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100日目に破産する会社員

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ギャンブルの魔力から逃れられるか? 新入社員の神倉は会社の同期に唆され、ギャンブルの沼に嵌まっていく! 会社員生活の光と闇が交錯するハイスピード現代活劇!毎日更新中!会社員、就活…
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#小説

100日目に破産する会社員 〜49 日目

「神倉!おい、起きろ」 あれ?いつの間にかバカラテーブルで居眠りしてしまっていたのか。 というか、5000万円相当あったチップも無くなっている!! いったいどうなってるんだ?? 「ポケットにもチップは無いのか?」 ポケットを探ってみるても、完全に空っぽだった。 段々記憶が戻ってきたが、5回連続でバンカーが勝っていたから、その流れでバンカーに残りチップをオールインしてしまったんだった。なんてことだ…. 聞いてみたところ、武田はわざわざ心配して仕事を休んでマニラまで様子を見に来て

100日目に破産する会社員 〜48 日目

「神倉、いいか?今すぐバカラは辞めて日本へ帰ってこい」 武田は、心配して神倉に電話をかけてくれたのだ。現在の軍資金は日本円で約5000万円、あれから更に増えたのだ。なお、寺田君は金がなくなったので普通に帰ってしまった。 神倉については、カジノホテルからVIP扱いされてスイートルームを提供してくれたのだ。何泊してもよいらしい。会社ももういいかと思って、好きなだけ滞在することになったのだ。 「会社で、神倉が出社していないと話題になってるんだぞ。ひとまず今日は、交通事故にあったらし

100日目に破産する会社員 〜47 日目

「プレイヤー、バンカー、プレイヤー、バンカー!」神倉はひたすらバカラに賭け続けていた。 途中で寺田君も戻ってきて、二人でハイリミットエリアにいた。 なんと、元手10万円がトントン拍子で1000万円まで化けたのだ。たった60時間の出来事である。 「この調子で行けば、10億円も夢じゃないな!」神倉と寺田君は、ベロベロに酔っ払いながら、ひたすら賭けを続けていた。

100日目に破産する会社員 〜46 日目 第六章〜マニラリベンジマッチ〜

「一体どうなってるんだ!?」神倉は起きるとカジノにおり、大量のチップが手元にあることに驚いた。 そうか、寺田君とマニラについてホテルチェックイン前に軽くカジノで遊ぼうという話になり そのままぶっ通しで遊んでしまっていたのだ。 「ええと到着が〜日だから…ぶっ通しで48時間も遊んでいたのか!?」 そうだそうだ、ひたすらバカラでカードを絞りまくっていたんだった。というか、このチップ一体いくらあるんだ? 神倉は細かいことには気にせずにとりあえず、再びバカラを遊ぶ事にした。一緒に来た寺

100日目に破産する会社員 〜45日目

「寺田君はなかなか博徒としての才能がありそうだな笑。マニラに行くのは来週だっけか?」武田は多少ふざけた顔で話した。 今日は仕事終わりに武田と近くの中華屋で飲みに来ているのである。武田は頼んでいた天津炒飯とビールが届いたので、早速飲み始めた。なんでも神倉と寺田君の勝利に向けた前祝いらしい。 先日は、寺田君が狂ったように賭けまくっていたので、神倉はマニラ行きが不安で仕方がなかった。 「まぁ細かいことは気にせず楽しんで来いよ笑」武田はそこまで不安視していない様子だ。 武田もマニラ

100日目に破産する会社員 〜44日目

「スリーサイド!!!来い来い来い!!!」神倉とその弟子である寺田君は、アミューズメントカジノでバカラに興じていた。今度二人でマニラに行くことになったので、その講習である。 「あいつ目が極まってないか?笑、いくら使ってるんだよ笑?」武田は心配そうに聞く、暇だったのでついてきてくれたようだ。 二万円以上はもう使っている気がするぞ、こんなやつカジノに連れて行って大丈夫なのか?💦

100日目に破産する会社員 〜43日目

「どうだ?安いだろ笑、買わなくていいのか?神倉?」武田は、社食で醤油ラーメンを啜りながらマニラのコンドミニアムを買ったらどうだと提案してきた。 武田の話によると、1000万程度で買えて、今後は値上がりの可能性が高いらしい。 「またマニラでカジノステイする時にもってこいだろ?笑、もし将来ポーカー専業するとしてもコンドさえあれば大丈夫だぞ笑」 「50-100でも時給5bb出せれば、一日8時間月20日稼働すれば月収8万ペソ、これだけあれば十分暮らしていけるだろう笑」 武田が色々勧誘

