう!』となります。
 昨日のあったであろう配信を見逃した人も助かり、途中から見て前半を見逃したリスナー、後半を寝落ちてしまったリスナー、その配信者を半年後、1年後に知った新規のリスナーもとても助かることになります。

 そして、次の項目に記載する拡張機能を使うことにより、比較的安易に作成でき、時間をかけることによってタイムスタンプの質を上げることも可能です。

2.使用しているソフト、拡張機能など

 さて、ここからは使用しているソフトや拡張機能などについてご紹介させて頂ければと思います。
 まず、私の環境ですが、以下となっております。
 使用環境:Google Chrome
 使用拡張機能:SukoStamp
となっております。OSなどの環境については面倒なため今回も割愛させて頂きます。(そこまでつよつよPCではありません。)

 さて、先ほど使用拡張機能で記載させていただいた、SukoStampについて説明させて頂ければと思います。
 こちら作成者様は塗田一帆(ぬるたいっぽ) 様となります。
 機能としては、YouTubeのタイムスタンプ作成支援ツールという事だけあり、拡張機能を有効にした状態で、「♥」ボタンをクリックすると動画・配信の経過時間がメモされ、ライブ配信中でもリアルタイムで経過時間を取得することが可能です。
 これによりリアルタイムにてタイムスタンプを作成することが可能となっております。状況次第では配信終了後すぐにタイムスタンプをアーカイブコメント欄に投稿することが可能です。

 詳しくは上記の記事もご覧ください。
 こちらのSukoStampとは別に、むふー 様 制作のブックマークレット時間指定メモもあります。
 ブックマークレットとは、ブラウザのお気に入り( ブックマーク )に登録して使用することで、特定のアクションを行うプログラムとなっております。
 こちらはブラウザを選ばないので、多くの環境で使用することが出来ますが、私自身こちらに関しては使用していないため以下のnoteをご覧ください。

3.タイムスタンプ作成時に気を付けていること

 また、私がタイムスタンプを打つ際に気を付けていることとして、以前のnoteとの変更があり、以下となります。

①歌枠は( artist - Song Title )の順番で打つようにしていること
②タイムスタンプを別な方が打っても気にしないこと
③見やすいタイムスタンプを作るようにすること
④暴力的な言葉やセンシティブに引っかかる可能性のある言葉を使わないこと
⑤全ての発言を拾わないこと
⑥凝っても凝らなくても良いこと
( ⑦配信のリスナーにて海外ニキネキが居る場合においてはローマ字もしくは英語でのタイムスタンプを打つようにしていること )

という上記の6つ(7つ)となっております。
細かくは小見出しを作りつつ説明していきたいと思います。

①歌枠のセトリは( Artist - Song Title )の順番で打つようにしていること

 ①については一番大切にしている理由があり、「詞も曲も全く違うのに同じ曲名がついている」『同名異曲』が存在するという理由が上げられます。
 また、私は『Artist - Song Title』の順番で書いておりますが、『Song Title - Artist』でも『Artist / Song Title』でも『Song Title / Artist』でも問題ないかと思います。皆さんのやりやすい書き方でタイムスタンプにしてもらえればと思います。
『同名異曲』の例を挙げるとすれば、以下の通りとなります。
(以下、アーティスト様は敬称略とさせていただきます。)

①ハルジオン
 →BUMP OF CHICKEN or YOASOBI etc...

②虹
 →福山雅治 or 菅田将暉 or Aqua Timez or ゆず etc...

③ありがとう
 →SMAP or いきものがかり or 水前寺清子 or FLOW etc...

④恋人
 →徳永英明 or 鈴木雅之 or aiko or 福山雅治 or KALMA or 森山良子 etc...

⑤恋
 →星野源 or Back number or GReeeeN or 奥華子 etc...

