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100日目に破産する会社員

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本
ギャンブルの魔力から逃れられるか？ 新入社員の神倉は会社の同期に唆され、ギャンブルの沼に嵌まっていく！ 会社員生活の光と闇が交錯するハイスピード現代活劇！毎日更新中！会社員、就活…
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100日目に破産する会社員 〜28日目

「武田悪い、今確変入っちゃってな、ちょっと待ってくれ」神倉は武田に電話で謝罪した。 今日は武田とレトロゲームバーに遊びに行く約束をしていたのだが、待ち合わせ時間まで時間があるのでパチンコで時間を潰していたのだ。  じゃあ早速マリカーでもやるか、武田と神倉はバーに着くなりビールとスナックを注文して、ゲームを始めた。10分ほど待ち合わせには遅れたのだが、武田は対して気にしていないようだ。 なんでもこの店は、古物商の資格も持っており中古販売ゲームの試遊という名目でゲームを遊ばせ

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100日目に破産する会社員 〜26日目

「昨日は結局裏でやられたのか」寮の食堂で、武田がとんかつとビールをつまみながら話す。 不思議だった、結局昨日の裏カジノでのポーカーは、はじめは勝っていたのだが、しばらくするとやたらレイズされて降ろされたりやたら強いハンドを引かれて結局降りられずにチップを、放出してしまった。 「普通に、前半にプレーを見極められて、適応されたんだろうな」武田に諭されて、敗因にうすうす気づいた。自分自身は自分のハンドしか見えておらず、他のプレーヤのことは、得に考えていなかったのだ。 武田は、

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100日目に破産する会社員 〜25日目

「フルハウス！」神倉はドヤ顔でハンドをショウした。紹介してもらった裏ポーカー店でポーカーをしているのだ。 レートはブラインド200円-500円、神倉は五万円をバイインしたのだが、相当ツイており今は15万円に増えた。 アミューズメントポーカー店で見たことのある人もいる、思っていたよりは皆見た目は普通である。 「武田は今日はAJPC本戦かあ」神倉は、無料の出前カツ丼を頬張りながら、考えていた。 武田は表のポーカー大会、自分は裏でキャッシュゲームかと思うと、複雑な感情を持った

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100日目に破産する会社員 〜24日目

「え！神倉の職場に元裏カジノのディーラーの人が？」武田が、社食の天丼を頬張りながら話す。 そう、なんと神倉の職場の関係社員に、元裏のディーラーの人がいたのだ。神倉のカジノ好きは既に噂が広まっており、話しかけられたらしい。 「てか、なんでそんなに嬉しそうなんだよ笑」と笑われてしまった。まぁ確かに別に喜ばしい事では無い気がする。なんでも、ポーカー専門の裏カジノに案内してくれるらしい。どうも、駐車場代金も飯代も無料らしい、 「おいおい、それ大丈夫か？」武田はやや不安げだったが

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100日目に破産する会社員 〜23日目

「Aハイフラッシュで神倉さん飛びです！」神倉はため息をつく、AAとAAのセイムハンドでの対決になったのだが、♥のカードが場に4枚出てしまい、相手にフラッシュを作られてしまったのだ。 わざわざAJPC予選のために大阪まで来たのに、ワンハンドで飛んでしまうとは悲惨である。 「神倉さんドンマイ笑」ディーラーの女性が励ましてくれた、たまたまだが行きつけのメイドカジノのディーラーの子である。ヘルプで駆り出されたのだろう。 「2%だ、まぁしゃあないな」武田も励ましてくれた、武田は次

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100日目に破産する会社員 〜22日目 〜 第3章 広がる世界

「いやあ、佐木さんの講習はためになるな」武田が餃子の王将のラーメンをすすりながら話す。 ラスベガスでの大敗を受けて、ポーカーの勉強を本格的にすべく、ポーカーオフの友人たちとポーカーの講習を受けているのだ。 なんでも佐木さんはマカオやベガスのキャッシュゲームで稼いでいるプロ中のプロで、たまたま日本にいるので講習を開いていてくれるらしい。 「自分自身が本当に理解するためには、人に説明できないとだめか、確かに納得だな」佐木さん自身が講習をする理由は、自分自身の理解を深めるため

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100日目に破産する会社員 〜21日目 〜

「おい！神倉！もうホテルチェックアウトの時間だぞ」スロットマシンに突っ伏して寝てしまっていたところを武田に起こされた。 もうラスベガスのラストナイトだったので、部屋に戻らずにオールナイトで遊んでいたのだ。あれ？持ち金もない。 キャッシングの枠を全て使い切って最後の勝負を挑んだのだが、持ち金全てを使い切ってしまい、そのまま寝てしまっていたのだ。 「気にするな、次回取り戻せばいいじゃないか」武田は自分がほぼ全ての持ち金をスッてしまったことを、うすうす気がついているようだ。

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100日目に破産する会社員 〜20日目 〜

『ぷかーん』神倉は、ラスベガスのホテルで一人プールに浮いていた。残念ながら、持ち込んだ現金約1000ドルが尽きてしまったのである。もうラスベガスの日程もないので、最後の勝負だと張り切って賭けたが、負けてしまったのだ。 今朝は部屋で武田がまだ寝ていたが、放置してそのまま、朝から来ていたのだ。持ち金のことを聞かれるのが嫌で飛び出して来てしまった。 「持ち金が尽きても、プールがあれば安心だな！笑」武田が以前冗談で語っていた言葉を思い出す。あいつの言われた通りに行動してしまってい

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100日目に破産する会社員 〜19日目 〜

「Hi! Sin 1-2nl?」ポーカールームのフロアが、神倉の顔を見るなりそう言い放った。   神倉と武田の二人で、ベネチアンのポーカールームにやってきたのだ。毎日朝から来ているアジア人が珍しいらしく、顔を覚えられてしまったようだ。そのことを武田に軽くいじられたが、すぐに卓に入れたので、気を取り直してポーカーを遊んだ。 「へえ、ベネチアン快適でいいな。USB端子もあるしwifiも早いしな」武田はベネチアンが気に入ったらしい。   これから、コンプポイントを消費してバフェ（

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100日目に破産する会社員 〜18日目 〜

「Hey Hey Hey !」露出度のやたら高い白人女性が踊りながら叫ぶ。一緒に写真を取ることでチップを稼いでいる人のようだ。 ラスベガス北のダウンタウンに、神倉と武田で来ていたのだが、露出度の高い人やコスプレをしている人がたくさんいた。 突然大音量の音楽が鳴り、アーケード街の天井に映像が投影された。どうもこれが、フリーモントエクスペリエンスという無料のショーで人気らしい。 このあたりは、南部のストリップとは雰囲気が違いレートも多少安く、ギャンブルも多少還元率が良かった

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100日目に破産する会社員 〜17日目 〜

「I can eat Iphone!」ポーカールームで同卓していた白人男性が、いきなり隣の白人女性のIphoneを口にくわえだしたのだ。神倉と武田は、何が起きているかわからず困惑していた。 二人は、ラクソーホテルに移動して、ポーカーを遊んでいたのだが、どうも卓に様子のおかしい男性がいたのだが、とうとう他人のiPhoneを食べだしたのだ。その場は収まったが、白人女性もいい気はしなかっただろう。 さっきも別のゲームでマックしようとしたハンドを少し見せてくれたのだが、実はストレ

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