100日目に破産する会社員 〜42日目

「悪いな神倉、今日はごちそうさん笑」今日は寮にある麻雀ルームで、会社の同期と麻雀をやっていたのだ。 今日は武田の調子が良く、連続で上がられた上に、国士無双を武田に振り込んでしまい、悲惨な結果になってしまった。 「え?神倉は積み込みやってないのか?手積み麻雀なんだから積み込みくらいして当然だろ笑」 こいつ、イカサマしてたのか。なんてことだ。その後、何度か文句を言ったが、手積み麻雀は積み込みが前提のゲームだと言って聞かなかった。 もう、こいつと麻雀するのはやめよう。

100日目に破産する会社員 〜41日目 第五章 弟子入り希望!

「神倉に弟子入り希望者が来たって!?」武田が驚いた様子で話す。今日は武田はとんこつラーメンを食べているようだ。 フィリピン旅行から帰ってきて、久しぶりに出社してメールを見たら、関連会社の見知らぬ社員から海外カジノに連れて行ってほしいと連絡が来ていたのだ。 カジノ好きが社内でばれて、からかわれることはたまにあったが、まさか弟子入り希望者まで出てくるとは。 「神倉は弟子入りを許可するのか?笑」武田がニヤニヤしながら質問した。

100日目に破産する会社員 〜40日目

「何でスーツケースに薬莢が!?」神倉は、出国の手荷物検査で引っかかってしまったようだ。 というか、薬莢なんて入ってる訳ではないだろう?どうなってるんだ。本当に薬莢か確認してみよう。 「触るな!」武田が大きな声を出した、その後武田が行き成り動画を取り出し、警察を呼べと言い出した。すると、驚くべきことに突然係員は通って良いと言い出した。 「気をつけろよ、この手の賄賂を要求する方法はよくあるらしいからな。薬莢に触らなければ指紋が無くからな」 成る程、武田のお陰で助かった。武田のスー

100日目に破産する会社員 〜39日目

「Give me all your money.」神倉は路地裏でフードを被った男性に、ナイフを突きつけられてきた。 武田と、町中のローカルカジノの帰りにうっかり路地裏に入ってしまったのだ。 「Take it easy.」武田はナイスを持った男性をなだめると、現金を渡そうとした。 その瞬間に、どこからかパトカーの音がした。男性が動揺した瞬間に武田が現れて、逃げるように促す。なんとか逃げることができた。 「スマホでフィリピンのパトカーの音を探して流したんだよ。危なかったな」ど

100日目に破産する会社員 〜38日目

「このあたりはめちゃくちゃきれいじゃないか!?」神倉と武田は驚いていた。 このあたりは、ハイストリートと呼ばれるマニラでイケてる人たちが集まるエリア?らしい。 正直マニラは、カジノ以外の場所は物乞いなども多いのだが、このあたりは全く雰囲気のが違う。 例えるならば、普通に東京みたいな雰囲気なのである。 いやー、フィリピンもやはり貧富の格差が激しいんだな。神倉は実感したようだ。

100日目に破産する会社員 〜37日目

「警備がえらく厳重だな」神倉はモールへのボディチェックを受けながら話した。マニラ近郊のモール(モール・オブ・アジア)にやってきたのだ。 マニラのモールは、規模がめちゃくちゃ大きくて、セキュリティも厳重である。ショットガンのような銃を持った警備員さんが警備していることもある。 神倉と武田は、モールにスケートコートや大規模な遊具などなんでもあることに驚いていた。 「さぁ、今からは別のカジノで勝負するかあ」武田と神倉は配車したgrabに乗り込んだ、オカダマニラというカジノで一

100日目に破産する会社員 〜36日目

「おい!神倉反応するなよ」子供の乞食に反応したら、武田に怒られてしまった。 神倉たちは、朝食を食べるために近所のフィリピンのハンバーガーショップにやってきたのだ。 すると店外から、コップを持って物欲しそうな顔をした子どもたちが覗いてきた、どうも乞食のようだ。 「この国はカジノやモールの中と、外では全く雰囲気が違うな。すごく格差を感じるな。」 武田の話を聞きながら、スパゲッティを食べたが、めちゃくちゃ甘かったので微妙だった。