と5種類の楽曲をこちらに書かせて頂きましたが、このように「詞も曲も全く違うのに同じ曲名がついている」『同名異曲』が存在しており、楽曲名のみを記載した場合どのアーティストが歌っている楽曲なのかというのがわからなくなるため必ずアーティスト名を記載するようにしております。
 アーティストに敬意を払ってこそでもあると思うので、この様な書き方をしております。

②タイムスタンプを別な方が打っても気にしないこと

 タイムスタンプを打っていて画面を更新せずにいたら、偶然同じタイミングにタイムスタンプを作成していた別なリスナーが同じ配信にタイムスタンプを打っていた。なんてこともよくあります。また、最近見なかった常連のリスナーがフラっと現れてタイムスタンプを打っていたなどもあります。そんな時、相手のタイムスタンプが凝っていて消したくなるなどもありますが、私は被っても消さないようにしております。
 ですが、そんな時でも魔法の言葉『自分用』や『オススメポイント』と書くだけでハードルは低くなりますので、ヤッチマッタ…と思ったら一言付け足すこともいいかと思います。
 せっかく作ったタイムスタンプを消すのは大変勿体ないので推しのためにも残して行くのが大事だと思います。

③見やすいタイムスタンプを作るようにすること

 一番初めの説明に画像をつけておりますが、例えば歌のタイムスタンプでは🎶を入れる、トークの部分では💬を入れるなどをする事によって、トークパートと歌のパートを切り分けるようにするなどがあります。
 下の画像をご覧ください。

図4 最近のタイムスタンプ

 また、自分用のタイムスタンプとならないように、『誰が見てもこの時にこんな話をしていたんだ!』とわかる言葉を使うようにしています。
 ここで注意することは、『擬音を使わないようにすること』『その時のトークがわかりやすくすること』だと思っています。
 擬音を使った場合、自分用としては面白いタイムスタンプになるかもしれませんが、アーカイブを見る方や後から見直そうと思った時に「このタイムスタンプのトークの内容って何だっけ??」となる事を防止しております。
 また話の前後関係がわかるようにタイムスタンプを打つことも大事です。

④暴力的な言葉やセンシティブに引っかかる可能性のある言葉を使わないこと

 配信の中の過激な発言やちょっとしたセンシティブな発言をピックアップしてタイムスタンプを打つと言うことは確かに楽しい事かとも思いますが、YouTubeのコメント欄へと書き込んだ場合、コメントのNG設定などにより、弾かれてしまい、タイムスタンプを作成した本人からは見えているのに配信者や他のリスナーからは見られる状態になっていないということもあります。
 なので曲名などもかなり危ない場合もありますが、曲名は別として、トークに関するタイムスタンプではそのような言葉を使わないようにしております。
 また、問題なさそうな場合においても、何故かYouTube側にてコメントが配信者側の承認待ちになっている場合もあるにはあるので、その時は諦めたりすることもありますが、配信者側に一言伝えさせて頂いてコメントを有効にしてもらう場合もあります。
 この確認できるかどうかについては、自分のアカウントでYouTubeにログインしている場合は普通にコメント欄に表示されるため、アカウントをログアウトするか、ログインしていない別なブラウザから確認する、別なアカウントで確認する等しないとわからないので、もしかしたら??と思った時はアカウントを変えて確認してみることも大事です。

⑤全ての発言を拾わないこと

 まぁ当たり前の事ではあるかと思いますが、ある意味タイムスタンプは切り抜き動画と同じようなことではあるので、『自分がここは楽しかった!みんなにも聴いてもらいたい(見てもらいたい!)!』と言うところを拾わない限りかなりの労力がかかります。
 そして本当に長いタイムスタンプになってしまうので、先ほど書いた通り、『みんなに聞いてもらいたい所』と言う場所にタイムスタンプを打つように心がけています。
 もし、自分がタイムスタンプを打たなくても他の方がもしかしたらタイムスタンプを打っている可能性もあるので気にしなくて大丈夫です!

⑥凝っても凝らなくても良いこと

 画像ではかなり凝った感じのタイムスタンプになっていますが、正直ここまで凝ることは無いかと思います。いや凝らなくていいです。
 凝れば凝るほど編集してしまい、ただただ長いタイムスタンプになってしまい、見難くなります。
 歌であれば歌のみを、トークであればトークのみを、書くだけでも後から見るリスナーは大変助かるかと思います。場合によっては、オープニング、配信の声入りの部分( 00:01:36 配信開始 )だけあっても大変助かる時もあります。
 誰かが補足してくれる場合もあるので、軽率にタイムスタンプを試しに作ってみませんか?

⑦配信のリスナーにて海外ニキネキが居る場合においてはローマ字もしくは英語でのタイムスタンプを打つようにしていること

 ローマ字もしくは英語のタイムスタンプを打っておりますが、これは配信者の方によって異なっており、海外ユーザーが見られた場合はDeepLなどを使用し翻訳しつつ作成させて頂いております。
 この翻訳に関してはあくまでもこちらの練習も含めて対応している形になっております。リスナーの国籍次第では増やすことも検討している状態でもありますが、現状英語のみで対応しております。
 これに関しては補足事項になるため、このくらいにて内容を終わらせて頂きます。

4.タイムスタンプを作ってみて

 さて、私自身2022/03/06からタイムスタンプを打ち始めて気づけばまもなく2年になる所ですが、この推し事をして良かった事を書いていこうかと思います。

①推しの推せるポイントを再認識するきっかけになった
②切り抜き動画をする時のポイントが分かるようになってきた
③推しやリスナーに覚えてもらえる時がある

というこの3つになります。
 ①についてですが、私はリアルタイムで配信を作成している時が多いですが、それとはまた別にDVR機能※1が無効の配信があります。
 その場合については、リアルタイムで作成していても微妙な誤差の修正などにより、再度配信を一通り聞きなおす場合もあり、その際に「あっ!ここも良かったな!」「ここ可愛かったな!」などと言う気づきになりタイムスタンプを修正する、追加するなどもあります。
 DVR機能が有効な場合は、配信の音声を拡張機能を使用し左右に振って右耳をリアルタイム、左耳を過去の時間にし、タイムスタンプを打っている場合もありますが、やはり調整で聞き直すこともあるので新たな気づきがある場合もあります。

※1 DVR機能
 配信中でもシークして映像を遡って視聴することができる機能。

 ②についでですが、ちょっと上記の①にも書いていますが、その配信の楽しい所をかいつまんで打っていくことになります。
 結果として、その配信で切り抜かれれば面白いのかな?という箇所が分かってくるのであとは動画編集を覚えれば…!というところで筆者は挫折してやっておりません。動画編集がちゃんとできるくらいのスペックのPCが切実に欲しいです…。
 まぁPCの寿命も近いようなので、ちょっとスペック上げつつやれることを広げて良ければなぁと思っていますが、現状器用貧乏になりつつあるので、悩みの種でもあったりします。

 そして最後に③になりますが、タイムスタンプを打っていると配信者さんに「タイムスタンプありがとう!」と言われる時もありますし、リスナーさんからもリアルで時に「歌枠中心にタイムスタンプ打ってる島田シロですー。」というと『あぁ!!あの人か!!!』となる事がよくあります。気づけばその配信内での認知度も上がりますので、是非やってみるのもいいかと思います。
 最初は本当に気軽に打ってみて少しずつ改善していけばいいと思うので是非タイムスタンプの沼においでくださいませ!

5.まとめと『推しは推せる時に無理せず推せ』

 ということで改めて私が最近活動が落ち着いてきてしまっていますが、メインでFAとして作成している痛グラスとは違う方面からアプローチしている推し事のタイムスタンプについて長々と書かせて頂きました。
 『お金が無いから推し事できないよ…』『FAを描けない(作れない)から推し事とは言えないよ…』など言う方もいますが、推し事の形は人それぞれお金を出すことFAを書くことだけが推し事ではありません。
 投稿した動画や配信をX(旧Twitter)に拡散する事、動画や配信にコメントを残す事、推しのポスト(ツイート)をリポスト(リツイート)する事も大事でとても大切な推し事だと思います。

 そして、タイトルの最後に書かせて頂きましたが、『推しは推せる時に無理せず推せ』が一番大事です。推しにお金を使い過ぎて破産する、時間を使い過ぎて身体やメンタルを壊すなどというのが本当に意味がありません。
 ですが、その推しとの出合いは一期一会。
 その推しの活動を自分が出来る範囲での推し事ができるようになる手助けになればと思いこの記事を終わりにさせてもらえればと思います。

 それではまたいつかの記事でお会いできればと思います。
 最後までお付き合いいただいた方はありがとうございました。
 またお会いできることを楽しみにしております。

おまけと宣伝

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 管理者含め、主にライトユーザー多めですのであまりビビらずに入ってきてもらえればと思います。活動者の方も入っていただいても問題ありません。
 こちらのサーバは創作やV全般の情報交換・布教などの場にできればと思っています。ご興味ありましたら是非覗いてみてください。
 詳細は以下をご覧ください。
 ツリーにて詳細などもありますのでご確認いただければ幸いです。
 ご不明な点がございましたらご連絡いただければ幸いです。


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